悪女について (新潮文庫 (あ-5-19)) 価格:¥ 740(税込) 発売日:1983-03 |
有吉佐和子さんの名作、今でも根強い人気であることはレビューの数でわかると思う。
いきなり何事ってこれまた拳さんつながり、昭和53年のTVドラマである。
視聴率的には振わなかったとのことだし実を言えば私も見ておらぬ、だけど連載小説は毎週(立ち読みで)チェキしたし単行本も買った。
影万里江という女優さんは知らないけど写真を見る限りハマリ役だろうという気がした。
ところが家族が何かの拍子に「最初の(戸籍上の)夫の役が緒形拳だった」と言ったので、私は「え、ホント、何かイメージ違うよーな」と思ったのだった。解説では作者はキャストに合わせてキャラを作ったと言ってるけど、そっかなあ・・・・
最初の愛人(たぶん長男の父親)が細川俊之はともかく、もう一人の愛人(たぶん次男の父親)が森繁とか(ちょっと年上過ぎ)、二度目の夫が中山仁とか(逆に若過ぎ)、その妹が中原ひとみとか(兄貴より年上・・・いやそういうツッコミは無意味だってわかってるけど)、緒形拳の弟が池田秀一とか(似てないし若過ぎ!!・・・いやそういうツッコミは無意味ってわかってるけど)、長男(私よりちょっと年下の設定だったハズ)はあおい輝彦、その奥さんは中田喜子(キレイ過ぎ!-このツッコミは無意味じゃないと思う)とか、若い恋人が谷隼人ってのも、もっとフレッシュな男はおらんのかと・・・(ゴメン、でも彼のことは健さんのヤクザ映画に出てた20歳の頃から知ってるんで)
江利チエミ(同級生)、市川翠扇(細川俊之の母)、山田五十鈴(代議士の後妻)、山形勲(代議士)あたりは文句なしにピッタシかも。
馬渕晴子(細川俊之の妹)はよくわからない、ずっと後の朝ドラでガンさんの奥さん(=ヒロインのお母さん)やってた時のイメージが強すぎて(これまたゴメン)、また実母役の女優さん(曾我廼家鶴蝶)を知らないし検索してもわからない、この役には何となく菅井きんをイメージしてたんだけど当時の彼女はまだ50代前半、そんなわけはない、実際どんな感じだったんだろな・・・・
ともあれこのHPを見てもいまいち内容を思い出せないところ(たとえば森繁の奥さん=沢村貞子のくだりとか)があるので、つい本を注文してしまったのだった。