かわいいことはいいことか?

「てくてく東海道ぬけまいり」例によって中野晴行が薦めてくれてソニーにあったので購入
イザヤ七平氏いわく「江戸期の日本は安全だった、東海道を女一人で旅ができた」
そっか、考えてみれば(みんくても)昭和の日本で女一人が乗り鉄できたのもその伝統あればこそだったのかもね(九州の先輩いわく「え、女の子が名古屋から一人で来たの?」はあ、悪かったですか?)

てなことは何の関係もなくこのマンガの舞台は江戸時代、今で言えば小学生の男の子と幼稚園児の女の子がほとんど何も持たずに伊勢参り(それには事情があるのだが)、小さな女の子の行動があまりと言えばあまりにド非常識なので周囲の大人は何とか助けてやりたいとどうしても思っちゃうって設定・・・
一人ぐらいは「なあ君らその調子じゃムリだと思うよ」と言ってくれるヒトがありさうなものなのに、なぜか箱根も通ってしまい今は吉原、あれもう半分近く来てない?

ということこで終わっちゃうのよな、以下次号・・・続きますように

さてここでタイトル、これ中野の推薦文句なんだけど、どんなド非常識でもかわいきゃ許されるの?
だうなんだろ「うるさい、迷惑だよ、親はどこにおるんだ?!!!」になる可能性の方がずっと高いと私は思うんだが・・けどこれ言ってもあんまし意味ないよね

日没

イエス様はおっしゃった
「一日の苦労は一日にて足れり、明日のことを思いわずらうなかれ」
ハイまことにごもっともでございます、さう言いたくなる日ってあるよな・・・

6:45pmの名古屋、左はもちろんテレビ搭、太陽は肉眼的には赤いのだがカメラにとっちゃまだ明る過ぎなのだにゃ

今年のアメコミ映画

「ガーディアンズオブギャラクシー」3年ぶりの新作、前作はロケット/グルートという2体のCGキャラが人間キャラを完全に食ってたが、今回は主人公のピーターと突然現れて「オマエを探してた」というカッコイイ中年のオヤジさん(ホントに実父らしい、昔オフクロさんとつきあってた)、緑の女殺し屋ガモーラとサイボーグ化された義妹のネビュラ、筋肉ハゲ(太田さんの表現)のドラックスと昆虫人のマンティスがそれぞれ見せ場を作ってくれてる、そっか皆さん複雑な事情がおありのようで・・・
とは言え宇宙一凶暴なロケットラクーンはますます凶暴ぶりに磨きがかかってるし、前回のラストて鉢植えになって助かったグルートは自走可能だがまだ小さくて超キュート、やっぱ主演は彼らなのかも

今回の重要小道具はパワー抜群の電池(何だ、それは!!)、ロケットが出来心で盗んじゃってみんな追われる身になったが、おかげでピーターはオヤジさん(名前はエゴ、悪い予感)と再会してトラブルの始まり、またロケットが持ち続けてた電池そのものもラストバトルで生きることになる・・・いや核兵器をもてあそばなくなったのはちょっとだけ進歩かもしれんが、結局解決編は時限爆弾なのかよ?という気もせんではない、小さなグルート(最終兵器木!)が爆弾を抱えて敵地へ潜入
ロケット「これは即爆発のボタンだ、絶対押すなよ」
グルート「I am Groot」(手はそっちのボタンへ」
ロケット「ああ、これは自爆だな(意訳)」
わざわざ作るな、そんなボタン!!っていざと言う時は自爆もやむなしと思ったんだろが

ピーターは相変わらずオフクロさんにもらったウォークマンを大事にしてたのに諸般の事情で壊されちゃってガッカリ、海賊仲間がデジプレを出して
「これは船長(育ての親、たった今ピータ－を助けて死んだ)がオマエのために古道具屋(だったと思う)でみつけといたものだ、800曲入ってる」
ああ、何気に泣かせるなあ、しっかりツボを押さえてるよ、台本作者殿?

次回はアヴェンジャーズと共演ださうだが、さてその頃トニーとスティーブはどうなってるんだろな?

追記－時間合うのがIMAX3Dしかなくてシニア値段でも1900円、ボリやがってと思ったが意外に飛び出してた、これでも両眼視してるらしいのだ、健康診断でわかったが遠くの見えない右目は思ったよりよくて0.2、近くの見えない左目は思ったより悪くて0.4、まずはめでたい(何がだ?!)

またまた西尾維新

「掟上今日子の裏表紙」
忙しいのになぜか読了、今日子さんシリーズも9冊目ださうである、そっか、そろそろ印象薄れた作品もあるな、囲井さんてどんなヒトだった?

ということはさておいてここまでツッコミどころだらけだと揚げ足鳥(それもある程度知識を持つ)はエジキにする気にならん、もうこれはファンタジーだと笑って終わらすしかない、そんな暗号わかるわけないだろ?、BlessとBreathは全然違う言葉じゃねーか(印欧後でもLとRはけっこう間違うというウワサを聞いたことはあるが)

とは言え以前雇われた警備員君が今もしっかりお勤めしてるようなのはめでたい、でも厄介君と役がバッティングしそうなのはちょっと不安な予感、始まった頃は頃まだどっちも一発キャラという予定だったのかもね

それ言うなら最初の頃には今日子さんは本名翼、海外で事故にあって忘却体質になった、天井に「オマエは掟上今日子」の文字を書いたのはアララギという可能性、作者も捨ててなかったんじゃあるまいか、今となってはだう逆立ちしたってあり得んよね

お飾りは存在しているだけでいい

あ、五七五だ・・・なんてことはだうでもよくて、安政の大獄の時に井伊直弼がそう言ったとか言わなかったとか、遠い昔に何かの小説で読んだ、14代将軍を誰にするか大名の間でモメてキレ者と評判の高い一橋慶喜が有力だったのだが、そこは大老が鶴の一声「将軍は賢いかどうかで決めるものではない、血筋を優先すべきだ」
まことに正論だったが井伊大老はその直後(慶喜の実家水戸藩の浪士に)殺され、せっかく選んだ将軍家茂(当時13歳)もまだ若いのに在職8年で亡くなって(このヒトはなぜか殺されたって説を聞かんのよな、これ前にも書いた)慶喜がめでたく(?)15代将軍になったらその途端に江戸幕府は終ってしまったのだった

そう、かつぐミコシは軽いほどいいと言ったヒトもいたよーな、何の話って象徴的存在とはそういうものだということ、後は言わぬがハナってね