怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

京都でおのぼりさんになってみる

2006-08-16 14:56:10 | Weblog

先日、東京方面より大事なお客様がやってきてまして、その方を歓待するのに京都へといってまいりました。単にまあ京都のいいところをご案内、、、というのはおもしろくもなんともないので、むかし少しばかり調査したレンタバイクにて京都観光を敢行してみることにしました。





スタートは京都駅に朝の10時半。完璧なピーカン照りという絶好の?チャリ日和。まあ確実に首周り焼き尽くされるだろうなと思いながらチャリを借ります。八段変速のミニベロなんかにまたがってポーズ決めてるへんなひとがいますが、まあ気にしないでください。





京都駅より西本願寺をそばに見て一路北へ。壬生寺(おもいっきし写真とり損ね)と武家屋敷を横目に見ながらあっという間に二条城へ。上るのはまた今度にして二条駅のそばに行くと、、、出世稲荷神社という初耳の神社が。なにやら、太閤さんとゆかりのある神社だとか。こういうあんまり有名でなくてもこういういろんな名所があるのが京都の京都足る所以なのかなと思ったり。

暑いのは暑いですが、路地裏を進み風も感じて意外に涼しく進行ができました。スタートから一時間ちょっとで北野天満宮に到着します。しかしこれくらいでも結構疲れが来ます。やっぱ真夏の直射日光ってきびしいんだね。





「天神さん」の総本山だけあって、規模はさすがなもの。お休みできるところとかありましたが、「日陰ってこんなに涼しいんだな」って実感ができるくらいとにかくひんやり。いつもはクーラー病まっしぐらのkeihさんでも、ほんものの「涼」にしばしくつろいでしまいます。





ふと境内へと足を進めると、なにやらすごい量の天日干しが目に入ってきます。近づくと、、、梅ですね。神社の人に聞いてみたところ、「土用干し」というものらしく、年末に配る縁起物の準備を約二週間掛けて行なっているんだとか。梅干と言いながら干している現場は初めて目にしたかも。たいがい汗も出てきて、こんな感じの梅が欲しくて欲しくて欲しくて仕方のないところですが、つまみ食いなどせずにぐっと我慢します。

梅で思い出しましたが、同じく菅原道真公を奉った福岡の大宰府の名物が、「梅ヶ枝餅」というもの。梅なぞ入っていない餡の入った焼き餅、だったなそういや。なんとなく共通点が、、、とあとで調べたら、、、いや、わたくし高校時代は調子こいて世界史選択しててこのへん疎かったんですけど、そういうことだったんですね。なんか牛の像とか沢山あったのもそのへんの言い伝えから来てたんですね。いやー、教養ないって恥ずかしいですねほんと。一緒にいるのがえらい人とかじゃなくて良かった。


天満宮を出て、隣のお店でお昼を。サラダうどんとか食べましたが、本命は「冷やし甘酒」。どんなのが出てくるのかな。。。





来た瞬間思わず声が出てしまいました。ふつうカキ氷なんて乗ってこねぇよって。個人的にはすごく甘酒って栄養補給に使えるんじゃないかと思ってて、ひとり勝手に頼んでたんですが、いやいやすごく甘くてひんやり。うどんも良かったですけど、こういう「京」「和」「涼」とかって適当に思い込みをコネクトして増幅させられる点で京都観光っていいなと納得。

ちなみに、wikipediaによると甘酒はビタミン等栄養素が非常に豊富で、点滴とほぼ同じ成分なんだとか。もっと広まればいいのにね。自作がうまくいけば、、、トライアスロンの補給食には、、、向かないか。





北野天満宮を出発後一路西へ向かいます。仁和寺から竜安寺方面に行きます。仁和寺は入り口のみでスルーしましたが、今ちょうど我が一族の菩提寺の住職さんがしばらくお勤めに来ているとかで、後で聞いて背筋が寒くなりましたよ。そして竜安寺。静かな心で並べられた石を、、、、とはいきようのないくらいの人のごった返しにごった煮。しょうがないか。むしろ隣角の苔が生い茂ったあたりのほうがよほど落ち着くというか。

竜安寺を出発し、確実に人だらけの金閣寺をスルーして、北大路通りを一路東へ。この辺で、、、雲行きが怪しくなり一気に大粒の雨が。ずぶぬれになってとりあえずスターバックスで雨宿り。京都駅までチャリ返しに行くにはあまりに北へ来ちまったなと少し後悔をした30分。時計は四時を回ったあたりにようやく雨もやんできて再出発へ。





次の目的地は銀閣寺近辺。大文字焼きを目にすることはなく、また時間の関係で銀閣寺にも入らずといういったい何しに来たんだ状態の中、哲学の道を南へ。京都一周トレイルの標識を見て、春先のトレイルを思い出しながら、マラソン大会を控えた10月は二度山に入ろうと思い直します。その後、南禅時・平安神宮を横目に見ながら二条より鴨川へ。





三条四条と鴨川沿いの川床を横目に見ながら一気に南下。やはり自動車が走っていない夕時の自転車道。ものすごくスムーズに流れます。七条から曲がって京都駅に着いたときはもう六時を回っていました。七時までに自転車を返さないといけないというタイムリミットを考えると、終盤のスキップ連発も致し方なしなのかな。自転車の店の人に聞いてみたところ、トータルの距離で25kmとかで、ここまで乗る人はあんまりいないそうな。普通は錦市場の乗り捨て場でチャリ置いて河原町あたり散策するのだとか。そりゃそうか。消費カロリーも相当なもんだろうな、ということで栄養補給を求めて、京都拉麺小路にある札幌ラーメンのすみれへ





醤油を一口頂きましたが、焦がしたような風味でまたいいですね。次は塩を食べて完全制覇、、、いやいやお隣の桂花もスルーできないしね。楽しみ満載だ。

しかし、ここでオチが。

この東京からいらしたお客様、祇園本店で支店が汐留にある都路里という甘味処でえらい並ばされてしまった怨念を晴らしたくて晴らしたくてしょうがないらしく、どうもデザートにこれを食べたくて食べたくて、、、なに、京都駅のあの斜めになった駅ビルにあるのか。まあ腹ごなしでいいやとに行くことに。





抹茶カキ氷に抹茶アイスがのってしかも抹茶寒天とか抹茶しらたまとか、、、まじで気分悪くなってしまいました。最後の最後ゴール間際で激斜面て感じ。よく食べるよこんな一日チャリのってラーメン食ってビール飲んでこれだからな。。。なんともニンニン。


最後の抹茶はともかく、もう少し涼しくなった時期の京都観光にこの自転車を使ったツアー。非常に乗りやすい自転車ですし、秋頃の京都の交通渋滞のタチの悪さを考えると、個人的には非常にご推奨です。環境にもお財布にもやさしいしで、ぜひお試しいただいてはいかがでしょうか。

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