ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Voyeurs / Two

2022年07月03日 | オルタナティヴ・ロック

Voyeurs / Two (1998)

ジューダス・プリースト(Judas Priest)のロブ・ハルフォード(Rob Halford)と、マリリン・マンソン(Marilyn Manson)やロブ・ゾンビ(Rob Zombie)と組んでいたギタリスト、ジョン5(John 5)のユニット、トゥー(Two, 2wo)。このユニットについては当時はもちろん、最近まで何も知らなかったが、たまたまトレント・レズナー(Trent Reznor)の過去のディスコグラフィーを調べていて彼が参加していると知り、探してみるも廃盤なのかなかなか見つからず、やっとネット・オークションにて手に入れた次第。どうしてこの組み合わせになったのかは調べてみてもあまり情報が出てこない。1998年のトレント・レズナーというと名盤「The Fragile」の発売を翌年に控え、乗りに乗っていた頃。そんな頃にこんなコラボがあったなんて、かなり追っかけていたはずなのに全然知らなかった(クレジットは”Executive-Producer”)。

さて音はというと、さすがオルタナティヴ全盛期。あの頃に一世を風靡した不穏な音が満載。上記のアーティストらをよく聴いた自分には懐かしさも感じるサウンド。当時ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)との関係も深かったDave Ogilvieなんかもクレジットされていて、なるほどと。肝心のロブ・ハルフォードのヴォーカルはヘヴィー・メタルの唱法とは全然違い、やや一本調子でオルタナ特有のハードな音の洪水の中にあり、彼のファンから評判が悪かったのも納得出来る。彼のヴォーカルを生かしているとは言い難い楽曲。当時はジューダス・プリーストは脱退していた時期のはずなので、こういう路線を試していたのかな。自分は面白いと思ったが、これといった記憶に残るポップな楽曲が無いのでアルバム1枚というとやっぱりちょっと辛い…。

ネット・オークションにて購入(¥680)

  • Label ‏ : ‎ Atlantic UK
  • ASIN ‏ : ‎ B000024Y63
  • Disc ‏ : ‎ 1

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2 コメント

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最近インタビューが出てます (ミュウ)
2024-03-09 17:48:06
ロブ・ハルフォード、インダストリアル・メタル・プロジェクト“2wo”について「再評価を待っている」
2024/03/06 18:32掲載(ammas)

何かのきっかけで、TikTokでバズるのを期待しているようです。
確かに、動画のバック・サウンドで使われることはあるかもですね。
まあ、「テクノ」などの音に近いものあり、おしゃれな空間でのBGMに使われる可能性はあるかも。こういう曲だと、ロブでもなくてもいいという感じがしますが・・・
Unknown (ハリー)
2024-03-09 19:44:22
ミュウさん、こんにちは。

私もその記事を見かけました。意外にもロブはあれが気に入っていたんですねー。オルタナ全盛だったことも
あって、当時のロブにとっては斬新なアプローチですよね。コラボは飛ぶ鳥を落とす勢いだったトレント・レズナー。
ただ自分も聴いて思ったのですが、ロブの魅力を充分引き出せていたかというと…。ミュウさんの仰る通り、
”ロブでなくても”というのは私も感じるところです。ま、トレント・レズナーがどこまであの音楽に主導権を
持っていたかが分かりませんが(私、NINの元・大ファンなんです)。

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