Hotter Than Hell / Kiss (1974)
キッス(Kiss)のセカンド・アルバム。デビュー・アルバムと同じ年に発売されている(そうそう昔はアルバム発表のインターバルは1年が目安だった)。邦題は「地獄のさけび」。もともとこのアルバムジャケット(あのノーマン・シーフがデザインだとのこと)に日本語で「キッス」「地獄のさけび」「ジイン・シモンズ」「ポール・スタンリィ」「ピータ・クリース」「エース・フューリ」「カ」などと表記があったのでその邦題になり、その後の「地獄」シリーズとあいなったらしい。なぜデザインに日本語が採用されたのかは知らないが、今見ても横尾忠則、あるいは歌舞伎っぽくてなかなかカッコイイ。
ファーストと比べると若干厚みは増したかもしれないが、相変わらずドラムの音は軽く、曲もコンパクトにまとまっているので、(当時は別として)ハードロックという括りでは軽い部類なのかもしれないが、後追いの自分はキッスのこういうポップというかストレートなロックンロールという面が気に入っているので、アルバムを通して楽しめる。本国でどのくらい売れたのかな、と調べてみると、何とビルボード・チャートで100位。ってコレ、ファーストよりも悪い成績じゃないか…。やはり「Alive!」までのキッスはなかなか苦労したんだねェ。
ブックオフにて購入(¥750)
- CD (1990/10/25)
- Disc : 1
- Format: Import
- Label : Polygram Records