ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大福屋 @岐阜県岐阜市 (※移転)

2017年04月17日 | 岐阜県(岐阜)

珍しく日曜の夜に柳ヶ瀬商店街をブラブラ。日曜のこの時間帯に歩いた記憶はほとんど無いが、通りは閑散として、ちょっと前までの人出の落ち込みを思い出す。平日や昼間はまだしも日曜夜はやはりこんなものか…。どんな商店街でもそうなのかもしれないが、飲食店にとっては辛いところだろうな。この日暖簾をくぐったのは高島屋南の「大福屋」。創業は昭和35年(1960)だとか。主人は柳ヶ瀬で生まれ育った方らしい。ただしこの日調理をしていらっしゃったのは老齢の女性(女将?)で、他に女性給仕が1人。主人の姿は見えず。中はテーブル席が3つとこじんまり。カウンターもあるにはあるが使用されていなさそうだった。ひと通りの麺類、丼ぶりものがあったが、外の看板に「晩酌セット」というのが載っていた。内容はよく分からなかったが、冷たいものが呑みたかったのでビールでお願いした。

待っている間に予約客が入ってきて、上に案内されていた。なるほど2階もあるんだね。少々煙たい店内でテレビの「笑点」を眺めながら待っていると、運ばれた生ビールはキリン一番搾り。口取は芋の煮っころがし。冷たいビールで喉を潤す。ウメーッ。すぐに揚げ餃子が運ばれた。中には海老が入っているようだ。うん、こりゃビールで正解。そしてセットの最後はお好み焼。出てきたのは薄焼きタイプ。岐阜の古い店では珍しくない、いわゆる一銭洋食タイプのもの(逆に言えば絶滅危惧食)。たっぷり1枚分あって4分割にされている。古い店で食べるお好み焼はみなそうだが塗ってあるソースの量は控えめで紅生姜が効いている。旨い。最近のお好み焼は分厚くてソースたっぷり、なんならマヨネーズもかかっていて、ソースも関西と広島のハイブリッドみたいなのばかりだけれど、こんな所でお好み焼屋よりも”らしい”一品に出会うとは。旨かった。

こちらの店、麺類はうどんがメインのようだったが、品書きには「きざみ」「時次郎」「かちん」「梅好み」「淡雪」「ささま」などと、聞いてもどんなうどんなのか分からないものばかり。すごく気になるなァ…。再開発で無くなってしまうまでに次は是非うどんで。(勘定は¥1,000)

この後の記事はこちら

※現在は「レンガ通り店」として神室町1-12-1で移転営業されています

移転後の記事はこちら

 


 

↓ 再開発が決まっている高島屋南の地区を、モザイクタイルがとても素敵な花屋「玉屋工芸社」(写真下左)前の交差点から撮影。西側(写真下右)。右には「すしやす」がある。

 

↓ 「北京」や「文化屋食堂」がある南側(写真下左)と、「玉子屋」、「大福屋」「いしぐれ珈琲」のある東側(写真下右)。北側に高島屋があります。

 

 


 

大福屋

岐阜県岐阜市神室町2-8

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 柳ケ瀬 やながせ 柳ヶ瀬商店街 だいふくや お好み焼き 井ノ口丼 黄金丼 美濃姫丼 麺類食堂 大衆食堂 近代建築 再開発 )

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