宮城県農業高等学校、通称「みやのう」の生徒・教師と牛たちが、あの震災にどう立ち向かい、どう乗り越えていったか。
作者の堀米薫さんが当日名取市に行かれたことを知っていたから、あの瞬間、あの場所の状況を「実感」として描写されていることに、まず、じんときた。
震災で逃げた牛が瓦礫の中でぽつねんと立っているTV影像は、記憶に生々しい。
あのとき、こんなドラマがあったとは。
堀米さんの確かな文章で綴られるこのノンフィクションは、児童文学の可能性を広げた気がする。
鶏の解体の時に、「わたしは、生き物の命をもらって生かされている」と陽子さんが感じた瞬間。
読み手のお腹の中にまで、命の重みが伝わってきた。
津波が押し寄せるとき、間一髪で牛たちを解放することができた渥美先生と山根先生。
鉄骨の上から、流されていく牛たちを見ているしかなかった先生たちは、どれほど辛かっただろう。
45ページの見開きのモノクロ写真、屋上に避難したみやのうの生徒たちがいちめんの津波を見ている風景には、言葉も出なかった。
星空を、生徒たちはどんな気持ちで見ていたのだろう。
でも、助かった牛たちがいて。
牛たちから力をもらって、共進会に出場しようという目標を持つ生徒達。
そして入賞。
読んでいるうちに、わけのわからない感動でぼろぼろ泣いていた。
どじょうさんは悲しみを押し隠しながら取材し執筆されたのだろうと思うと、それもまた泣けてきて。
ご自分も精神的にも肉体的にも、ぎりぎりの状態だったと思う。
そんな中で取材され執筆されたこの本。
書くことがどじょうさんを支えていたのだなと確信した。
あまりに重くて、また読み直して、やっと感想が書けた(大した感想じゃないですが)。
「林業少年」にこの「命のバトン」。
どじょうさんの作品のクオリティの高さ、半端じゃないです。
どじょうさん、これからもますます活躍してください!
内容がわかっているのに何度読んでも感動するのがほんとうの本なんだろうな。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
作者の堀米薫さんが当日名取市に行かれたことを知っていたから、あの瞬間、あの場所の状況を「実感」として描写されていることに、まず、じんときた。
震災で逃げた牛が瓦礫の中でぽつねんと立っているTV影像は、記憶に生々しい。
あのとき、こんなドラマがあったとは。
堀米さんの確かな文章で綴られるこのノンフィクションは、児童文学の可能性を広げた気がする。
鶏の解体の時に、「わたしは、生き物の命をもらって生かされている」と陽子さんが感じた瞬間。
読み手のお腹の中にまで、命の重みが伝わってきた。
津波が押し寄せるとき、間一髪で牛たちを解放することができた渥美先生と山根先生。
鉄骨の上から、流されていく牛たちを見ているしかなかった先生たちは、どれほど辛かっただろう。
45ページの見開きのモノクロ写真、屋上に避難したみやのうの生徒たちがいちめんの津波を見ている風景には、言葉も出なかった。
星空を、生徒たちはどんな気持ちで見ていたのだろう。
でも、助かった牛たちがいて。
牛たちから力をもらって、共進会に出場しようという目標を持つ生徒達。
そして入賞。
読んでいるうちに、わけのわからない感動でぼろぼろ泣いていた。
どじょうさんは悲しみを押し隠しながら取材し執筆されたのだろうと思うと、それもまた泣けてきて。
ご自分も精神的にも肉体的にも、ぎりぎりの状態だったと思う。
そんな中で取材され執筆されたこの本。
書くことがどじょうさんを支えていたのだなと確信した。
あまりに重くて、また読み直して、やっと感想が書けた(大した感想じゃないですが)。
「林業少年」にこの「命のバトン」。
どじょうさんの作品のクオリティの高さ、半端じゃないです。
どじょうさん、これからもますます活躍してください!
内容がわかっているのに何度読んでも感動するのがほんとうの本なんだろうな。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
もうね、表紙のバックの青空が光っているんです。
きらきら。
ああ、今も…、なんですね。そうですよね。
どじょうさんのやさしさとパワー、しっかりいただきました。
でも、どじょうさんすごすぎます。
体こわさないでくださいね。
たまには私みたいにさぼってくださいね。
もうどじょうさんだけの体じゃないですから。
みんなの宝物ですから。