河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

第39回臨床歩行分析研究会定例会

2017-10-15 | 研究・講演
第39回臨床歩行分析研究会定例会が常葉大学(静岡市)で開催されている。

富士山を見るのを楽しみに参加したが、あいにく天候が良くない。

しかし昨日聴いた講演は面白かった。

「骨格筋の損傷と再生 - 筋肉痛は避けるべきか?」
 東北大学大学院医学系研究科 障害科学専攻 運動学分野 永富良一 先生

サルコペニアの要因として活動量の低下や栄養不足などの複合的な要因が想定されている。
1990年代に米国にて高齢者施設入所者に対する筋力トレーニングが筋力の改善に効果的であることが示されて以降、運動プログラムの実施が徐々に普及してきた。1994フィアトロン米国
筋力トレーニング+バランストレーニング
骨格筋は可塑性に富む
漸進性過負荷の原則 RM

血中のCKとミオグロビンが相関する=筋損傷
Z帯の乱れ
近年の運動器の機能向上プログラムの実施内容に対する評価からはマシントレーニングや持久性訓練については一定の予防効果が認められたものの、実施頻度が高いグループ体操やマシンを使用しないトレーニング、レクリエーション等のプログラムにおいては明確な効果があるとは言えないと報告されている。
筋力増強のメカニズムの一つとして筋損傷およびそれからの回復のプロセスがあげられている。
損傷時には遅発性筋肉痛が起こる。
脱水や食事不足などの横紋筋融解症のリスク対策が必要である。
危険因子:クラッシュシンドローム、熱中症・脱水症、甲状腺機能亢進症、低尿酸血症

衛星細胞=骨格筋の再生
1Hzで電気刺激すると収縮性培養筋細胞ができる

No pain, no gain

炎症阻害薬→筋再生阻害


Notchシグナルの異常でサルコペニア
筋再生の遅延
Notchは4種類 筋で3種類
γ-secretaseを構成する4つのサブユニット
PS1なくすと 筋再生を促す
しかし衛星細胞を使い尽くす


マイオスタチン


特定高齢者

追い込むことが必要
危険、無理、痛い苦しいというイメージ
根拠なし

お手柔らかには人のためにならず

運動単位の適応

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