話題の神戸製鋼所に関する記事や報道がまた増えてきました。
株価的には大幅下落の半値戻し越えで ほぼ 「製品的には問題は
小さい・・・・・・何とかなるのでは?」 と評価されています。
2日の取引では前日比+87円の1084円で 「みんなで渡れば
怖くない」 と増々楽観的になってきました。
株の世界では 「ほぼ許されつつある状態」 ですが 会社を導く
歴代の役員が不正を認識しながら放置し続けることは問題です。
私のブログでも以前 神戸製鋼所の紹介をしたことが有り 遡ってみる
とカテゴリー:何とかならないかな・・・・・・2016年6月11日
にありました。
やはり同類の問題でこの会社の社風は変わらないようです。
今回のデータ改ざんの仕方は下記のような方法だった様です。
「入力されたデータを自動的にグラフ化するためのペンが基準値を超え
ようとすると 担当者がペン先を持ち上げて記入しないようにしたほか
手入力で実際とは異なるグラフを書き込んでいた。」
この方法は横浜で4棟建て替えとなった 傾斜マンション問題のデータ
改ざんと同じ方法です。
データ改ざんを判断したのは 孫請けの旭化成建材に出向社員として勤務
していた社員で 事の重大性にきずかず 業界の「慣習」 でした。
元請けは全責任を取り 問題ない3棟を含め 全4棟を建て替えることで
お客様の信頼回復を目指したようです。
化血研不正も 「行政以上の能力があるから製造方法を変えても問題なし」
とのおごりがすべてでした。
神戸製鋼所が6月21日に報告したコーポーレート・ガバナンスを改めて
見ると 1ページ目から空々しいきれいごとが並んでいます。
社会的に影響力のある大会社だから 「本当の話」 が一番いいと思います。