乃木坂の風 16Oct13 ～ 秋元康氏の「初期の乃木坂」発言を読む、ガラスの靴のシンデレラ

スタートしたフジテレビ「海の上の診療所」、乃木坂メンバーが出演する冒頭シーンを見ましたが、とにかく、目まぐるしくカットが変わって、目が回るかと思いました(笑)。

列車の同じ車両に乗り合わせた、主人公で医者の松田翔太が、女子大生役の伊藤万理華、生田絵梨花、桜井玲香に向かって、これから赴任する瀬戸内海の無医島を巡る医療船の話を、ナンパ心丸出しで自慢げにする場面で、ドラマの基本設定の説明になっています。

ところが、乃木坂の三人が画面に映るのは、1人1回にコンマ数秒という短さで、次々とカットが変わるので、乃木坂ファンでなければ、ほとんど顔が頭に残らないと思います。

同じ駅で降りて、ホームで松田翔太と別れるシーンでも、三人の顔は、よく見ないアングルになっていました。

おそらく、制作者は、旅で出会った女子大生A、B、Cという風にして、乃木坂メンバーが視聴者にインパクトを与えないようにしたのでしょう。

ドラマでは、毎回毎回、松田翔太が好きになる美人マドンナが登場するようで、視聴者の関心を、マドンナやヒロインの武井咲に集中させる意図だと思います。

乃木坂の三人、飛び抜けた美人ですから、「マドンナより最初に出て来た女子大生の子の方が可愛いやん」となったら、困りますから(笑)。

ナンパの方は、三人それぞれの彼氏が駅に迎えに来ていて、松田翔太はメールアドレスの交換すら出来なかったんですが、見方を変えると、これからのドラマの中で、乃木坂が再び登場する可能性は低いかもしれません。

いくちゃんが、別れる際に、つつっと、一人だけ松田翔太に近寄ってきて、「これ、私のアドレス。よかったらメール下さい」なんてシーンがあれば、今後の展開を大いに期待出来るんですが、残念ながらナンパは完全に失敗だったので(笑)。

明らかに端役扱いでしたが、ドラマの初回視聴率は15.6%と好スタートを切ったようで、その先陣を務めたのだから、乃木坂にとってもまずまずの第一歩と考えたいですね。


さて、1st写真集「乃木坂派」の発売が来週に迫り、一部ショットの先行公開も始まりましたが、プロデューサーの秋元康氏が、

初期の乃木坂４６を語るのに重要な写真集になるだろう

と述べたことが、ニュースになっています。

この発言について、ちょっと考えてみましょう。

「初期」というのは、乃木坂メンバーに失礼な言い方ですが、今の乃木坂が「大声ダイアモンド」のAKB48と同じような時期に差し掛かっているという主張とも読めます。

確か、「AKB48の5年を、5ヶ月で達成する」と言っていた気もしますが(笑)、それはさておき、やはり堀未央奈のセンター抜擢と松井珠理奈のそれを重ねたいのかもしれません。

もしそうであれば、今回の二期生大抜擢に、秋元氏が関わっていたことを示唆する発言で、誰もが驚いた7th選抜は、天才プロデューサーが大鉈を振るった可能性が出てきます。

しかし、私は、別の見方をしています。

というのも、6枚目「ガールズルール」以来、乃木坂の選抜選考は、各メンバーの握手会での売り上げ枚数に従って決められています。

とくに、7th選抜は、握手会人気のトップ4である、西野七瀬、松村沙友理、白石麻衣、橋本奈々未が、そのままフロントに入るなど、握手会主義を忠実に実行している。

そして、握手会での売り上げ枚数順位表に従って、メンバーを並べるだけなら、「プロデューサー」なんているでしょうか？

秋元氏が乃木坂の選抜選考に深く関わっていたのなら、八福神の構成から、「プロデューサー」としての独自色を出したがるはずで、これほど単純で退屈な人事をするとは思えません。

7th選抜を決めたのは、「プロデューサー」ではなく、経理出身のようなタイプの人物である気がします。

しかし、握手会人気に従って選んだメンバー構成は、当然のことながら、あまりに当たり前で、サプライズ感はほとんどない。

新選抜の発表は、乃木坂が一般層の注目を集める、絶好のチャンスですから、何としても目玉が欲しい。

そこで、「大声ダイアモンド」でも行われたという新人のセンター大抜擢を思いついた。

二期生の中から、ペア握手会人気トップの堀未央奈を選ぶあたりは、握手会主義がブレていないので、この抜擢だけ秋元氏が発案したという感じはしない。ソニー運営の同じ人物が、決めたのだと思います。

ソニーは資金力とブランド力を持っていて、乃木坂のプロモーションでも、それが発揮されています。

例えば、テレビ東京のアニメ「NARUTO」では、ソニーがCM提供するスポンサーとなっていて、オープニング曲を乃木坂が担当することになり、番組の終わりには、乃木坂のコーナーも作られている。

もちろん、度外れにNARUTO好きな生駒里奈の存在は大きいですが、ソニーでなければ、ここまで番組に絡むのは難しかったでしょう。

またプリンシパルや代々木ライブにしても、開催して、華やかな演出をするには、かなりのお金が掛かりますが、そこも出してくれる。

ソニーは、自力単独で乃木坂を売り出すことが出来るので、基本的には、秋元氏など外部の意見を聞く必要はないと思います。

ただ、アイドルをプロデュースした経験が乏しいので、その辺のノウハウを教えて欲しかったこと、さらに、秋元氏とAKBの名前で注目を集めたかったことなどから、乃木坂がスタートした頃は、秋元氏も関与していたかもしれません。

しかし、デビューして時間が経ち、ある程度やり方が分かってくると、お金を出しているのはソニーなので、自分たちで物事を決めるようになり、秋元氏の関与も小さくなっていったんじゃないでしょうか。

実際、初めの頃に比べると、最近は、秋元氏が乃木坂について発言することが、めっきり少なくなっていて、今回の「初期の乃木坂」発言は、随分と久しぶりで珍しい印象さえ受けます。

では、なぜ、秋元氏は急に発言したのか。

二期生の大抜擢で、ファンの運営に対する批判が高まっている中、秋元氏に登場してもらって、彼の力で批判を緩和して欲しいという狙いがあるのかもしれません。

しかし、本当に秋元氏がセンター堀未央奈を決めたのなら、「堀未央奈が新風を吹き込む」といったような、もっと積極的で具体的な発言がどこかである筈で、今回の短い、しかも評論家のような言葉は、彼が乃木坂から遠ざかっていることを、かえって強調する結果になった気がします。


ところで、よく、乃木坂はなぜAKBグループの総選挙に出ないのかという声を聞きますが、ソニーはレコード会社で、他のレコード会社のCD売り上げに貢献するようなことは、絶対にしないと思います。

もし、投票券の入った「さよならクロール」と、総選挙選抜の「恋するフォーチュンクッキー」のCDを、ソニーから出してくれるのなら、喜んで乃木坂を総選挙に参加させると思いますが、そんなこと絶対にあり得ませんから(笑)。

もちろん、総選挙だけでなく、じゃんけん大会も、ドラフトも、レコード会社同士の提携でもない限り、乃木坂が参加する可能性はほぼゼロでしょう。

ソニーにとって、乃木坂は、自社のCDを売ってくれる重要なタレントであって、だからこそプロモーションにもお金を掛けているわけで、他のレコード会社の利益になるような活動は論外だと思います。

しかし、ソニーがたくさんのお金を投資している以上、乃木坂はたくさんのバックを要求されます。

そのバックが投資に見合わなくなったら、こういう大手は、すぐにグループを切ってくる危険があります。

小さな事務所だと、タレントへの個人的な思い入れがあったりして、社長が借金してまで、頑張ってくれることもあると思いますが、大企業は利益主義が徹底していてドライですから、怖いですよね。

しかも、乃木坂メンバーがどんなに頑張ろうと思っても、選抜を決めたり、活動内容を決めるのは運営で、その能力が、乃木坂が発展するかどうかを大きく左右するので、本当に切ない話です。

「2LDK」で、若月佑美が、

「ガラスの靴で足が傷つくこと怖れながら、それでもシンデレラはダンスを続けなければいけない」

と語るシーンがありますが、乃木坂も、いつ壊れるか分からないガラスの靴を履いて、踊り続けるシンデレラなのかもしれません。

でも、乃木坂のメンバーなら、きっと見事に踊り切って、プリンセスへの階段を駆け上がっていってくれると信じています。

困難な時ほど、人は大きく成長していると思います。希望を持って前に進んで欲しいです。


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// 乃木坂46のお薦めミュージックビデオ

「制服のマネキン」のMV (YouTube)

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// 6枚目シングルCD「ガールズルール」の収録曲

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ～ 6枚目「ガールズルール」の関連情報


// お知らせ！

10月21日(月)、Zepp難波で、乃木坂46がフジテレビの「めざましライブ」ツアー大阪公演に出演します。詳しくは、
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10月22日(火)、乃木坂46の1st写真集「乃木坂派」が発売されます。詳しくは、
乃木坂公式サイトの関連ページ

10月25日(金)と10月27日(日)に、乃木坂46がVAMPS主宰の「HALLOWEEN PARTY 2013」にライブ出演します。詳細は、
こちらから、乃木坂公式サイトの関連ページへ

11月2日(土)、乃木坂46が「AGESTOCK 2013 早稲田祭」にライブ出演します。さらに、早稲田大学広告研究会による「若者のオシャレ離れ解決プロジェクト」というトークショーへの参加もあるようです。ライブについて、詳しくは、
「AGESTOCK 2013 早稲田祭/明大祭」公式サイトの関連ページ
早稲田大学広告研究会の公式サイトの関連ページ

11月3日(日)、東京工芸大学厚木キャンパスで、乃木坂46が「ロックの学園 2013」にライブ出演します。詳しくは、
乃木坂公式サイトの関連ページ

毎週木曜日の19:30から、テレビ東京「NARUTO -ナルト- 疾風伝」のオープニングテーマとして、乃木坂46が歌う「月の大きさ」が流れています。番組内には、乃木坂のコーナーもあるようです。詳しくは、
テレビ東京の「NARUTO」公式サイトへ


// 見なきゃ損だと思う乃木坂メンバーのブログ (10月15日分)

10月15日23:12 伊藤万理華
「絶命展」を観に行こうという気持ちがスゴい。自分がそこで絶命しちゃいそうで、怖くないですか(笑)。でも、こういう興味がまりっか独自のセンスを作るんでしょうね。4枚目、和んでいい雰囲気です。月9での演技、良かったですよ。


10月15日21:12 佐々木琴子
1枚目、米徳さんとのツーショット、ウルトラ超美少女が二人！美しくて、華やかっす。


10月15日07:42 中元日芽香
1枚目、何でしょう、異様に迫力がある(笑)。村上春樹の小説に出てくる「羊男」の親戚の少女みたいな、分かりづらいね、この例え。2枚目、いくちゃんは、猪木のモノマネをやってる気がするっす(笑)。

10月15日00:30 川後陽菜
ブルーの服と猫耳が激しく可愛い。しかも、文字や絵の入れ方が上手くて、メルヘン街道まっしぐらです(笑)。

10月15日00:12 若月佑美
「一時間前の記憶でさえも曖昧になる」、「2LDK」の稽古の壮絶さと不安と楽しさが、よく伝わってきます。マジで、大きく成長したと思います、最高の経験ですからね。それにしても、4枚目、切ない表情とぷっくりした唇は、反則でしょう(笑)。画面に吸い込まれそうになった。どうにも、最近の若月さんの写真は、あざと過ぎて、嬉しいですなあ(笑)。

えくせれんとブログ

10月15日若月佑美
前回のブログと並べて、「えくせれんと」に入れておきます。

10月15日(火)分のブログで、代々木ライブと7th選抜の感想に関するものは、すべて「えくせれんと」に入れます。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ～ えくせれんとブログの目次


// 星野みなみの溢れる魅力

10月15日10:36 宮澤成良
6枚目、代々木ライブ楽屋での、みなみとのツーショット！

10月13日23:36 星野みなみ
コメント数に感動し、まあやに泣くみなみ。3枚目、ノーブルな美しさが限界を越えて、なにか荘厳な感じすら漂っている。絵画みたいだ。

10月13日23:24 畠中清羅
5枚目集合写真。みなみのリラックスした表情がグッド！

10月12日19:42 樋口日奈
1枚目、すごい美少女ツーショットです(笑)。また、二人とも指がキレイっすなあ～。

10月8日23:12 和田まあや
7th選抜の発表後に、和田まあやの家に星野みなみが泊まりに行った話が書かれています。みなみもまあやも、支えてくれる仲間がいる。この絆こそが、乃木坂の底力なんですね。素晴らしいグループだと思う。

10月7日18:48 星野みなみ
出来ることを精一杯やって、ゆっくりと自分を磨いて下さいな。これ以上輝いて、どうするんだって話もあるけど(笑)。それにしても、写真、可愛さが現実離れしたレベルに行ってます。あライブの髪形、ものすごく似合ってて良かった！

9月28日伊藤万理華ブログ
『乃木坂の「の」』で、みさ先輩を手こずらせた、乃木坂「暴言」コンビ！笑

9月20日12:00 星野みなみ
「みなみっぽい」って、どんな感じなんだろう？

ナタリー「星野みなみグラビア特集」

乃木坂の風 09Oct13 ～ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ～ 「みさ、原宿行くの？」、星野みなみに激怒する衛藤美彩！ in 乃木坂の「の」

さらに詳しくは、
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ～ 星野みなみのコーナー


// 和田まあやのあり得ん可愛さ

10月13日00:30 大和里菜
3枚目、ツーショット。二人とも、可愛い可愛い。手を頬に当て、見つめるまあや

10月11日22:48 伊藤万理華
まりっかとおすまし顔のツーショット

10月8日23:12 和田まあや
プライベートまあや in 原宿、みなみと語った夜

10月1日22:54 和田まあや
市來玲奈のトリセツと女子力高めまあや

9月25日和田まあやブログ
川後陽菜のトリセツと永久保存版まあや！

乃木坂の風 04Sep13 ～ 「ぶち大好きじゃけぇ！」、和田まあやの演技が炸裂！ in 乃木坂って、どこ？

さらに詳しくは、
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ～ 和田まあやのコーナー


// 乃木坂各論

乃木坂各論第3話、星野みなみ ～ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

乃木坂各論第2話、若月佑美 ～ 相克の美少女アーティスト

乃木坂各論第1話、生田絵梨花 ～ 天才少女がやって来た！


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています