ジャン・アレチボルトの冒険

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9枚目「夏のFree&Easy」初動前作割れほぼ確実、初回限定盤セールスの大幅下落は回避の可能性 [11Jul14]

2014-07-11 21:15:00 | 芸能
先ほど、7月10日付けオリコンデイリーランキングがネット掲載され、9枚目「夏のFree&Easy」は、約9千枚の1位でした。

これで初日火曜、2日目水曜、3日目木曜のデータが出ましたが、これらの合計に、さらに金曜、土曜、日曜の数字が加わって第1週売り上げ、すなわち初動となります。

初日売り上げが37万5千枚だった9枚目が、前作8枚目「気づいたら片想い」初動と同じ枚数に達するためには、水曜から日曜の5日間で、8万3千枚を積み上げることが必要です。

2日目水曜と3日目木曜の合計は、2万8千枚となっていて、ここから8万3千枚まで伸ばすことは可能なんでしょうか。

以下の表は、歴代シングルについて、初日から初動への積み上げ枚数が、2日目と3日目の枚数合計の何倍だったかを示しています。

(表1) 歴代シングルのオリコン売り上げデータにおいて、初動から初日を引いた差の、2日目と3日目合計に対する比

凡例
シングル番号:初日枚数 =(初日と初動の枚数差A/2日目と3日目の枚数和B, AをBで割った比)=> 初動枚数

# 売り上げ枚数は、すべて万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 比は小数点以下3桁目を四捨五入

1枚目:08.5万枚 =(+5.1万枚/+2.3万枚, 2.23倍)=> 13.6万枚
2枚目:11.1万枚 =(+4.4万枚/+3.0万枚, 1.49倍)=> 15.6万枚
3枚目:15.0万枚 =(+3.7万枚/+1.9万枚, 1.90倍)=> 18.7万枚
4枚目:19.0万枚 =(+4.3万枚/+2.5万枚, 1.73倍)=> 23.3万枚
5枚目:20.4万枚 =(+3.8万枚/+2.3万枚, 1.62倍)=> 24.2万枚
6枚目:28.6万枚 =(+5.1万枚/+2.8万枚, 1.81倍)=> 33.7万枚
7枚目:34.7万枚 =(+4.8万枚/+2.5万枚, 1.92倍)=> 39.5万枚
8枚目:38.7万枚 =(+7.1万枚/+4.4万枚, 1.60倍)=> 45.8万枚


過去のシングルを調べると、初日から初動への積み上げは、2日目と3日目合計の1.49倍から2.23倍で、平均すると1.79倍でした。

そこで、9枚目にこれらの比率を当てはめて、初動を予想してみました。

(表2) 9枚目初動予想

最低倍率:37.5万枚 =(+4.1万枚/+2.8万枚, 1.49倍)=> 41.6万枚
平均倍率:37.5万枚 =(+4.9万枚/+2.8万枚, 1.79倍)=> 42.4万枚
最高倍率:37.5万枚 =(+6.2万枚/+2.8万枚, 2.23倍)=> 43.6万枚

前作維持:37.5万枚 =(+8.3万枚/+2.8万枚, 3.00倍)=> 45.8万枚


これらの計算から、9枚目「夏のFree&Easy」初動として期待出来るのは、41万6千枚から43万6千枚の間で、42万4千枚あたりの可能性が高いということになります。

つまり、過去もっとも伸びたケースと同じ倍率でも初動は43万6千枚で、前作の45万8千枚には届きません。

また、初動が45万8万千枚となるためには、3.00倍の伸びが必要で、もし実現すれば、前例のない突出したケースになります。

ということで、余程のことが起こらない限り、初動前作割れは、ほぼ確実な状況だと言えます。



ところで、昨日、「夏のFree&Easy」個別握手会の第10次応募受付が行われ、第9次応募終了時点での、完売状況が判明しました。

今回も、完売を出した新たなメンバーはおらず、1部以上完売の14人の順位は以下のようになっています。

(表3) 9枚目個別第9次応募終了時点で1部以上完売を出しているメンバーの推定売り上げ枚数による順位

凡例
[順位] (完売部数/担当部数, 前次からの完売増加部数) メンバー名

[1] (30/30, 0) 白石麻衣 西野七瀬 橋本奈々未 秋元真夏 深川麻衣
[6] (29/30, 4) 松村沙友理
[7] (27/30, 0) 桜井玲香
[8] (24/30, 0) 衛藤美彩
[9] (19/30, 2) 若月佑美
[10] (3/30, 0) 堀未央奈
[11] (3/29, 1) 生駒里奈
[12] (2/30, 0) 高山一実
[13] (2/21, 0) 永島聖羅
[26] (5/5, 0) 松井玲奈

# 完売部数ゼロのメンバーの順位部分は載せていない
# メンバー名の色は、「1期10」(白石、西野、秋元、深川、橋本、桜井、松村、衛藤、若月、生田)が黒字、それ以外の1期メンバーである「1期20」は緑色「2期」はオレンジ色


松井玲奈を除くこれら13人の中、「1期10」メンバーは、今回不参加の生田絵梨花以外の9人が1位から9位までを占め、トップ5人が30部の全完売を達成、グループ全体の完売数合計は249部、一方、合わせて31人の「1期20」と「2期」は、完売を出しているメンバーが4人、完売数合計が10部で、凄まじい売り上げの落差が発生しています。

そして、この人気格差が大きく響いて、同じ応募次数で比べた個別握手会の推定総売り上げ枚数は、7枚目から8枚目への下落に留まらず、8枚目から9枚目へ続落となってしまっています。

(表4) 7枚目、8枚目、9枚目の個別第9次応募終了時点でのグループ別の売り上げ関連データ

凡例
シングル番号第9次応募後「タイトル」個別による推定売り上げ枚数 (前次からの積み上げ枚数)
完売部数(前次からの積み上げ完売部数)/担当部数 [完売率, 推定売り上げ枚数, 完売を出している人数/総人数, 1人当たりの平均完売部数]:グループ名

# 売り上げ枚数は万枚単位で小数点以下2桁目を四捨五入
# 桁数を揃えるため、上位桁に「0」を挿入している数字がある

7枚目第9次応募後「バレッタ」39.6万枚 (前次から+1.8万枚)
275部(+14部)/288部 [95.5%, 19.4万枚, 10/10人, 27.5部]:1期10
096部(+17部)/266部 [36.1%, 14.6万枚, 16/20人, 04.8部]:1期20
027部(+09部)/110部 [24.5%, 05.6万枚, 07/13人, 02.1部]:2期
398部(+40部)/664部 [59.9%, 39.6万枚, 33/43人, 09.3部]:全体

8枚目第9次応募後「気づいたら片想い」34.6万枚 (前次から+0.3万枚)
264部(+00部)/294部 [89.8%, 19.5万枚, 10/10人, 26.4部]:1期10
030部(+03部)/330部 [09.1%, 11.0万枚, 11/20人, 01.5部]:1期20
006部(+00部)/135部 [04.4%, 04.1万枚, 03/12人, 00.5部]:2期
300部(+03部)/759部 [39.5%, 34.6万枚, 24/42人, 07.1部]:全体

9枚目第9次応募後「夏のFree&Easy」30.7万枚 (前次から+0.5万枚)
249部(+06部)/270部 [92.2%, 18.0万枚, 09/09人, 27.7部]:1期10
007部(+01部)/357部 [02.0%, 08.7万枚, 03/19人, 00.4部]:1期20
003部(+00部)/149部 [02.0%, 03.7万枚, 01/12人, 00.3部]:2期
005部(+00部)/005部 [100%, 00.3万枚, 01/01人, 05.0部]:松井玲奈
264部(+07部)/781部 [33.8%, 30.7万枚, 14/41人, 06.4部]:全体


第9次応募終了時点の推定総売り上げ枚数は、7枚目が39万6千枚、8枚目が34万6千枚、9枚目は30万7千枚で、今作は前作4万枚減、前々作からは何と9万枚減となっています。

個別握手会による売り上げは、シングル毎に、応募期間、受付間隔、応募回数などを運営が細かく変え、初動や累計を上げるようなトリックを使うので、オリコンの数字だけを見ていると、乃木坂の人気は右肩上がりを続けているように思えます。

しかし、応募次数を揃えるなど、「規格化」して比較すると、(表4)に示されているように、乃木坂の握手会人気は7枚目「バレッタ」をピークに、はっきりした低落傾向を見せ始めています。


「夏のFree&Easy」のオリコンは、AKB48グループと乃木坂46にとって、岩手での襲撃事件以降、初めてとなるCDセールスで、初日の数字が前作割れしたものの、あくまで「微減」だったため、むしろ逆風の中、よく「健闘」しているという声があります。

しかし、運営が行ってきた個別握手会の販売戦略とその結果を調べてみると、襲撃事件の起こる前から、乃木坂の人気には、根本的な問題が発生していて、それが、8枚目、9枚目と進むにつれ、深刻化していることが分かります。

(表5) 7枚目、8枚目、9枚目に関する、個別握手会の販売方法

#「1次[-54, -53]」は、オリコン初動集計締め切り日をゼロ時点として、1次の応募受付が、その54日前に始まり、53日前に終わったことを示している
#「==>」はその間に何回か応募があったこと、「=>」はその間に応募がないことを意味する

7枚目「バレッタ」

1次[-54, -53] ==> 5次[-16, -13] => 6次[-5, -3] => 初動締切 [0] ==> 14次[79, 82]

応募期間:136日
応募回数:14回
受付間隔:10日に1回
初動算入:5次分まで
推定初動算入分:30.5万枚
推定累計:42.4万枚 (13次終了後)

8枚目「気づいたら片想い」

1次[-61, -60] ==> 8次[-10, -9] => 9次[-3, -2] => 初動締切 [0] ==> 23次[95, 96]

応募期間:157日
応募回数:23回
受付間隔:1週間に1回
初動算入:8次分まで
初動算入分:34.0万枚
推定累計枚数:40.3万枚 (22次終了後)

9枚目「夏のFree&Easy」

1次[-65] ==> 9次[-10, -9] => 10次[-3, -2] => 初動締切 [0] ==> 12次[11, 12]

応募期間:77日以上
応募回数:12回以上
受付間隔:1週間に1回
初動算入:9次分まで
推定初動算入分:30.7万枚


7枚目「バレッタ」個別は、第1次応募がオリコン初動集計締め切り日の54日前に始まり、10日に1回のペースで進み、初動には5次応募分までが計上され、30万5千枚が流れ込んだと推測されます。

そして、136日間で14回の受付が行われ、推定で42万4千枚の累計売り上げとなっています。

一方、8枚目「気づいたら片想い」では、より早いスタートとなって、初動締切の61日前に第1次応募が開始、さらに、受付間隔も1週間に1回とペースアップ、その結果、第8次応募分までの34万枚が、初動に流れ込んだと思われます。

ところが、「バレッタ」の第8次後は37万8千枚なので、もし、7枚目を8枚目と同じやり方で応募していたら、7枚目の初動は7万枚近く高くなった可能性がある。

また、「気づいたら片想い」の第5次後は27万7千枚で、逆にもし、8枚目の応募手法が7枚目と同じなら、8枚目の初動は6万枚ほど低くなったかもしれない。


個別握手会の販売方法によって、7枚目初動が7万枚上がる、あるいは8枚目初動が6万枚下がる。

7枚目から8枚目への初動上昇が6万3千枚だったことを考えると、いずれにせよ、8枚目「気づいたら片想い」初動が前作維持、あるいは前作割れを起こす危険は少なくなかったのだけど、こういった応募テクニックによって、結果として、その初動は、文句の付けようのない、見事な右肩上がりになりました。

8枚目個別応募は、結局、157日間で23回もの受付が行われ、推定累計は40万3千枚でした。

売り上げ枚数の計算には誤差がありますが、7枚目から応募期間を21日長くし、応募回数を9回も増やしたのに、8枚目での個別推定累計が前作を越えていないことが、乃木坂の握手会人気が下がっていることを示しています。

ちなみに、AKB48襲撃事件は、8枚目個別応募の16次と17次の間に起こっていて、それほど大きな影響を与えたとは思えません。


そして、9枚目では、第1次の応募開始がさらに早められ、初動への算入も第9次分までに増やされました。

しかし、それでも初動個別分は推定30万7千枚、前作より3万枚以上少ない数字となっていて、販売トリックを使っても、カバー出来ないほど、握手会人気が低迷し始めているということです。

8枚目で見られた失速が、9枚目でさらに厳しくなっているわけで、極めて深刻な状況と言わざるを得ません。

現在、9枚目シングルが歴代初の前作割れを起こそうとしていますが、水面下で進行していた人気低迷が、いわば「万策尽きて」、いよいよ表面化してきたということで、問題そのものはすでに8枚目から始まっていたと見るのが妥当だと思います。


個別握手会の売り上げ低下は、コアファンの人数減少、あるいは購買意欲の減退が直接の原因ですが、その背景には、分厚いライトファン層を作れていない現状があると思います。

離脱するコアファンを上回るスピードで、新規コアファンを誕生させるためには、その供給源であるライトファン層がしっかりしていることが不可欠で、裾野の広いファン構造が求められます。

ところが、乃木坂は、選抜を決める際、握手会の売り上げ順にメンバーを並べるなど、あまりにも個別握手会での成績を重視し過ぎて、そういったイベントに行かない、あるいは興味のないライトファンや一般層へのアピールに対して、運営は無頓着過ぎると思います。

また最近では、運営がサービスの有料化を進めているのか、モバイルメールが主流になってきて、以前、あれほど賑やかだったメンバーブログも、かなりパワーダウンして、公式サイトが寂しくなってしまった印象があります。

ただ、どういうわけか、星野みなみは、明らかに以前よりブログを書いてる気がしますね(笑)。

新規ファンを呼び込むのに、無料ブログは欠かせないツールの筈で、誰もが閲覧出来る人気のメンバーブログというのは、グループにとって大きなプラスになるんじゃないでしょうか。

とくに、ほとんど無名の二期生に個人ブログを持たせず、有料モバメをさせるのは、順序が逆だと思うんですが。

やはり、握手会主義ではなく、ライトファンや一般層にも受け入れやすい楽曲主義によって、本格的なヒットを狙える選抜を作り、もう一度、公式ブログを充実させるなどして、コアからライトまで、バラエティに富んだしっかりしたファン層を作ることを考えて欲しいですね。



さて、最後に、初回限定盤など、一般流通CDのセールスを考えてみます。

(表6) 8枚目と9枚目に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、応募最終日から初動集計締め切り日までの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動に確実に算入される、あるいは算入されたことを、ピンク色の数字は、その一部が算入される、あるいは算入された可能性が高いことを示す
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
# オレンジ色は予想日程
#「-60d」は、集計締め切り日の60日前という意味

9枚目「夏のFree&Easy」
発売日 2014年7月9日(水)
オリコン初動集計締め切り 2014年7月13日(日)

[01次] +4 {0.8万枚} (2014/05/09~05/09, -65d)
[02次] +52 {9.1万枚} (2014/05/15~05/16, -58d)
[03次] +61 {17.8万枚} (2014/05/22~05/23, -51d)
[04次] +46 {22.6万枚} (2014/05/29~05/30, -44d)
[05次] +31 {25.4万枚} (2014/06/05~06/06, -37d)
[06次] +32 {28.1万枚} (2014/06/12~06/13, -30d)
[07次] +19 {29.5万枚} (2014/06/19~06/20, -23d)
[08次] +12 {30.2万枚} (2014/06/26~06/27, -16d)
[09次] +7 {30.7万枚} (2014/07/03~07/04, -9d)
[10次] +?? {??万枚} (2014/07/10~07/11, -2d)
[11次] +?? {??万枚} (2014/07/17~07/18, +5d)
[12次] +?? {??万枚} (2014/07/24~07/25, +12d)

8枚目「気づいたら片想い」
発売日 2014年4月2日(水)
オリコン初動集計締め切り 2014年4月6日(日)
特定流通CD第1週売り上げ(=初動個別分) 34.0万枚

[01次] 0 (2014/02/04~02/05, -60d)
[02次] +35 (2014/02/12~02/13, -52d)
[03次] +47 {13.0万枚} (2014/02/19~02/20, -45d)
[04次] +62 {20.8万枚} (2014/02/26~02/27, -38d)
[05次] +67 {27.7万枚} (2014/03/05~03/06, -31d)
[06次] +52 {31.7万枚} (2014/03/12~03/13, -24d)
[07次] +18 {33.0万枚} (2014/03/19~03/20, -17d)
[08次] +16 {34.2万枚} (2014/03/27~03/28, -9d)
[09次] +3 {34.6万枚} (2014/04/03~04/04, -2d)
[10次] +18 {35.8万枚} (2014/04/10~04/11, +5d)
[11次] +12 {36.8万枚} (2014/04/17~04/18, +12d)
[12次] +15 {38.1万枚} (2014/04/24~04/25, +19d)
[13次] +3 {38.3万枚} (2014/05/01~05/02, +26d)
[14次] +2 {38.5万枚} (2014/05/08~05/09, +33d)
[15次] +2 {38.7万枚} (2014/05/15~05/16, +40d)
[16次] +8 {39.4万枚} (2014/05/22~05/23, +47d)
[17次] +4 {39.7万枚} (2014/05/29~05/30, +54d)
[18次] +0 {39.7万枚} (2014/06/05~06/06, +61d)
[19次] +0 {39.7万枚} (2014/06/12~06/13, +68d)
[20次] +1 {39.8万枚} (2014/06/19~06/20, +75d)
[21次] +4 {40.1万枚} (2014/06/26~06/27, +82d)
[22次] +2 {40.3万枚} (2014/07/03~07/04, +89d)
[23次] +?? {???万枚} (2014/07/10~07/11, +96d)

# 23次応募が最終受付


9枚目初動の個別握手会分は、表のように、30万7千枚と予想されます。

また、冒頭述べたように、9枚目初動は、41万6千枚から43万6千枚の間で、42万4千枚あたりの可能性が高い。

とすると、一般流通CDの売り上げは、11万枚から13万枚で、12万枚あたりが一番期待できることになります。

シミュレーション計算には誤差があるので、正確には、サウンドスキャンの数字を見てからですが、前作の11万8千枚と比べて、さほど変わらない感じの数字です。


初回限定盤は、ミニライブ参加券、「お話し会」参加券、「お茶会」応募券、サイン入り生写真・ポスター応募券と特典が多彩で、しかも個別握手券と違って、ネットオークションなどで売買出来るので、商品として魅力が大きいのかもしれません。

例えば、生写真を集めているファンは、「お話し会」参加券を売れば、写真の単価が事実上安くなるわけで、一方、「お茶会」に行きたいファンは、そういう券を安くたくさん買いたいと思っている。

さまざまな方向性のファンが、写真や券をやり取りして、自分の欲しいものを手に入れることが出来る確率が高ければ、初回限定盤を買う人も多い筈で、こういった商品としての利便性が、案外、CDセールスを下支えしている気もします。

また、握手がなくなっても、じゃあもう一切行きませんという感じにはならず、「お話し会」の様子を見つつも、大幅に購入枚数を減らすといった人は少なかった可能性があります。

ただ、もちろん、乃木坂46の人気がなくなれば、生写真を求める人も、メンバーに会いに行く人も減っていく筈で、もし、一般流通CDのセールスが前作と変わらないとすれば、8枚目から陰りが見え始めた握手会人気とは別に、違った形の人気は健在ということなのかもしれません。



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「シミュレーション計算の方法」

乃木坂の風 23Mar14 ~ 完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明(2)

乃木坂の風 22Mar14 ~ アレチの業務連絡、完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 14Nov13 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~)

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 14Nov13 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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