回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

蚤の市

2017-06-26 14:29:50 | 西洋音楽・西洋文化・アート

25日(日)

雨だったので予定していた大江戸骨董市をあきらめ、赤坂アークヒルズで催されている蚤の市へ。

春に、日本でも最大規模の平和島の骨董市に行って以来、骨董市にはまっています。

前回は国際フォーラムでの市にもでかけてきました。

買うつもりで行かなくても、見ているだけで十分に楽しい。

中には我が家にもある古いガラクタ?が出品されていたり・(^^)

赤坂という土地柄からか、お洒落な服やヨーロッパの食器類が多かったです。

着物は皆無。

和物の骨董も、わたしが見た中ではたった一軒でした。

可愛いデミタス、スイス製の陶器のミルクピッチャー、きれいなチロリアンテープ、北欧の素敵な花入れ・・あれもこれもほしくなる~。

でも、買っても置く場所がない!、と呪文のように唱え続け、忍耐の鬼!

以前から欲しかった、エッグスタンドのみを購入。

帰宅して何度も見て楽しんでいます♪

 

 


梅雨は能

2017-06-26 14:04:24 | 和文化・着物・能・茶・骨董

23日(金)

初台で、能「鵜飼い」・狂言「磁石」鑑賞

今回は満員札止め。

開場の1時間以上くらい前から並んだおかげで、角柱の右横正面最前列に座ることができました。

柱の左になってしまった友人と狂言の前で交代しようと思いましたが、橋掛かりからの登場が早く

それができず、申し訳ないことをしました。

スピーディな対応が必要ですね(汗)

最前列は迫力が違うのはもちろんですが、比較的自由に足を動かせる。

桟敷席なので、しびれてしまう人にはもってこいの席。

能のシテは浅見正州。

今回は笛、大小(大鼓、小鼓)が素晴らしかった。

笛は地の底からわき出でるような息使いで、幽玄、慟哭を表現する名演。

鼓も、緊迫の中にも丁寧にしっかり拍子が合い、天候のせいで皮の張り具合もよいのか、舞台に響き渡っていました。

狂言のシテは、野村万作。錬れた演技に加え、いやはやあの体力にはまいりました。

筋立ては、プレレクチャーを受けているのでわかりやかったし、やはり能は日本の、他に類を見ない伝統文化と

思いを新たにしました。

プレレクは着物でしたが、本日は合唱練習から帰宅してすぐに出かけなければならなかったので、洋服でした。

本番は時間が長いし、足を崩せないとしんどいので、かえってよかったです(^^)

橋掛かりと桟敷の間は露天。

夜の静寂の中にときおり爽やかな風が吹き渡り、梅雨の能舞台もまた佳き哉。