卒検、1回目、2回目、3回目、すべて補助ペダルを踏まれて不合格だった。
3回目に落ちた一昨日はもう立ち直れないかもと思った。
やはり運転には不適応な性格なのかも、とも思った。
4回目の今日は、もうこれでダメだったら本当に1カ月くらい休むか、やめてしまおうかとも・・。
これで最後になるなら、と昨夜は検定の最初から最後までの課程や自分の弱点を全部箇条書きにして、とにかくゆっくり(教官に何を言われても)走ろうと何度も自分に言い聞かせて今朝試験に臨んだ。
二人ひと組で検定車に乗りこむ。前3回と同じく若い女の子。
教官は今までのきっちり物事を運ぶタイプと違い、かなり気さくなおじさん教官。見本運転からなんだか楽しい雰囲気。(わたしってほんとに雰囲気に弱い)
運転は二番手。いつもは一番手の女の子が走っているときはドキドキして見てるようで見てなかったのだが、今日は一緒になって運転しているつもりでしっかり見た。
合図も確認もちゃんとしているし、絶対無理をしない。うん、わたしもこんな風に走ればいいのかもと思えた。
わたしの番。最初は教官の指示に従って走る。
対向車のバスにちょっと近い右折があったけれど、駐車車両もきれいによけられたし、交差点もまあまあ。
少し安心して自主経路のスタート点からゴールまでを一人の判断で走る。
途中、「環状7号線」の陸橋から側道に下りるところで、危うく下りるのを忘れ再び奥戸陸橋を渡ってしまいそうになったが、教官が「左ですよ」の声で無事に側道に入り、右折して無事に奥戸スポーツセンターにゴール。ゴールしたのはもちろん嬉しかったけれど、なにより補助ブレーキを踏まれなかった事が緊張を解くカギだった。
補助ブレーキは本当に辛い。本来はもうそこで検定アウトなのだからその時点で運転を中止させてくれればよいのに、泣きたい悔しさと無念さをこらえて最後まで走らなければならないのだ。ブレーキのあと、どんなに安全に正しく走っても全く査定されないのだ。
相当に気が楽になって教習所に戻り、方向転換。
これは1回目は失敗したが、前回は成功しているし補習でも100%だった。
「焦らなければ大丈夫!」と何度も自分に言い聞かせて
スペースに入って行く。ゆっくりゆ~っくり~~~~。
車体がポールより少し前に出たところで先ず確認。この位置でたぶんOK!とギアをR(バック)に入れる、と左ミラーを見たら、なんと教官さんがほんのわずかにうなずくのが目に入った。前回までは教官の顔が目に入るなんてことはないくらいに緊張していたから、4回目でかなり余裕があったのかもしれない。
「わ~、この位置でいいのだ!」と内心喝采を叫び、ハンドルを左に切り完璧にスペースのど真ん中に入った。あとはこのまま前輪が乗り上げないようにゆっくり右にハンドルを切りコースに出るところでまっすぐに戻し、(ウインカーも忘れなかった)右折。
検定はここまでで終了。
あ~、無事に済んだ!!!!!!
あとは30分後の発表を待つだけ。今回これだけやってダメならもうあきらめようと思いつつぽ~っと発表までを過ごす。
一番手で走った女の子(待ち時間の間話をしていたら彼女はなんと19歳)と一緒に教室に入るとまもなく教官がやってきて
「ふたりとも合格です、おめでとう」
は~、全身の力が抜けていく感じ。
何度もありがとうございました、とお礼を言って19歳女子ともお互いに健闘を讃えあって卒業証書をいただく。
あとは、学科試験を受けて免許証を受け取るまでがんばるのみ。。車の運転で苦労したのは家で練習できないことだったけれど、これはひとりでもどこでも勉強できる。
最後のひと踏ん張り、がんばるわ
しかし、運転は本当に性格が出るものである。教習の初めに「黒か白の運転ですね」と言われたように、どうもわたしは気分にむらがある。同じ事を小学校の通信簿にも書かれた事があるので、これを機会に少しは落ち着いた冷静な心を持つようにいたしましょう。
今晩は久しぶりにゆっくり寝られそう~