回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

広島の旅・食べ物編

2006-01-31 22:48:30 | 一泊以上の旅行記

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尾道ラーメン:海沿いの「喰海」にて

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おこぜの唐揚げ:尾道「青柳」にて

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竹原の酒造店で利き酒(ニッカウヰスキーの創始者、竹原政孝の実家)

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揚げ紅葉まんじゅう:宮島の参道で

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焼き牡蠣:宮島の参道で

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ホテルのメニューで出た生牡蠣、このあと、牡蠣の味噌鍋、焼き牡蠣、牡蠣フライも堪能!

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広島焼き:市内「本家村長の店」


広島の旅・道中編

2006-01-31 22:25:59 | 一泊以上の旅行記

Dscn1532_1 東京-岡山-新尾道-尾道(泊)

日本は狭くなったと言うべきなのだろうか?
新幹線が超早いというべきなのだろうか?
名古屋も京都も大阪も神戸も越えて岡山までたったの4時間@@
東京駅で駅弁を買って食べて一眠りしていたら着いてしまった。

尾道は春のような日射し、駅の前にすぐに広がる瀬戸内海はとろ~りととろけるような海の色、島々が手をのばせば届きそうなのに、橋はなく何艘もの小型フェリーが通学や買い物に行く自転車を乗せて向島を結んでいる。

昼食に尾道ラーメンを食べロープウエイで千光寺山の頂上まで上る。
この展望台から眺める海の道の見事さは圧巻!
しばらく景色を堪能し坂道を下る。人影もまばらな鄙びた町のたたずまいが、数ある映画のシーンを彷彿とさせる。

Dscn1534 夕暮れて 港伝いの道をそぞろ歩けば、この地に居住した林芙美子、志賀直哉、その他多くの文人たちが朝な夕なに千光寺の鐘の音を聴きながら名作を生み出したのも頷けるというもの。
崩れかけた古い家々が残り、小路を抜ければどこからでも海と山が望める。

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尾道-(呉線経由)-竹原-広島-宮島 (泊)

新幹線利用ならわずか新尾道から30分足らずで広島なのに、2時間余りかけ4つも乗り継ぎして広島に至る呉線に乗ったのは、古い町並み保存区のある竹原を歩きたかったのと、ゆったりと車窓から海岸線を眺めたかったから。

大海原に面した海もいいが、ここ瀬戸内では点在する島々の間に土地の人の生活がほのみえて、暮らしぶりを頭に思い浮かべながら通り過ぎるのもおもしろい。

竹原は海から少し離れるが、昼下がりの陽射しの下、しっとりとした石畳にときを越えて残る家々や小さな路地がタイムスリップに誘ってくれる。 Dscn1552

Dscn1548 Dscn1555 高台から見渡す街並みは瓦屋根の波

竹原から呉に近づくと、船舶ドックやそれに伴なう工場が立ち並び、一気に賑わいを見せ、海運で栄えた町であることを実感。
広島(宮島口)からフェリーで15分ほど乗ると目指す宮島である。 船の中から遠く朱色の大鳥居が見える。ほ~、鳥居は本土に向いてたっているんだ~?!とおかしな疑問が頭をかすめる。
ここに着いた時はもう3時を回っている。昼食を食べずじまいだったわたしたちは、さっそく参道の両脇に立ち並ぶ焼き牡蠣屋さんと紅葉まんじゅう屋さんで立ち食い!!
おいしかった~~~☆
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厳島神社、大鳥居は引き潮どきは歩いてそばまで行ける。
おもしろかったのは、ここには鹿が人間と同じように町を歩いていること。鹿は「びゅう~びゅう~」と小さな声で鳴くことを発見。

夜はホテルで生牡蠣、牡蠣の味噌鍋、焼き牡蠣、牡蠣フライももちろん追加注文!!
潮の香りがぷ~んとする岩牡蠣より香りは少ないけれど、大きくてぷっくりした身はおいしかった~~!!

夕食が終わって、夜の散歩に再び神社と大鳥居へ。
すでに満潮で、さきほどの風景とすっかり様変わりし、水に浮かぶその姿と水の中に果てしなく続くかと思わせるような柱の映像が、幽玄でそらおそろしい雰囲気を醸し出している。
満潮の夜の光景はいちばんうつくしいのではないだろうか?
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宮島の朝はどんより曇り空。
神社も鳥居も堪能してこのまま帰るのもつまらない、と弥山にロープウエイで登る。
晴天なら四国の山地も見えるはずだが、折り悪く広島市内の街並みがかすんで見えるだけ。ロープウエイから山頂まではけっこうきつい30分ほどの山登り。ゼイハーゼイハー、気を切らして巨岩をかいくぐり頂上に着いたらただただ真っ白な霧の中。まあ、旅はこんな思い出もまた楽しい☆
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Dscn1580 弥山山頂

Dscn1584 遠ざかる厳島神社

広島に帰るには来たときと同じく宮島口へのフェリーにのるのがお決まりのコースだが、船会社の看板を見ていたら、なんと~!!広島の本川(旧太田川)に海から遡って平和公園まで行く遊覧船がある!時間は45分かかるが、もとより川好きなわたし、水の都広島を楽しむにはうってつけなのでさっそく乗り込む。小さなクルーザーみたいな船にお客はわたしたちたった2人!景色が変わるたびに好き勝手に席を移動して船旅を楽しむ。

本川と元安川の相生橋のたもとに原爆ドームが見える。 Dscn1588
しばし当時のこの悲劇の地に深く思いをいたし、広島の繁華街へ。

最後のお楽しみ「広島焼き」を食べるために歩く。
「みっちゃん総本店」は月曜定休なので「本家村長の店」へ。
「広島焼き」、はじめての挑戦!
あの膨大な量のキャベツややきそばはいずこに?ってなくらいうすーいクレープ状の小麦粉焼きの下で巧なへらさばきを屈指して焼いてくれる。(そう!東京のお好み焼きとちがってここはお店の人が焼いてくれるのだ!)
小麦粉が少ないので、どんなに食べてももたれない。またビールとよく合うこと☆おいしかった~~!
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広島焼きに少し未練を残しながら広電に乗って広島駅へ向かう。
月曜なので自由席で悠々すわることができ、ビールとアナゴ飯をつつく。
尾道、竹原、宮島、ほかいろいろな風景が思い出され、ゆっくりおっとり話す広島弁も耳に残る。
だいたいいつも真夏の奈良とか真冬の京都とか、季節外れの旅になるのだが、今回もどこに行っても観光客が少なく、ゆったりと旅を楽しめた。 Dscn1593

いつでも旅の終りはちょっともの哀しい。
今度はどこに行こうか、と次の旅程を早くも企画したいわたしめ。
さしあたって旅費確保のため、明日からがんばって仕事するぞ~!!


大谷田公園の蠟梅

2006-01-15 17:57:04 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム

晴れ

大谷田公園で蝋梅がきれいに咲いている、と今朝の新聞に出ていたのでさっそくチャリを走らせる。Dscn1494 早春に先駆けて咲くこの花のゆかしい香りがたまらなく好き!

名前の通り蝋燭でつくったような半透明の黄色い花も美しい。

蝋梅だけ見て帰ろうとしたら葛西用水路(曳舟川につながる)に沿って「神水の森公園」の案内があったので名前につられてまた走る。用水路沿いは冬の花と木の実の群舞☆Dscn1499

艶やかなつわぶきの葉

Dscn1503 さんしゅゆとなにかわからない木の実のコントラストが青空に映えてみごとみごと!Dscn1504

ぶどうのような房の垂れる赤い実

Dscn1511 垳川沿いの神水の森公園は静かな土の匂いのする散歩道が続く。

垳川(本来、綾瀬川の本流)は中川を越えて大場川になり、水元公園につながるので足立、埼玉、葛飾をくるりとまわり水元公園に土手沿いを走る。メタセコイヤやポプラが冬の姿で林立しているのも美しい。

Dscn1519_1 大場川(中川は橋が少ないので大回りした分、こんな景色も見られる

Dscn1521 春も秋も夏も冬も広々とした景色の水元公園

10時半に家を出て帰宅したのが3時過ぎ。久々のチャリ遠出で膝がガクガクになったけれど、お天気がよくて最高のサイクリングであった☆

お・ま・け!Dscn1490 (しゃあさんに)

これがポトフ、じゃなくてポトス~!

Dscn1517 道沿いの白菜畑。キャベツかレタスだったら畑に侵入してたかも~^^!


雨の日はゆったり

2006-01-14 19:00:39 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム

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久しぶりに本格的な雨。

湿り気があると喉がほっとするし、家事をしなくても「雨だから~」のひとことで自分に言い訳できちゃうところがいいね☆

こういう日はなにかコトコトと煮炊きしたくなる。窓の外は冷たい雨の音でも部屋のなかはぽかぽか。

夕食は大根と豚肉を煮込み、子どものリクエストに応えて鉄火丼。

写真は娘の足袋ソックス、だるまちゃんがかわいい!