回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

日光日帰り旅 桟橋に寄せる想い

2006-10-30 11:33:58 | 奥日光

昨日は思い立って日光へドライブ。ドライバーは長男、ろくさん助手席、わたし後部座席で景色をみながらのんびりゆったり。

朝は雨模様だったのが東北道を走っているうちにどんどん青空に!

ドウダンツツジが真っ赤に染まる道を過ぎると「いろは坂」(のぼり専用)がはじまる。なかなかスリル満点で母はヘアピンカーブにキャアキャアと騒ぐ。

明智平の展望台からは男体山の全容がしっかりと見える。

売店で売っているこんにゃく田楽Dscn2079とちまきで簡単なお昼をすませ、 竜頭の滝へ向かう。

Dscn2080 Dscn2087 この辺りの紅葉はもう終わっているのか、色も枯れ気味。でも滝の滔々と流れるさまはいつ見ても水の生命観を感じて気持ちよい。

滝つぼのあたりの岩肌が龍の頭にみえるので「竜頭の滝」と命名されたらしい。

なるほど、岩の上の枯れ木が龍の髭にも見える。

Dscn2089 滝が湖へ流れ込むあたりの道にはひと気のない建物が並び、その屋根も、朽ちた木の皮の上も紅い落ち葉で覆われている。

白樺と赤い葉が青い空に映えて美しい。

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Dscn2091しばらくこのあたりを散策したあと、中禅寺湖畔へ。

この湖で一番好きな場所がここ。日光Pホテルの湖畔の広場。

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この桟橋の風景。ひっそりと静かに湖に突き出した桟橋を歩きながら、ほとりのベンチに座りながら、三人それぞれ、物思いに沈む。

ここから華厳の滝へ。パーキング渋滞を辛抱強く待ちながら滝展望台に着くと霧のような雨がサワサワと降っている。Dscn2105

滝の近くにはカモシカも草を食べにやってきていた。観光客は滝を横目にカモシカを撮影するのに夢中。わたしも写したが、灰褐色の体は周りの木々と岩に同化して、何がいるのかさっぱりわからない。なんと見事な保護色!

滝を見た後はおやつに「湯葉ラーメン」とおしるこ(^^)

帰りは第2いろは坂(くだり専用)を来たときと同じようにキャアキャアいいながらおりる。

Dscn2109_2 朝9時に家を出て帰り着いたのが夜7時。

東照宮も二荒山神社も通り過ぎたが、山の紅葉を満喫しただけで充分♪


秋の木・21世紀の森と広場

2006-10-28 18:20:23 | 日帰りドライブ

先日松戸のホームセンターへ行ったときに八柱霊園近くの大きな公園をみかけ、気になっていたので、本日出かけてみた。公園の名は「21世紀の森と広場」。

約5000年ほど前はまだ海が入り組んでおり、谷ができ、その谷が堀になり、湿地帯となり、現在はその湿地帯を含めた公園になっている。

Dscn2053 入り口から木立が続き、木の香りがして思わず深呼吸。

秋になると色や葉の形がいつもよりずっと強調されて、木の名前がわかりやすくなるのも嬉しい。

Dscn2054 秋楡(アキニレ)はマメのような実も赤くなってマグリットの描く空の色と素晴らしい対比。Dscn2056

Dscn2066 左右対称の葉がはっきりと美しい櫨(ハゼ)は秋いちばんに色を変えている。

春には白いチューリップのような花をつけるユリノキ、独特の河童のみずかきみたいな大きな葉がカサッと舞い落ちる音を聴くのも耳が楽しがる。Dscn2070

ハート型が可愛いカツラの葉はちらちらと枝先に光を受けている。

これはわたしの好きな樹形。Dscn2071

自然のまま残された山道には杉の木がそそりたち深山に入り込んだかのような趣があり、またしても深呼吸。体の中をオゾンでいっぱいにしなくては!

Dscn2073  この公園では昆虫観察ツアー(わすか30分だが)を実施している。普段は入ることの出来ない自然観察園へ大きな虫網を持ったガイドさんが案内してくれる。

蜘蛛や蜂を手でつかんで詳しい説明をしながら生態やそれにちなんだお話をしてく

れる。なんだか小学生の理科の授業のよう。

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あちこちに巣を張る鮮やかなジョロウグモがイナゴを食べている。

公園の中程にある大きな池では噴水が横から出ていて水面が水煙で幻想的な風景。

Dscn2057 Dscn2058 遊びに来ている子供たちは噴水の出口に手を当てて、勢いよく噴射する感触を面白がっている。

Dscn2059 以前はのどかな里山だったこの辺りの名残をとどめて、田んぼや畑も広がっている。

新京成線の八柱霊園から徒歩で15分ほどのこの公園、お薦めです☆


こんなに空の青い日は

2006-10-25 22:18:02 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム

とりとめなくぶらりと外を歩いてみる。
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あそこの神社の公孫樹は色づいているかしら?
あの公園の薔薇はまだきれいに咲いているかしら?
むこうの桜並木の葉はどうなっているだろう?

目的も決めず、ただ思いついたままの場所に足を向ける。

昨日までの秋の嵐が過ぎ去って昼間からは雲ひとつない青空。

斜め向かいの家の猫がいつのまにか子供を産んだらしい。
黒と白のブチの子猫が陽だまりでよちよち歩き。

土手へ通じる道の両側には小さい下請けの工場が立ち並び、職人さんがちらほらと、ゆっくりとフォークリフトを動かしている。

大きな犬を散歩させているエプロンかけたおばさんは、植え込みに顔を突っ込んで動かないその犬に何か話しかけている。 Dscn2049

木々が緑から黄色に、そして紅のものは紅に、枯れるものはそれなりに姿を替えようと準備している。

明るくてけだるい午後2時過ぎのこの町。
人々や自然のささやかな営みを、このうえなく愛しく感じながら、やはり足は最後に川に向かってしまう。 Dscn2050 Dscn2051

荒川と中川と綾瀬川・・3つの川が集まって水かさが増すところ、橋の上から眺めていると自分の胸の中もたくさんの想いであふれそうになる。

幅わずか60センチほどの中川土手から降りる階段はいつの頃からあるのか、川と町をつなぐ小さな架け橋。Dscn2052


歩かなくちゃ

2006-10-22 22:19:17 | 西洋音楽・西洋文化・アート

神奈川の座間市へ合唱の演奏会を聴きに行く。

ネットで調べたら電車で2時間かかる、と出た。

これはちょっとした小旅行。

ろくさんと一緒に行くのでドライブがてら車で行くことに。

う~ん、この頃自分の足で歩いてないぞ!

車は便利でラクチンだけど(運転手はたいへんらしいけど)気まぐれに寄り道したり、行きつ戻りつできないのが良くないな。

足もだんだん衰えてしまうかもしれん(汗)


金魚養殖の地

2006-10-21 19:58:27 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム

江戸川区、葛飾区は江戸時代から続く金魚養殖の盛んな地。

本日はろくさんの両親にお付き合いして葛飾は新小岩にある金魚屋さんへ。

たかが金魚屋さんかと思ったら、釣り掘りのような敷地の中、何十個もの生け簀にひしめく金魚、金魚、金魚~!!Dscn2039

「金魚」ののぼり。写真が食べ物に見えたので一瞬新しい和風レストランかと・・??

写真は「らんちゅう」(金魚の王様と呼ばれる改良種)

種類別にとにかくたくさんの金魚!めだかも鯉もいる。「出目金」も「コメット」も「水泡金」もいるわいるわ~。

夜店や縁日の金魚すくいで使われる金魚を卸しているらしい。

Dscn2037 Dscn2038

たくさんの種類のものを興味深く見たが、やっぱりシンプルな「和金」が扱いやすいし丈夫だし一番好きかな☆

どうも改良されて、いわば本来の姿からかけはなれたものは抵抗を感じる。

改良種は観賞用とはいえ、金魚とはいえないお値段だし。

Dscn2042 Dscn2043 ともかくも、町の真ん中に、しかものように通る道端にあんなところがあるとは・・。

「金魚~、え~、金魚~」と売り声も高らかに、細い路地に天秤棒に桶を吊るし、金魚を売りにきていたおじさんのいる子供の頃を思い出した。