先週の金曜日から合唱の練習が始まり、土曜日に謡曲のお稽古始め、日曜に混声合唱の練習始め、
今日はお茶のお稽古始めとピアノの生徒のレッスン始めでした。
和物はお稽古、合唱は練習、ピアノをレッスン、と、ふだんから自然に使い分けていますが、同じような意味でも微妙に違います。
レッスン!と聞くと家で必至に練習したものを個人で先生にみていただく、というイメージが強くかなりプレッシャーが
かかるもの。
合唱は何人かでやるという形態であるし、発声法と楽譜を読むというテクニックがあれば、短時間の予習でも比較的楽に取り組めるもの。
お稽古、となると先に先に自主予習するというよりは、その時間内に、先生の模倣に徹し、形(型)から憶えること、いわゆる「その場で体得」もの。
・・というように自分の中では分別しています。
どれが易しいか難しいかということでなく、ジャンルを越えて「なぜ?、どうして?、その先は?」という先走った疑問を持たずに、
目の前にあるものに集中して取り組む事が今の自分には必要なかもしれない、と思うこの頃です。
さて、昨日の成人の日は、国立能楽堂で今年初の能を観てきました。
演目は新春にふさわしく「翁」をはじめ、謡曲で練習した「鶴亀」、野村萬斎が出演した間狂言、
非常にゆったりした「春日山龍神」など、どの番組もひとときも目が離せないほど惹きこまれました。
「翁」の中の「揉の段」の三番叟、生き生きと五穀豊穣を祈り舞い、素晴らしかった。
ひとりで行ったのですが、それでもまったく退屈せず楽しめました。
美しい着物姿の方もたくさんいらして目の保養にもなったし(^^)v
ただ、能はやはり本来の野外舞台にある方が好き。
帰りは浅草で久しぶりに外食。天ぷらが美味しかった♪