回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

川の手歩いて亀戸寺社巡り

2017-01-03 09:47:26 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム

昨日2日はお客様もお年始の予定もなく、ゆったりと朝ご飯。

 恒例の箱根駅伝往路を見終わってから初歩きにでました。

荒川と綾瀬川、そして中川にはさまれたデルタ地帯にある我が家はどこに行くにも川を渡って都会にでます。(だいたいどこに住んでいてもそうかな)

今日はさらに江戸時代の用水堀で造成された地域である江東区~墨田区へ。

のんびり穏やかな荒川を渡って四ツ木から繋がる旧中居掘りをたどり、東武亀戸線に沿ってテクテク。

 

お正月なので、人がわらわらと出ているところをめがければ予想外にたくさんの神社仏閣に出会います。

期せずして亀戸七福神に含まれているところもいくつか。

亀戸水神の駅から古道をまっすぐ歩いたところに小さい小さい亀戸水神さまの境内。

亀戸といえば天神様がつとに知られていますが、その手前の水神様はひっそりと古道の交差する場所にたたずんでいます。

 

昨年も初t詣でに訪れた亀戸香取神社。大黒さまと恵比寿さまをお祀りしています。

スポーツの神様だそうです。

このあたり昔からの畳屋さん、江戸切子や木工品、葛粉づくりのお店もあってなかなか面白い。

おじさんの熱弁に惹かれていくつか購入してきました。

鬱蒼とした茂みの中にある普門院。毘沙門天さんをお祀りしています。

長蛇の列の亀戸天神。こういう混雑するところは遠くから手を合わせてスルー(^^)

横十間川方向に向かって細い道を入ると、どっしりした造作の江東天祖神社。福禄寿さんをお祀りしています。

ここはかなり良い気を感じました。とても落ち着いていつまでも佇んでいたい感じ。こういうのパワースポットというのかしら・。

 

横十間川に沿った広い境内のお寺は龍眼寺、別名萩寺。布袋様をお祀りしています。

だいぶ陽が傾いて、川の対岸を見ると暮れなずむ空ににょきにょきと高層ビルとスカイツリー。

この川沿いは何度も歩いていますが、来るたびにマンションが増えています。

やがて横十間川は北十間川に合流。北十間川はスカイツリーの前を流れて隅田川に落ちます。
(横十間川は南の仙台掘川と北十間川を結び、北十間川は西の隅田川と東の中川(現在は溜め池状態)を結ぶ用水)

国を分かつ大河、山里の小川、放水路、小さな用水、・・川は昔の道でもあり、それをたどることがわたしが歩きはじめた大きなきっかけのひとつでもあります。

 

北十間川沿いの工場の立ち並ぶ路地から見たスカイツリー。

なんだか不思議な風景です。

 

この路地から出るとすぐに別世界のようなショッピングセンターが出現するのですから。

四つ木~亀戸~押上、とぐるぐる歩いて約10㎞の初歩きでした。