愛媛県宇和島市からの良いたより♪

私のブログでは次の内容を紹介致します。
1.「神の王国の良いたより」、聖書教育
2.花々、風景写真
3.俳句、他

5歳頃から祖母と両親に「掃きだめの中に立つ鶴の姿に見習え」と教えられた♪

2024-05-04 22:51:22 | 思い出

 5歳になった頃から祖母や両親から「掃きだめ(家庭用の生ごみやごみや庭のごみを捨てる場所)の中に立つ鶴の姿に見習え」と、教えられました。実際に、こちらでは掃きだめの中に立つ鶴の姿は見たことがありませんでしたが、教えられた言葉の通りの真っ白な鶴の姿を思い描くことができました。自分なりに意味を理解し、どのような悪い状況や悪い環境・社会状況の中でも、鶴のように汚れなく、清く正しい生き方を貫きたい、と思いを定めることができました。そのためとても幸福な生き方が出来ました。

 さらに、祖母は日本で最初に女医さんになった「イネさん」の話しをよくしてくれました。私は、祖母の話した、その「イネさん」がどにょうな人だったのかを知ったのは、後に中学生か高校生になってからでした。イネさんが卯の町に住んでおられた頃、我が家の裏道を一人で歩いて通って宇和島城に蘭学を学びに行かれていたようです。祖母はそのイネさんとよく話しをしたようで、「女性なのにとても賢く、強く、真面目な人だった」と、言っていたのを覚えています。当時卯の町から宇和島城まで出るには、卯之町から吉田に入る「法華津峠」を超える必要があり、朝3時半~4時には家を出ておられたのではないかと思います。私が帰郷した頃には、イネさんが宇和島城の近くに住んでいたことのある川沿いの住居跡に案内板がありましたが、その案内板が最近はありません。

 祖母は私が中学1年生の時に89歳で亡くなりました。

  祖父は,「受けるより与える方が幸福である」という「利他的な生き方」を貫かれたそうですが、残念なことに私が生まれる2年前に亡くなられていました。

 どの時代にも「さきがけ」となった女性がいらっしゃいますが、その生き方に学ぶべきとが大です。

 

        マークエステル氏の描いた「油絵」

 


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