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終の信託

2012-12-09 21:35:29 | CINEMA(日本)
終の信託
'12:日本


◆監督:周防正行「それでもボクはやってない」「Shall We ダンス?」
◆出演: 草刈民代、役所広司、浅野忠信、大沢たかお、細田よしひこ、中村久美


◆STORY◆呼吸器内科医の折井綾乃は、同じ職場の医師・高井との不倫に傷つき、沈んだ日々を送っていた。そんな時、重度のぜんそくで入退院を繰り返す江木秦三の優しさに触れて癒やされる。やがて、お互いに思いを寄せるようになる二人だったが、江木の症状は悪化の一途を辿る。死期を悟った彼は、もしもの時は延命治療をせずに楽に死なせて欲しいと綾乃に懇願する。それから2ヵ月、心肺停止状態に陥った江木を前に綾乃は激しく葛藤する…。

周防監督の舞台挨拶つきで試写会でみてきました。
一般の試写会では全国で初とのことでした。

『それでもボクはやってない』の周防正行監督が、法律家でもある朔立木の小説を実写化したラブストーリーです。

この映画はよかった悪かったというよりは、見た人で延命治療に対しての自分たちの意見を言い合った映画だったな~
そういえば、前の冤罪映画の時も映画を見た人と語り合ったような気がします。

今回は、重度のぜんそく患者と恋に落ち、彼の願いから延命治療を止めた行動を殺人だと検察に追及される女医の姿を見つめています。

へーーーこれって2人は恋愛していたって感じになっているの??
映画をみてるかぎりでは恋愛っていうよりは、信頼関係から描かれた絆にみえたけどな~
私には、喘息の発作に苦しむ患者の願いを受け入れ、
尊厳死を選択した彼女の葛藤と苦しみを描いた映画って感じにみえたけどな~
彼女は医者でもあり、彼のよき理解者でもあったんだろうな~って思ってみておりました。

この映画さあ回想シーンから描かれるんだけど、
若いって時系列をみせようとしているところはいらなかったんじゃない?って思っちゃった。まあ草刈さんの裸のシーンはいらなかったんじゃないって思っちゃうけど。。。

とにかく、終盤の、取り調べが始まってからの検察官塚原との攻防が一番みどころでした。
なにこの検察って(怒)って思っちゃいました。
なんか、誘導尋問ってこんな感じなのかと思いました。
よくわからない専門用語を使って、いつの間にか、自分は違うって言っても、
検察の思い通りの答えにしちゃうっていうか、
こういったのが冤罪を起こすんだよって怒りまでおぼえましたね~

草刈さんはがんばれ~って思いましたが、役所さんはさすがでしたね。
試写会の時に、なぜ役所さんにオファーしたんですかっていう質問に
監督が草刈民代さんがバレーをやめられてからの初めての映画になるので、
役所広司さんに依頼したのは、草刈の第一歩をうけとめてやってほしかったと言っておられました。確かに存在感といいあれだけの演技はすごいって思いました。
そして監督の言葉も草刈さんへの愛だわ!!!って思っちゃいました。

Nakajiの満足度  ★★★(3.5)  劇場鑑賞 62 作目
終の信託 (光文社文庫)
朔 立木
光文社

終の信託 オリジナル・サウンドトラック
SOLID
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1 コメント

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患者の激情報網で (q うーんイマイチ)
2012-12-12 16:35:13
映画館、ガラ空きだったな~
やたら整い過ぎ相変わらず眉間のシワシワも
何故かガチ筋肉っぽい草刈さん
これが、過去アリの女医師を演じるから
上手い!!!!
私。大叔母が喘息発作の酷さで呼吸困難で亡くして
qママもdna受け継いで喘息気味の咳持ちで
自分自身が生まれてから墓場までの難病持ちだから
凄いリアル目線で観てたの
医者と患者の関係って「親とは別に丸ごと素っ裸を見せられる存在」だから
恋愛の信頼とは違う「信頼の ど・信頼」だもの
医者なんだよね 正義感が強いんでしょ?!
正義感が強いのに自殺未遂事件って
信じられないし
そんな医者、患者の激噂網で「あの女医師ヤバイから診てもらうの止めろ」ってオフレが出るのは確実
なのに「承諾しました」っていう文書とか書いてないし
そして奥さんのコト「弱い」って、どーしてだよそれ?!

1番リアルで素晴しかったのは
検事役の大沢氏
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