暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

「めちゃくちゃ・・・」そう言うんだ

2020-10-21 16:58:48 | 言葉
最近、YouTubeで動画をよく観る。

若者同士で話していたり、一人で語る動画を観ていると、よく「めちゃくちゃ」という言葉が出てくる。

滅茶苦茶になってしまった、という意味ではないのだ。

調べてみた。

goo辞書に出ていた。


1 まったく筋道が通らないこと。度外れなこと。また、そのさま。めちゃめちゃ。
「滅茶苦茶なストーリー」「滅茶苦茶な値段」

2 どうにもならないほどにこわれたり、混乱したりすること。また、そのさま。めちゃめちゃ。
「せっかくの集まりを滅茶苦茶にする」「書類の順序が滅茶苦茶だ」

[補説]近年、「―楽しい」「―怒られる」のように、副詞的に用いて、程度のはなはだしいさまの意を表す例が増えている。




つまり副詞のように使って、「とても」「ひどく」など度合いが激しいときの修飾語なのだ。

若い世代の人が使うようで、私たちの世代では、聞いたことがない。

ほんとに、言葉は変わっていくんだなあ。


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「そこまで・・・」って正しい日本語なの?

2020-09-18 19:53:38 | 言葉
最近、テレビで若い人を中心に、会話の中に「そこまで・・・」と使う人が増えた。

ニュースやお天気キャスターでも、一般的に使う。

前なら、「土砂降りと言うほどまで激しくもないが・・・」という言い方をしたような場合に使っている。

「そこまで~~ではないが・・・」のような使い方というべきか。



「そこまで」って、どこまでよ、と問い返したくなる。

具体的に「そこ」は存在しないのだ。この言い方には。

酷くはない、という漠然とした高い位置のことを指している。

テレビのトークの中で、気を付けて聴いていただくと、どんなときに出てくるか、ご理解いただけると思うが、新語や新しい用法に、耳が反応してしまうのは、私が年取ったということの証明なんだろうが、こんな風に、日本語は発達していくんだな、と思う。

年寄りが、聞いてて引っかかるのが、言語の成長、発展なのかと、ついていけてない自分が耄碌(もうろく)に違いない。

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聞きづらい語尾上げ

2018-06-10 17:54:21 | 言葉


最近の若い女性の話し方の傾向で、語尾上げして、音を伸ばす話し方をよく聞く。

テレビに出演する知識人の女性たちもそのような話し方をするかたを散見する。

文の区切りで語尾が半音上がるのだ。

「・・・というばあいにはー・・・」

「そこをまがったところでぇー・・・」


うまく表現できないが、注意して聞いていていただくと分かると思う。

アナウンサーは使わないが、臨床心理士や、医師のようなかたでも、そういう言い方が染みついている人もいる。



事件の目撃者が証言しているような場面でも、語尾が上がる。

説明的な話をするときに、長くなるので、強弱をつけて、次の文章へつないでいるようでもある。


昔、横浜弁で、ハマっ子の若いひとたちは、

「それぇ、いったんぁ」

などのように、話したものだったが、高校を卒業して、各地の若い人たちと話すようになると、自分が普通じゃないことに気づいて、使わなくなる。

若いころ男女の差のない口調で話していた人も、結婚して夫婦だけの会話をしていると、男女のすみわけなのか、妻は女性言葉になってくる。

「そう」 「そんなことしないわよ

それは、良いのだ。標準語だ。女性語だ。


だが、良く聞くこの半音語尾上げは、最近始まった流行なので、新しいことに慣れにくい60代の私たちには、聞きづらい。

夫にこの話をしたところ、語尾上げの話し方に気づいていた。

男性は使わない。女性はかわいらしい話し方だと思って使っているんだろう。


フツウに話してくれないだろうか。


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・・・て いて・・・

2017-07-06 23:01:33 | 言葉
テレビを観ていると、最近多用されているものの、妙に表現に引っかかることばがあり、書いておきたくなった。

ワイドショーのその専門分野で見識の高い方とお見受けするコメンテーターの方々や、ニュースの中ではアナウンサーも使っている。


それは、

(1) 「いつ ~しても おかしくない」

(2) 「・・・と思っていて」のように、動詞の後に、「・・・ていて」とつなぐ


などである。具体的にはこのようになる。


(1) 「いつ ~しても おかしくない」
     
このどこが問題だと思っているかというと、自然災害のときや、危機に直面している緊迫した状況にあるときなどに、多用されているからだ。

このことばは、人命が危険な中にあるときに、より悪い状況が次に訪れることを、一瞬期待しているように受け取れなくもないような表現に聞こえるのだ。

だから、どうも、ニュースで、このことばを聞くと、妙な違和感を覚える。


(2) 「・・・雲が低く垂れこめていて・・・となっています」
               

この表現のなにが気になるかというと、本来なら、「・・・雲が低く垂れこめており、・・・となっています」とならないだろうか。
                                       

「・・ていて」では、いかにも子供の会話表現で、堅い文章のなかに、突然、話し言葉を放り込んだような、前後の文から浮き上がっているように聞こえるのだ。

ニュース原稿でも、これが多用されている。

     
「・・・思っていて・・・」などともコメンテーターが使う。


違和感を覚えるのは、私だけだろうか。



追記: もうひとつ例示したい表現があった。


(3) 「なぜ・・・されなければならなかったのか。」

これも使うべきではないような言い回しだと日頃感じる。

・・・殺されなければならなかったのか   というように情報番組の解説のなかで使われていると、聞いた時に違和感が残る。



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若い女性の感嘆の声

2016-12-08 23:28:07 | 言葉

テレビの収録で、少しの観客を入れて、拍手や感嘆の声を音声に入れている番組がバラエティによくある。

その中で、最近、気になっていることがある。

おそらく観客席は、若い女性たちと思われる声が聞こえる。

出演者の話で、若い女性たちが感嘆の声をそろってあげるときだ。



  「オオオオーー!」

と言うのだ。

昔なら、若い子たちは


  「わぁーーー!」

と言わなかったか?

「オオオオー」というのが、どうもなじめない。

たたえるという意味の歓声なのだ。

あるいは、いい意味で驚いている場合と言ったらいいだろうか。

ことばづかいや、新語と同じように、変化してきた結果なのだろうとは思う。

テレビ局のADさんが、フリップをだして、

「『おおおおー!』と驚いてください」

とでも、指示しているのかもしれないか。
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