暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

夏休みが終わろうとするころ

2022-08-25 19:11:11 | 学生時代

2022/8/25 読売新聞 編集手帳を読んで

新学期を前に、小中高生の自殺が増えるという。
自身の学校時代を考えると、退屈な長い夏休みが終わり、宿題は徐々に片付けてあったので、提出物を持って、新学期の日常がやってくることへの興味、関心の気持ちを少し抱いて、登校していったように記憶している。
学校生活が充実していたわけでもないし、楽しく過ごしていたわけでもないが、夏休みの終わりに、自殺願望が起きるということはなかったと思う。



現代の小中高生は、重い心の負担になっていることは、何があるのだろうか。
人間関係でコミュニケーション能力がやや弱いために、友人との軋轢、いじめがあるなど、学業の不振、課外活動の負担感がつらいのもあるかもしれない。
20代で精神疾患を発症した私としては、自殺まで悩んだ小中高生は、神経科にかかるか、カウンセリングのチカラを借りるのがいいように思う。
一人で悩んでいると、アドバイスもなく、薬もなく、睡眠は乱れ、ますます悩みの中に押し込められて、抜け出すこともできなくなっていくのだろうと思う。



悩んでいる本人に解決方法はない。
友人、家族への打ち明けはなんの手助けにもならない。ふさわしいアドバイスをするだけの経験や能力を持った人などいないのだ。
行政が、小中高生に容易に手を差し伸べることができるシステムを構築していくことが必要になってきているのではないだろうか。
神経科の敷居を低くして、思春期の若者への診療がたやすくなるような、医療の体制も必要だろう。
私に思いつくのはそれくらいしかない。


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持つべきものは先輩

2022-07-18 19:40:02 | 学生時代

大学に入学した時、室内プールがあったので、これを利用しない手はないな、と 思って、迷わず水泳部に入部した。



水泳は、高校2年の時に、3年の姉に高校のプールで泳ぎ方を教えてもらい、ようやく泳げるようになったくらい、子どもの頃は金づちだった。

教え方の上手な姉のお陰で平泳ぎは人並みに泳げるようになった。

飛び込みも、潜水もできるようになった。

高校3年のとき、校内水泳大会があり、私は50Mの平泳ぎに出場して、3位になった。

泳げるのはその平泳ぎと、クロールが少し、様にはなっていなかった。


そんな泳力で、大学の体育会の水泳部に入ったのだ。

部活動は、様々な学科の人、学年も様々に集まってくるので、帰宅部にいるよりは、知り合いが増えていいこともある。


1年生は、一般教育科目で、人文科学、社会科学、自然科学の分野からそれぞれ3科目ずつ、合計で36単位を履修することが必須だった。

私は生物農芸専攻にいたので、入学時のオリエンテーションで基礎のために、自然科学からは数学、化学、物理学を取るようにと言われた。

と言っても、ブログの中で、前にも書いたと思うが、高校では文科系にいたので、自然科学の各分野は私には難しくて、授業をふんふんと理解している学友をすごいなと見ていた。

物理学の授業では、講義と実験とが組になっていて、両方を受講しなければいけない。

実験の授業では、実験のレポートを毎週締め切りまでに提出した。

水泳部の先輩に、物理系の学科の4年生がいて、その先輩が卒論をしている研究室に他の部員と遊びに行った。

そのとき、実験のレポートを提出すると話したところ、「見せて」と言われた。

書いてきたグラフを見せると

「え? これおかしいわ! 対数のグラフ用紙では、原点は(1,1)よ。 0じゃないわよ。」

と教えてくれた。



そういう基本的なことも知らずに進学しているので、あわてて書き直して、提出した。



先輩のおかげで、そのレポートはパスした。

物理学の成績は良くなかったが、合格した。

「持つべきものは先輩」だと思った。

大人になってから、

「対数のグラフは原点が1なんでしょ? それも知らずに、物理学の授業取っていた」

と、話すことがあったが、それについて、「そうよ」という人は誰もいなかった。

やっぱり、普通は知らないことなんだな、と思った。


だが、その先輩は、実は余計な知識もくれた。

授業は、三分の二以上出席しないといけない。逆に、三分の一は、休める、と。

それが通用する科目と、欠席が成績に影響が大の科目があることを私は知らなかった。

というわけで、1年の科目では、いくつかを落とした。



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