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王位戦 第2局 2日目

 藤井二冠が王位戦第2局で豊島将之竜王に102手で勝利した。





 昨日の記事から分かるようにずっと劣勢に陥っていた。私は「2連敗か・・」と弱気になることもあったが、劣勢ながらも粘って決定的な局面を豊島竜王に与えることがなかったのを見ていて、次第にちょうど一年前の7月14日に行われた王位戦第2局で必敗状態から大逆転したのを思い出した。「ひょっとしたら・・」と少しずつ思い始めていたら、なんとデジャブのように形勢が逆転しているではないか!!もう驚いたのなんの、というより喜びで全身が震えるばかりになった。

ABEMA NEWSによれば、
 『大きな1勝だ。第1局では、両者持ち時間を1時間以上残すほどの完敗を喫していた藤井王位は、巻き返しを狙った第2局で、角換わり(早繰り銀)の最新形で渡り合ったが、1日目を終えたあたりから、徐々にリードを奪われた。2日目に入っても挽回のきっかけが見つからない苦しい時間が続いたが、一瞬の隙で逆転できるよう難解な局面を生み出し、チャンスを伺い続けた。するとこの粘りが通じたのか、最終盤での攻防でついに光が差し込み逆転。最後まで息を抜けない戦いが続いたが、再逆転を許すことなく勝ち切った。 
 対局後、藤井王位は「早繰り銀はあまり想定していなくて、手探りな感じでした。ちょっと序盤でちょっと手の組み合わせがまずかったかもしれません。攻め合いの形になっても駒が少ないので、形勢は苦しいと思っていました」と苦戦を振り返ると、シリーズ初勝利には「タイに戻すことができたので、第3局も気持ちを新たに戦いたいと思います」と、短く語った』

 もうこれで豊島竜王に対する苦手意識も払拭できたことだろう。間違いなく王位防衛は果たせるだろうし、叡王も豊島竜王から奪取できるだろうし、さらには竜王も豊島竜王から奪い、四冠達成も十分視野に入ってきた。もう楽しくてワクワクして仕方がない。

 でも、「勝って兜の緒を締めろ」という格言を何度も反芻して、決して驕ることなく淡々と応援していかねばならない。

 頑張れ、藤井二冠!!
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