Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

ロヴィニ(Rovinj)+Vrsar周遊クルーズ:クロアチアイストラ半島14日間⑤

2011-06-11 06:15:03 | 旅行(クロアチア)
イストラ半島は、個人で回るなら、移動手段がバスかレンタカーしかありません。効率的に回りたいのなら、ツアーに参加するほうがよいです。
船で回るクルーズツアーは人気が高く、またたくさんの業者が運営しています。私たちは、プーラから出発し、ブリヨニの島々を見ながら北上、ロヴィニに2時間滞在、リム・フィヨルドを船から見て、Vrsarに2時間滞在して戻るという、朝9時スタート、6時終了のツアーに参加しました。泊まっているホテルのあるMedulinからのバスの送迎も含めて、280クーナ(約4500円)でした。
船の名はメリーサ(Melisa)。2階立てで、2階には半分以上がオープンデッキになっている、かなりこじんまりとした中型船です。
この日は、曇り日で、風があり、波が高めでしたので、揺れる揺れる。遊園地のアトラクションかと思うくらい揺れました。私自身は揺れを楽しんでいたのですが、なかには気分が悪くなる人もいたようです。私も最後のほうは早く着いてくれないかなーと思っていました。
そして、ようやくロヴィニに到着かと思ったら、通り過ぎて、少し先にあるVrsarという町に到着しました。この町は、ロヴィニ同様、一種の要塞町で、丘の上に教会と尖塔があり、その回りを囲むようにずっと海まで建物が所狭しと建っています。すごく勾配の強い坂を上って、丘の上を目指しますが、途中で息がきれて、カフェでアイスティーを飲んで、休憩しました。休憩後、また坂を上って、やっと頂上にある教会へ。イストラ半島でよく見る天井に木の梁が見えて両脇に通路がある形の教会です。丘のところどころに見晴らし台があって、青い海と島々が見て、素晴らしい眺めです。また、カサノバの住んだ家などがありました。
港へ戻って、船に乗り込みます。私たちは知らなかったのですが、ランチがツアーには組み込まれていたようで、船内でランチがふるまわれました。まず飲み物は、白ワイン、オレンジジュース、ミネラルウォーター。そして、尾頭魚一匹丸ごとグリル、チキングリル、サラダが一皿に乗ったものが、配られました。おいしかったです。デザートを期待しましたが、デザートはなし。
食べているうちに船はリム・フィヨルドへ。フィヨルドといっても本当のフィヨルドではなく、フィヨルドに似た景色ということで名づけられているそうです。石灰岩の岩肌が崖のように切り立って、深い緑とともに美しい景色を形作っています。
そして、次の停泊地ロヴィニへ。ロヴィニ(写真)も丘に所狭しと建物立っていて、その頂上に教会と尖塔があります。曇り空の写真しか撮れなくて残念でしたが、海から見るととても美しい町です。頂上の教会は聖エウフェミヤ教会といって、聖女エウフェミヤの石棺が祭られています。キリスト教徒にとってはかなりの聖地らしく、熱心に見ている人々がいました。ロヴィニの町の通りは狭く、また敷石が石灰石で、長い年月で磨耗しており、つるつるです。滑りやすいので、サンダルを脱いで、素足で歩いている観光客も見かけました。
暑いので、船の出港時間までに間にアイスクリームを買って、食べました。アイスクリームはこのバカンス中何度か食べましたが、イタリアンジェラートのような美味しさのものには出会えなかったです。なんか工場大量生産系のまったりとした味のものばかりでした。
このクルーズツアーですが、プーラからホテルまでの移動時間もあるので、実際には8時出発で夜7時帰ホテルでした。かなり疲れました。でも楽しかったです。おすすめです。

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