JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

Sipeed Longan Nano のテスト その2

2019-11-29 | その他
その2です。

JE2IMS/1さんにLCDライブラリの在り処を教えて頂いたので、早速テストしてみました。

先ずはサンプルを実行してみました。

サンプルのmain.cはBadApple!デモと同じでしたが、シリアルへの出力ルーチンが入っていたので、テストしてみました。
シリアル出力はUSB経由ではなく、USBコネクタの反対側のシリアルピンからUSBシリアル変換モジュールを経由してPCと接続する必要があります。

printfでそのままシリアル出力できましたが、改行を入れないとバッファから出力されないようです。
シリアルモニタでは改行コードの設定を変えてみましたが、改行はされないので\n\nでいきます。

8x16ドットフォントでASCII文字の表示ができますが、1行19文字しか表示できません。
19文字を超えて出力しようとすると自動的に改行され、5行を超えると画面が赤色でクリアされますが、以降の文字が表示されます。


画面のUPです。


1行19文字の制限はライブラリを調べたところ、下記ではじかれているようです。
if(x>LCD_W-16||y>LCD_H-16)return;

画面の端は表示に問題があるのかもしれませんが、「x>159」に変更したら、20文字x5行表示ができました。
ついでにフォントファイルに例が記述されていた漢字も表示してみました。
漢字の表示は表示したい漢字のフォントを抽出して記述する必要があります。
16x16フォントで10文字x5行しか表示できませんが、それなりに使えそうです。



以前「Tanukino デジット32x16ドットマトリクスLEDモジュールで漢字表示」で漢字フォントファイルから必要な漢字のフォントを抽出して電光掲示板を作ったことがあります。

Sipeed Longan Nano のテスト

2019-11-18 | その他
 秋月でSipeed Longan Nanoを入手しました。

 Longan NanoはRISC-V 32bitのGigaDeviceのCPUを搭載した開発ボードで0.96インチのフルカラーLCDを搭載しています。これで¥830とは格安なのですが、今の所・・・です。

 先ずはデモを実行してみました。Qiitaの@mystonさんのサイトを参考にドライバ、書き込みツールとBadApple!デモのバイナリをダウンロードし、書き込みました。


 動画はご本家のを御覧ください。
 このサンプルですが、バイナリしか無いので、「ふ~ん」状態です。どこかにソースがあるのでしょうか?鋭意探索中です。
 ご本家サイトの中国語版にありました。英語版ではUARTとBadAppleデモはリンクがありませんが中国語版にはありました。

 開発環境はVSCode上のPlatformIO IDEで設定はご本家を参考にしました。
 プロジェクトの作成からLチカまではQiitaの@iwaoka1986さんのサイトを参考にしました。
 ポートは叩けるのですが、LCDライブラリなどの在り処がわかりません。これも鋭意探索中です。

 という訳で、デモの実行とLチカ以外は今後の課題です。そのうちに色々な情報が出回ることでしょう。




MaixBitのテスト その2

2019-11-16 | その他
その2です。

Maix BITの開発環境としてはMaixPyの他にMaixduinoがあります。

MaixduinoはArduinoIDEを使用して開発を行う環境で、インストールなどの設定はArduino勉強会/31-MaixDuinoのサイトを参考にしました。

Arduinoでコンパイルまではできましたが、MaixBITへの書き込みができません。MaixPyの環境ではCH340ドライバで接続できましたが、CH552ドライバに変更したところ書き込みができました。CH552ドライバはFTDI社のドライバなので既にインストールしてあるハズですが、後から入れたCH340ドライバが動作していたのかもしれません。

Arduino環境なので、LCDライブラリなどもあり簡単に開発できそうです。
先ずはLチカで確認したあと、LDCにお絵かきするサンプルを動かしてみました。



画面のUPです。丸、三角、四角と文字列を適当に描画するサンプルです。


カメラ用のサンプルなど一部動かないものもありましたが、おいおい整えていこうと思います。

MaixBitのテスト

2019-11-12 | その他
秋月でMaixBitというカメラ、2.4インチ液晶ディスプレイがセットになった開発ボードを入手したのでテストしました。
カメラと液晶が付いて\3,000はお買い得ですが、使いこなせるか微妙なところです。

先ずはLチカと顔認証デモを動かしてみました。
参考にしたのは Arduino勉強会/30-MaixPy です。
USBシリアル変換モジュールがCH552に変更されていましたが、知らずにCH340のドライバを入れてみましたが、接続できました。
他の設定は参考にしたサイトの通りです。


USB接続した画面です。MaixPyのバイナリをダウンロードしてk-Flashでバイナリを書き込むとのことでしたが、どうやらインストール済のようです。

TeraTermで接続して、リセットSWを押した時に表示される画面で、MaixPyが動作しました。


とりあえず.pyのソースをコンソールに貼り付けて実行してみました。
写真はありませんがLチカは無事動作しました。

次はカメラと液晶画面を使用した顔認証アプリケーションです。
MaixPyは0.3.2で現状の最新版のようなので、このママとします。



顔認証されると認証された顔のエリアがコンソールに表示されます。


下記がソースですが、やっていることは何となく分かるものの、実際は中の小人さんが頑張っているのでしょう。

while True:
 img=sensor.snapshot() 
 #カメラからスナップショットを取得

 objects = img.find_features(face_cascade, threshold=1.00, scale=1.1)
 #ここで顔認証

 for r in objects:
  img.draw_rectangle(r,color=(0,255,255)) #画面に四角を表示
  print(r) #コンソールに座標を表示
 lcd.display(img) #画面を更新

画面のUPです。この子の顔も無事認証されました。