JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

29MHz FM トランシーバーの製作 その2

2020-03-30 | 無線機
その2です。

CPUとSi5351Aを実装しました。
画面は128x64dotのOLEDにしました。

画面例です。
1桁目はVFOの種別を示し、VFO-A~DのA~DとメインCHのMが表示されます。
2~4桁は周波数のkHz台で000~300が20kHzステップで表示されます。
5桁目は送信/受信の表示でT/Rで表示されます。
2行目はまだ実装していませんがSメーターでS1~S9、以降は123456で10~60dBを表示します。
この例ではメインCHの29.300MHzを受信しており、Sメーターはダミー表示ですが、S9を示しています。


操作はすべてSWで行い、[A]~[D]のSWを押すと選択されたVFOに制御が移ります。
VFO-Aです。初期値は29.280MHzです。

[U]、[D]のSWを押すと20kHzステップでCHが上下します。

[D]を押してVFO-Aが29.260MHzになりました。


VFO-Bです。初期値は29.260MHzです。


VFO-Cです。初期値は29.240MHzです。


VFO-Dです。初期値は29.220MHzです。


[M]を押すとメインCHに移ります。
メインCHの周波数は変更できません。

29MHz FM トランシーバーの製作 その1

2020-03-21 | 無線機
「プロジェクト59」ブログの「デカテン2号機」を参考にして29MHz FM トランシーバーを製作しています。

ブロック図です。
周波数構成は同じですが、受信用のFM復調ICはいにしえのIC-2Nなどで採用されたMC3357を使用しています。


受信部の一部とファイナルを除く送信部まで製作が進みました。
マイクアンプとMC3357周りは穴開き基板にしましたが、RF関連は空中配線にしました。
今回はデカハンディを目指していますので、コイルを密集させて実装してみました。

送信部側です。
左側がマイクアンプと変調回路、10.7MHzの水晶、混合回路、フィルターとポストアンプです。
受信部のテスト用に送信部の出力にダミーを接続し、受信部で受信しているところです。



受信部側です。
左からANT回路、混合回路、10.7MHzXF、IFアンプで、MC3357/CPU基板のIF入力へと続きます。
SMAコネクタはテスト用にSGから局発信号を入力するためのコネクタです。



両面基板の両面に送信部と受信部を配置しました。



MC3357/CPU基板です。受信部のSメーター回路とArduino、Si5351Aは未実装です。


基板の空きスペースにはArduino用の3.3v電源とArduinoを実装します。
表示はOLEDでケースに実装、制御はSWのみの予定です。
その後制御ソフトの開発を開始します。