JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

Tanukino Si5351A SGの製作 その3

2018-06-24 | Tanukino
その3です。

Si5351Aのライブラリを追加したところ、メモリーが足りなくなりました。
GLCDのライブラリが大きくてメモリーを消費しているようです。

とりあえずArduinoをもう1つ追加して、シリアル通信でSi5351Aの制御をすることにしました。
こちらはATmega168Pを使用しましたが、Si5351Aのライブラリ込で現状86%となんとかなりそうです。

変更した回路図です。

Tanukino Si5351A SGの製作 その2

2018-06-23 | 測定器
その2です。

以前テストした、320x240のカラーグラフィック液晶パネルをやっと発掘したので、ユーザインターフェース部分を作ってみました。

回路図です。

GLCDはaitendoのM032C1289TPを使用していますが、GLCD用のみでもI/O線が12本も必要で、タッチパネルやSDカードを使用するとI/O線が足りなくなってきます。
今回は4x4マトリクスキーの制御はAD変換ポート1つで済んだので、5本のI/O線が必要なタッチパネルは使用せず、FRMSの結果保存用にSDカードは温存することにしました。

スケッチ書き込み用のTXD/RXDがGLCDのI/O線と重なっています。スケッチ書き込みには問題ありませんが、シリアル出力とは競合しているようでした。


テスト用にとりあえず実装しました。
タッチパネル用のレイアウトなので、GLCDが下側に配置されています。


裏側です。


4x4マトリクスキーは角穴の穴あけ加工が面倒だったので、ケースの外側に配置しました。


メインメニューです。
SGが完成したら、ログアンプを追加して、パワー計、FRMS、リターンロスブリッジ経由でアンテナアナライザを実装する計画です。


SG画面です。
Si5351Aは3つの出力があるので、OとXで出力の有無を表示します。
また、周波数変更などの操作対象は[]で示すようにしました。
この状態で[UP]/[DOWN]キーで操作対象出力の変更ができます。
[ENT]キーを押すと、周波数入力モードに以降します。
[1-3]キーで操作対象の選択、[4-6]で出力有り、[7-9]で出力無しの設定をします。
[CLR]キーでメインメニューに戻ります。


テンキーで周波数を入力できて便利です。
12.3[MHz]を入力したところです。
とりあえず単位は[MHz]のみです。


[STEP]キーを押すとステップ変更画面で周波数ステップの変更ができます。





アンテナ整備 その2

2018-06-22 | アンテナ
その2です。

HF用のホイップですが、共振周波数を測定したところ、36.5MHzでした。
そこでコイルを追加して共振周波数を25MHzに下げました。
HFのハイバンド用としてはこんなところでしょうか。
ミノムシクリップでコイルの任意の位置を選択できます。

無線機のチューナーで一応7MHzもチューニングは取れましたが、飛ばないでしょう。
とりあえず24MHzで交信できました。

左がHF用ホイップで、右が給電点に追加したコイルです。

アンテナ整備

2018-06-10 | アンテナ
南側ベランダのアンテナの現状です。夜用のアンテナを珍しく展開したので、写真を撮りました。

釣り竿アンテナで使用する時に仮設する方針でしたが、面倒なので常設方向に向かっています。

まずは3.5/7MHz用です。2本の釣り竿を3m程度突き出し、釣り竿に沿うようにワイヤーを10m展開しています。
左側の釣り竿です。リサイクルショップで198円でした。1.5m程釣り竿に添わせています。


左側の釣り竿の先端からUの字にワイヤーを展開して、右側の釣り竿に達します。
Uの字は1.5m程しか垂れ下がっていないので、階下の領域を侵犯することはありません。


右側の釣り竿と給電点です。給電点は1m程内側にあります。
3.5MHz用のコイルを経由して、モビホ基台に至ります。
モビホ基台にはグラウンドとして、ベランダ中を這い回るワイヤーや、床に転がしたスチールラックや430MHz用八木アンテナのベースとなる脚立などあらゆる物が接続されています。
7MHzの運用時はコイルをショートします。先程21MHzで使用しましたが、十分使えるようです。


常設とはいえ釣り竿が2本もあり、目立つので使用しない時は釣り竿を縮めており、夜陰に紛れて使用する夜用のアンテナです。

正体不明のモビホのエレメントです。上部エレメントにコイルらしき物が入っています。
斜めに立てかけて50cm程外に出ており、常時使用する予定です。
無線機のチューナーで7から50MHzまでチューニングできました。


50MHzのIVと右側の釣り竿です。
IVも斜めに立てかけてあり、50cm程外に出ています。このあたりが常設の許容範囲のようです。


1200/430/3.5/7/HFモビホです。



Tanukino Si5351A SGの製作 その1

2018-06-09 | Tanukino
Si5351Aを使用したSGの製作を検討していますが、SGらしくテンキーで周波数設定をしようと思い、AD変換方式で4x4マトリクスの16キーの実験をしました。

以前製作したCWデコーダーのように複数のAD変換ポートを使用すればいいのですが、既存の4x4マトリクスユニットを使用するので、配線の変更は避けたいと思います。
ネットで調べたところ、「まごころせいじつ堂さんのアナログ入力1本でマトリックスキーを扱う」で4x3マトリクスキーの例があったので、これを参考に4x4版のテストをしました。

表計算ソフトで縦横に接続した抵抗値から、各キーを押した時のAD変換値を求めます。
まごころせいじつ堂さんで採用された値を参考に適当に各抵抗値を入れて、試算値をソートし各キーを押した時のAD変換値が近くならないように試行錯誤します。
等間隔にはなりませんので、適当なところで妥協します。


回路図です。


この値を基に実装して、各キーを押した時のAD変換値を測定します。
実装した基板です。


裏側です。
オリジナルでは8ピンのコネクタで各ローとカラムの信号を取り出せるようになっていますが、キーと接近していて押しにくいにで、3ピンコネクタに装換しました。
マトリクス自体の配線は温存していますので、必要であれば元に戻せます。


実測値をソートして各値の中間値を求めます。


中間値で比較してどのキーが押されたかを判定しています。
byte GetSw()
{
int val;
val = analogRead(adSw);
if(val > 976) return(5);
if(val > 884) return(4);
if(val > 806) return(3);
if(val > 751) return(9);
if(val > 718) return(2);
if(val > 674) return(8);
if(val > 602) return(7);
if(val > 553) return(6);
if(val > 520) return(13);
if(val > 475) return(12);
if(val > 426) return(11);
if(val > 348) return(10);
if(val > 284) return(1);
if(val > 259) return(16);
if(val > 232) return(15);
if(val > 109) return(14);
return(0);
}

表示装置はまだ決めていませんが、とりあえずLCDを想定して周波数入力ルーチンを作ろうと思います。




Tanukinoデータ通信インターフェース内蔵 F2A形式メモリーキーヤーの製作

2018-06-03 | Tanukino
FMでのローカルラグチュー時にCWの練習でもしようと思いF2A形式のメモリーキーヤーを作りました。

サイドトーンのマイク入力の他にPTTの制御も必要なので、データ通信用インターフェースと共用ができそうです。

データ通信用インターフェースのPTT制御はUSBシリアル変換モジュールのDTRを使用するので、USBシリアル変換モジュールを常設することにしました。
ついでにRTSを使用してCW送受信ソフト用にKey制御もサポートすることにしました。
CW送受信ソフト、データ通信ソフト、メモリーキーヤーとトランシーバーの入出力を整理して図1に示します。



回路図です。


メモリーは4CHとして、USBシリアル変換モジュールを常設なのでプログラム中で電文を書き換えるようにしました。
文末のピリオドは終端文字ですが、送信可能な文字と重なっているので、後日変更します。
電源投入時にパドルを押すとビーコンモードに入り、10秒おきに電文4を送出するようにしました。

const char msg1[] PROGMEM = "cq cq cq de jj1wkn jj1wkn jj1wkn k.";
const char msg2[] PROGMEM = "cq test jj1wkn jj1wkn k.";
const char msg3[] PROGMEM = "ur 599 5nn [bk].";
const char msg4[] PROGMEM = "vvv vvv vvv.";

データ通信用インターフェースの音量調整とスピード調整は変更する頻度が少ないので、基板上の半固定抵抗としました。
USBシリアル変換モジュールのDTR/RTS信号はキーダウン/PTT ONでLOW出力なので、PNPトランジスタでドライブし、メモリーキーヤーと共用なので、ダイオードで分離しました。
トランシーバーは固定機を対象としますが、ハンディ機でも使用できるようにアダプタを作りました。

できた基板です。既存のデータ通信インターフェースケースに入れました。


コネクタはスペースを取るので、ピンソケットで接続するようにしました。
コンデンサが生えているのが、ハンディ機用の中継コネクタです。
下側はPCとの接続コネクタです。