JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

Tanukino CWメモリーキーヤー「ElekinoFc」の試作

2019-06-30 | Tanukino
電子工作のお店「EnKaiZan」は在庫切れで現在開店休業中ですが、次期主力商品をと思い、Elekinoシリーズの次世代バージョン「ElekinoFc」を開発中です。

ElekinoSdではPCで電文を記述したテキストファイルの作成が必要でしたが、ElekinoFcではPCが無くても電文の編集ができるようにしました。
安価に入手できる0.96インチ128x64ドットのOLEDを採用して、16文字、8行の画面で電文の編集ができるようにしました。。

編集方式は上半分の電文エリアに編集対象の電文を表示して、十字キーでカーソルを移動し、Aキーで文字エリアを選択し、文字エリアに表示された文字から置き換える文字を選択します。
いにしえのファミコンよろしく、キーは十字キー(黄色)とA(緑)Bキー(赤)です。
Bキーは再生/編集の切替に使用するので、M1~M5の5メモリーです。

文字数は編集エリアのサイズから各メモリー62文字としました。
EEPROMには余裕があるので、長い電文も可能ですが、編集処理が複雑化するので、とりあえず62文字としました。

下半分の文字エリアは数字、アルファベット、記号の一部とプロサインの一部のAR、BT、KN、VAをサポートしました。
なお、[SK]などと入力すれば任意のプロサインも可能です。
また、1文字インサート、1文字削除、全クリアの編集コマンドもサポートしました。

蓋を開けた写真です。
長いタクトSWを使えば蓋を閉めた状態で操作ができますが、穴開けが面倒なので蓋を開けて使用することにしました。
電池は3.3~5v動作なので、単4/単3電池3本を標準にしました。
MCU、OLEDどちらも3.3~5v動作可能なのでレギュレーターも不要で、ヘタッタ電池でも十分使用できます。


UPの写真です。
写真の例では電文エリアのカーソルはCQとDEの間の空白、文字エリアのカーソルは1にあり、電文エリアの末尾の2文字分の反転が、どちらのエリアが選択されているかを示します。


ちなみに蓋をするとこんなかんじで、再生モードで5つの電文の先頭14文字が表示され、M1~M5キーを押すと電文が送信されます。
表示エリアが大きいと電文を間違えることもなくて安心です。


回路図です。