伝えられる文化があることは素晴しい。
今津人形芝居の15周年記念公演が昨日の前公演と今日の本公演が行なわれた。
僕が観たのは昨日の前公演の方だ。公演の中心はこの人形芝居を守ってきた恵比須座で、恵比須座さん自体がアマチュアの集団なのに仕事の合間をぬってずっと稽古し続けて、技を次の世代に継続しなから江戸時代に生まれた文化を表現するのだ。しかも、今回今津小学校3年生の生徒さんたちが今年の夏から練習してきた成果の発表や、恵比須座さんが関わっている南区の人形浄瑠璃応援隊、筑前琵琶の生演奏、周船寺の女性だけの和太鼓集団「花鼓周」の演奏、そして、今宿校区の青木獅子舞など、糸島の西にこれだけ、伝統文化が継承されていたかと、驚くと同時に、人間が人間であるために文化が必要なのではないかと感じた。大人でも説明が上手くできない情の世界を描いた人形芝居の世界を一生懸命唄い、演じている小学生を見ると、この子達は人間としての根っこみたいなものが育っている、大丈夫なニンゲンがつくられているきがした。
あらためて糸島は素晴しい里だと確認した。
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