学習障害と英語指導を考える

特別支援の視点から。
どの子もハッピーになるような指導を。

中部地区英語教育学会 6/25

2017年06月20日 | 講演会・勉強会
研究室のロッカーをホワイトボードに見立てて日曜日の中部地区英語教育学会の発表デモンストレーション練習中・・・ 柏木先生率いる『言語習得からみる小中連携の英語指導―文の仕組みへの気づき・音声から文字へ・CLIL― 』で一緒にさせていただいています。 「プロジェクトの目的は, 第二言語習得理論, およびヨーロッパやアジアの英語教育の取組から,EFL における日本の小中学校で可能な小中 . . . 本文を読む
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『ディスレクシアの3年生の壁』

2017年06月18日 | ビジョン・トレーニング
「ディスレクシアと3年生の壁」 今日の学会発表でアレン先生が英語圏ではLearning to Readから、Reading to Learnへの移行が4年生、という話を紹介されていましたのでふとこの記事を思い出しました。 つい先日見つけたものですが、「3年生の終わり」までに基礎的な読み書きがマスターできていなければ、後の成績評価や、高校の退学などに関係する可能性が高くなることを指摘しています。 . . . 本文を読む
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大阪医科大LDセンター講演について

2017年06月15日 | 講演会・勉強会
お知らせが遅くなりました(というかもう遅いかも)   来週は、大阪医科大LDセンターで「発達障害のある子が英語とつき合うには」という講演があります。 2時間半もあるので、単語の読み書きでの躓きの解消について、自分のこれまで指導してきた事例を具体的に振り返ってみようかと思いました。 そこで過去9年分の子どもたちの資料など見直して、特にキーになった子どもたちを取り上げ、「どこでどうい . . . 本文を読む
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音韻意識と読み書きについて

2017年05月24日 | 学習障害について
今日は論文の手直しと、 チャレンジ教室です。 今回掲載が決まった論文は、 小学生を対象とした音韻意識指導研究チームの3名で初めて共同で執筆したもので、 小学生への3年間の音韻意識指導を追跡していく1年目のライムと音節指導に関する内容です。 私が音韻意識に関心を持ったころは英語関係では音韻意識の論文などほとんどなく、 心理学系の論文でいろいろと学ぶこと . . . 本文を読む
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2ヶ月間の音韻意識+読み書きトレーニング終わり

2017年05月21日 | 学習障害について
3月から2ヶ月間実施していた中学生へのスカイプレッスンが終了しました。   これまでToe by Toeを使ったデコーディング指導(2014年LD学会発表) ジョリー・フォニックスを用いた多感覚でのアルファベット文字指導を経て フォニックス指導で躓いた生徒への音韻意識指導(2016年LD学会発表)で音韻意識をもっと簡単に教えられないかと思い、 昨年度からはチャレンジ教室で小学生 . . . 本文を読む
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英語の落ちこぼれは出しちゃいけない

2017年05月08日 | 日記
学習障害の子どもたちは知的にかなり高くても、”普通の”授業では落ちこぼれる可能性がとても高い。 英語の支援状況は、5教科で、一番悲惨です。 国語への支援はかなり小学校で開発が進んでおり、特別支援の先生方も専門的な教材を使った指導ができつつあります。算数も同じです。 指導がうまくいって、国語と算数がわかるようになれば、社会と理科の成績もあがります。 社会は特に国 . . . 本文を読む
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Invented Spellingという考え方

2017年04月17日 | 本、書籍の紹介
私は英単語の初期指導における読み書き発達でデコーディングを中心に見ているのですが、 スペリングの発達についても関心があります。 英語圏の論文などでは専門用語を知らなければ見逃してしまうことが多く、 勉強不足がたたっているのですが、 先日読んだinvented spelling についてメモしておきます。   invented spelling は直訳だと「考案されたスペリング . . . 本文を読む
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チャレンジ教室 小学生はじめての書き取りチャレンジ

2017年03月08日 | チャレンジ英語教室(読み書き困難)
今日はチャレンジ教室・・・LDのある小学生2名ですが、ずいぶん成長したなと感じました。 これまで音韻意識の操作を音節、ライム、オンセット−ライム、音素と進んできて、今日は音素の分解と、書き取りまでをやってみました。アルファベットは5月から始め、7月には一通り終わりましたが、定着までにはまだかかりそう。 音素に分ける分解活動は、CVCの単語を私が言うのを、生徒が3つの音素に分けて言い . . . 本文を読む
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アルファベット〜4線指導こんな方法も

2017年01月25日 | チャレンジ英語教室(読み書き困難)
今日は、小学生のアルファベット指導でした。 アルファベットの形はもう覚えたので、次はノートの4線に書くための準備です。 いきなり4本の線に書かせるのではなく、 これも段階的に進みます。   いろんな方法がありますよね。 Jolly phonicsトレーナーの山下先生に教えていただいたのは、ground, grass and skyというように、 線に意味をもたせて、文字にス . . . 本文を読む
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2016年度 LD傾向のある小学生への音韻意識と文字指導

2017年01月12日 | チャレンジ英語教室(読み書き困難)
チャレンジ教室は今年度スタートした小学生から、 音韻意識指導を体系的に取り入れたいと思って始めていました。 もちろん日本人向けの音韻意識指導教本があるわけでもないので、 英語圏の教材や論文を見ながら試行錯誤です。 なのでこれがベスト!ではありませんが、実践レポート的に参考になればという気持ちで書き残しておきます。   一昨年は「文字の音はわかっているのに、流暢さが身につかない . . . 本文を読む
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研修会お知らせ  「発達性ディスレクシアと英語」

2016年11月21日 | ビジョン・トレーニング
http://square.umin.ac.jp/dyslexia/12th_kenshu.pdf横浜から帰ったばかりですが、水曜日は体力的に許せば、こちらに行く予定です。 「発達性ディスレクシアと英語」日時 2016年11月23日(水)13:20~16:25 12:30より受付開始 場所 ジーニアスセミナールーム(秋葉原)東京都千代田区神田和泉町1‐12‐17 久保田ビル5F Tak . . . 本文を読む
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雑記:英語の音韻意識 事後テストで気付いたこと

2016年09月19日 | チャレンジ英語教室(読み書き困難)
昨日、2ヶ月の音韻意識とフォニックス指導を終えた中学1年生に、事後テストを実施しました。その時、音韻意識の課題で初めて「指を折って数える」のを見ました。 音素削除課題といって、とても難しい課題なのですが、例をあげると「spot の/ p/を取ったら?」と聞いて、「sot」と答えれば正解です。 音素の分解ができることがもちろん前提ですがさらに、1音抜いて、混成しなおす、というワザです。 別 . . . 本文を読む
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音韻「意識」か音韻「認識」か

2016年09月07日 | 講演会・勉強会
「音韻意識」か、「音韻認識」か、のつぶやきです。 両方の用語が英語界では使われていますが、わたしは当初は、「音韻認識」という用語を用いていて、2年ほどまえに「音韻意識」に変更したくちです。 音韻意識、もともとの言葉は、phonological awarenssです。 音韻研究で著名な天野清先生が「音韻意識」という言葉を用いられているほか、英語に関するphonological awarenes . . . 本文を読む
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英語のフォントに関する配慮について

2016年08月30日 | 学習サポート道具・環境配慮など♪
(備忘録としてまとめます) アルファベット文字の習得は、容易な子もいれば、そうでない子もいます。 それが普通ですが、容易ではない児童の場合、学校や塾での支援はあまりないようですので 少しまとめてみました。 文字認識段階でのつまきとしては、 文字を正しく認識できる(視覚)、形を思い出せる(記憶)、鉛筆が思った所に移動できて正しく動く(目と手の協応)の三点の弱さが、特につまずきの原因になりや . . . 本文を読む
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音韻意識の発達

2016年08月27日 | 本、書籍の紹介
音韻意識の発達がどのように進むのか。表からは、英語圏でも、入学前に音素操作が完成しているわけではないことがわかる。 英語圏では母語であっても音素意識が発達した状態から読み書き指導をスタートさせているのではない。 つまり日本語のように文字に対応するモーラ意識をほとんどの子が習得している条件で、読み書き指導をしているのではない。 まずライムや音節、オンセットーライムを育ててから音素意識、フォニッ . . . 本文を読む
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