![]() | ラッシュライフ (新潮文庫) |
伊坂 幸太郎 | |
新潮社 |
今回は、伊坂幸太郎『ラッシュライフ』を紹介します。本書は群像劇でシュールな世界だなとは思いますが、それだけしかないですよね。そんなに面白いかなという印象しかなかった。世界観がかっこよすぎるけど、登場人物は結構滑稽だよね。ただ、5つの別々の物語を一つに収斂させるという仕掛けは見事だな。
○収斂するは"一枚の壮大な騙し絵"(P461-462)
A-Eの5つの視点で進む
A,拝金主義者の画商戸田と、彼に振り回される新進の女性画家志奈子
B,空き巣に入ったら必ず盗品のメモを残して被害者の心の軽減を図る泥棒の黒澤
C,新興宗教の教祖にひかれている画家志望の河原崎と、指導役の塚本
D,それぞれの配偶者を殺す計画を練る女性精神科医京子と、サッカー選手の青山
E,四十社連続不採用の目にあっている失業者の豊田
TB、ありがとうございました。
年間100冊をお読みになるなんて、
すごいですね。
私はあまり本の知識がないので、
レビュー、参考にさせていただきます。
楽しい本のご紹介、楽しみにしています。
>私はあまり本の知識がないので、レビュー、参考にさせていただきます。
→すべてが楽しい本に当たることがあるのかどうかわかりませんが、お気に召した本を紹介できればいいですね。
これからもよろしくお願いします。