岩波ホールの映画

2013-04-01 20:43:12 | 映画
いつか自分の見た映画ベストテンを決めようなどと
思うのですが、何を見たかを探すのが大変です。

エキプ・ド・シネマのパンフレットに岩波ホールの封切作品の
一覧表が出ていますので、まずはその中からだけでも
どんな映画が記憶に残っているか・・・
(今までに200本ほど封切りされているようです)

以下、好きな映画を列挙してみます。(除・邦画)
どれでも我がベストテンに入りそうなものなのですが。

大地のうた    サタジット・レイ *

素晴らしき放浪者 ジャン・ルノアール
ピクニック      〃       *

白夜       ロベール・ブレッソン

BLACK & WHITE IN COLOR J・J・アノー

ピロスマニ    ゲオルギー・シェンゲラーヤ *

奇跡       カール・ドライヤー

木靴の樹     エルマンノ・オルミ *

旅芸人の記録   テオ・アンゲロプロス *

鏡        アンドレイ・タルコフスキー *

無人の野     グエン・ホン・セン

アギーレ・神の怒り ウェルナー・ヘルツオーク

マルチニックの少年 ユーザン・パルシー

八月の鯨     リンゼイ・アンダーソン

山の郵便配達   フォ・ジェンチイ

今日から始まる  ベルトラン・タベルニエ

コロンブス永遠の海 M・D・オリヴェイラ

パリ20区・・  ローラン・カンテ

木漏れ日の家で  ドロタ・ケンジェジャフスカ

他にも多くありますが、とりあえず。

'74~ '82は上映作品の全部を見ていると思います。
その後は見ていない映画が多くなりますね。

なお*をつけた映画は特に好きなものです。


と、ここまで書いてベストテンなど無理なことに
気づきました。

*チェックすべきものを全て見ている訳ではないこと。

*見た当時と現在とでは感想が変わるかもしれないこと。

*何を見たかどうやってチェックしましょう?
 劇映画ならまだ時間を掛ければ何とかなりそうですが。

*それらを、我なりにであるにしろ何の基準で選ぶのか、
 好き嫌いでもいろいろあります。

*そうやって真面目に苦労して選んで結局黒澤の『七人の侍』
 ということになるのなら何も選択する必要はなさそうです。
 どれほどの人が同じような作品を選んでいることか。
 かといって、奇をてらっても仕方がないし。

 そもそも私のベストテンが一体何やねん? 


岩波映画から離れた話題になりますが、おおよその人が
日本映画の大監督として次の五人は選ぶ筈です。

(生まれた順に)
溝口健二・小津安二郎・成瀬巳喜男・黒澤明・木下恵介

そうして代表作として、それぞれ
『雨月物語』『東京物語』『浮雲』『七人の侍』『二十四の瞳』

これだけでベストテンの5つが埋まってしまいます。
順番などつけられますか?

『赤線地帯』『浮草』『流れる』『羅生門』『笛吹川』
と置き換えても傑作揃いですね。

いや、もっともっと作品はあります。
一人一作品でなくてもなどとすると・・・?
私の能力では処理不能になるでしょう。

もし私が映画館を経営していて、何でもできるなら
有名作品を外して、次のラインナップを組み
(五大監督の叙情)などと宣伝しましょう。

溝口健二 『浪華悲歌』(または『祇園の姉妹』)
小津安二郎『父ありき』
成瀬巳喜男『歌行燈』
黒澤明  『酔ひどれ天使』
木下恵介 『野菊の如き君なりき』

山田五十鈴や笠智衆がいかに素晴らしいか、も
良く分かる選択ですよ。
これらもベストテンに入れたいなあ


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