中国が主導するAIIBアジア・インフラ投資銀行、
6/29に設立協定の各国署名がおこなわれました。
スタートをきった訳です。
当初の予想を上回る国が出資を表明しています。
はたして中国の思う通りに動くでしょうか。
発展途上国にとって良いことになるのでしょうか。
資金1千億ドルの30%を中国が出すとか。
逆に言うと3百億ドルの出費で1千億ドルを支配出来る
ことになるのでしょうか。
参加したEU先進国の先見の目も問われますね。
○
日本だってこれをどうするか、
難しい問題だけに、国内でも色々な意見があるようです。
日米が主導権を持つ分野に中国が進出を図っている、けしからん。
・・とか、日米の主導するアジア開発銀行に問題が多いようだ、とか。
或は、AIIBの計画はまだまだ雑ではないか。
運用されると中国ばかりが利を得るのでは。
日本の外交に関わる官僚のセンスが悪い
中国を甘く見ていたのではないか
急いで参加を表明すべきで、バスに乗り遅れた
アメリカに遠慮しすぎではなかったか
いや、急いでもメリットはなかった。
多数の参加国にメリットが分けられるなら、取り分は少ない。
途上国への投資が過剰になりはしないか。
無責任な投資が世界経済を乱すのではないか
日米連合が中国と競うというだけではない問題ですね。
○
しかし、ある種発展途上国の中国がここまでの「政治」を
ぶち上げられるということは、凄いと思います。
日本の政治家や官僚なんかでは考えられません。
万一失敗してもメリットがありそうなことなのに
なぜ日本は発想できないか?
しても、アメリカに潰されるから、なのですね。
戦後、ずいぶん長い時間をかけて「調教」されたのです。
このままでゆくと、ブロック経済圏の固定化が進みます。
戦争のリスクも増しますね。
アメリカに従って、親分の顔色だけみてればよい・・・??
6/29に設立協定の各国署名がおこなわれました。
スタートをきった訳です。
当初の予想を上回る国が出資を表明しています。
はたして中国の思う通りに動くでしょうか。
発展途上国にとって良いことになるのでしょうか。
資金1千億ドルの30%を中国が出すとか。
逆に言うと3百億ドルの出費で1千億ドルを支配出来る
ことになるのでしょうか。
参加したEU先進国の先見の目も問われますね。
○
日本だってこれをどうするか、
難しい問題だけに、国内でも色々な意見があるようです。
日米が主導権を持つ分野に中国が進出を図っている、けしからん。
・・とか、日米の主導するアジア開発銀行に問題が多いようだ、とか。
或は、AIIBの計画はまだまだ雑ではないか。
運用されると中国ばかりが利を得るのでは。
日本の外交に関わる官僚のセンスが悪い
中国を甘く見ていたのではないか
急いで参加を表明すべきで、バスに乗り遅れた
アメリカに遠慮しすぎではなかったか
いや、急いでもメリットはなかった。
多数の参加国にメリットが分けられるなら、取り分は少ない。
途上国への投資が過剰になりはしないか。
無責任な投資が世界経済を乱すのではないか
日米連合が中国と競うというだけではない問題ですね。
○
しかし、ある種発展途上国の中国がここまでの「政治」を
ぶち上げられるということは、凄いと思います。
日本の政治家や官僚なんかでは考えられません。
万一失敗してもメリットがありそうなことなのに
なぜ日本は発想できないか?
しても、アメリカに潰されるから、なのですね。
戦後、ずいぶん長い時間をかけて「調教」されたのです。
このままでゆくと、ブロック経済圏の固定化が進みます。
戦争のリスクも増しますね。
アメリカに従って、親分の顔色だけみてればよい・・・??
近頃、広島の田舎でも葬儀風景が変わりました。
受付はおくが香典は受けない。
なら何で名前を書かせるのかしら。
参列者名簿でも作るおつもりかなあ。
死んだと連絡することは葬儀に来いということとも
取れます。
ちょっとヒネクレた話ですけれど、時と場合によっては
そういうことも無いわけではないでしょう。
葬儀に出かけて、万一、香典を忘れてたら・・
香典は受けず、ならばよいですけれどね。
でも、行ってみないと分かりませんから準備はし
注意しながら葬儀へ赴きます。
で、「受けない」
ケンツクを喰らった気にもなりますね。
親戚ならば、なおさらです。
以前、こちらの葬式では香典を戴いている。
その記録をチェックして準備してきたのに。
お金も気持ちの表現の一つなのに。
(人間関係の遠近で額が違う)
わざわざ仕事を潰し、遠い処から、前回の父母の
お返しとしての意味がある香典を持ってきたのに
つっ返すんかい。
○
喪主さんがどれほど関わるかは不明です。
よってグチグチ絡むわけにはいきません。
町内のボスが強く仕切っているかもしれません。
親戚にうるさいのがいるかもしれません。
そうでなくても、善意で信念で「戴かない」かも。
気乗りしない葬式で、あとの面倒まで負いたくないのかも。
◎
どうせなら、葬儀の連絡時に「香典無用」を通知すれば
よいのに、とも思います。
葬儀の連絡の中にはロコツに金の請求ってのもありますし。
香典無用だったら参列準備も簡単になりますよね。
また、場合に寄れば、なら葬式も行かない、もあります。
千の風みたいにする、と言ってね。
○
私の母の葬儀はごく小さなものを行いました。
喪主は私。
なんで法の趣旨に反して長男がしなければ、という面も
ありますが、他の兄弟は不人情。
「費用は負担するから」なんていうけれど金だけの問題じゃない!
母も葬儀の件では我々夫婦をアテにしていたので
有り難くやらせていただきました。
しかし、それから以後の法要には声を掛けません。
「お気持ちがあればご自由に。菩提寺は複数の法要でも
よいでしょうし、都合のよいときだけの千の風でも」
で、どんな風かもしれませんが花すら形跡がありませんね。
遺産相続はキチンと持って行ったのに。
『生前はありがとうの花供へ』
◎
こんなことを書くと文句が来るかもしれません。
千の風だのヘッタクレだの。
母の葬儀に駆け付けたのと理屈が合わないんじゃないですか?
「最近は、うつ病の気味で」
ははあ、金勘定はできるが、サボル理由にはなるようですね。
私にもどこかに同じ遺伝子があると思うと、嫌で仕方ない。
○
『美しき風よあれかし 梅雨晴れ間』
受付はおくが香典は受けない。
なら何で名前を書かせるのかしら。
参列者名簿でも作るおつもりかなあ。
死んだと連絡することは葬儀に来いということとも
取れます。
ちょっとヒネクレた話ですけれど、時と場合によっては
そういうことも無いわけではないでしょう。
葬儀に出かけて、万一、香典を忘れてたら・・
香典は受けず、ならばよいですけれどね。
でも、行ってみないと分かりませんから準備はし
注意しながら葬儀へ赴きます。
で、「受けない」
ケンツクを喰らった気にもなりますね。
親戚ならば、なおさらです。
以前、こちらの葬式では香典を戴いている。
その記録をチェックして準備してきたのに。
お金も気持ちの表現の一つなのに。
(人間関係の遠近で額が違う)
わざわざ仕事を潰し、遠い処から、前回の父母の
お返しとしての意味がある香典を持ってきたのに
つっ返すんかい。
○
喪主さんがどれほど関わるかは不明です。
よってグチグチ絡むわけにはいきません。
町内のボスが強く仕切っているかもしれません。
親戚にうるさいのがいるかもしれません。
そうでなくても、善意で信念で「戴かない」かも。
気乗りしない葬式で、あとの面倒まで負いたくないのかも。
◎
どうせなら、葬儀の連絡時に「香典無用」を通知すれば
よいのに、とも思います。
葬儀の連絡の中にはロコツに金の請求ってのもありますし。
香典無用だったら参列準備も簡単になりますよね。
また、場合に寄れば、なら葬式も行かない、もあります。
千の風みたいにする、と言ってね。
○
私の母の葬儀はごく小さなものを行いました。
喪主は私。
なんで法の趣旨に反して長男がしなければ、という面も
ありますが、他の兄弟は不人情。
「費用は負担するから」なんていうけれど金だけの問題じゃない!
母も葬儀の件では我々夫婦をアテにしていたので
有り難くやらせていただきました。
しかし、それから以後の法要には声を掛けません。
「お気持ちがあればご自由に。菩提寺は複数の法要でも
よいでしょうし、都合のよいときだけの千の風でも」
で、どんな風かもしれませんが花すら形跡がありませんね。
遺産相続はキチンと持って行ったのに。
『生前はありがとうの花供へ』
◎
こんなことを書くと文句が来るかもしれません。
千の風だのヘッタクレだの。
母の葬儀に駆け付けたのと理屈が合わないんじゃないですか?
「最近は、うつ病の気味で」
ははあ、金勘定はできるが、サボル理由にはなるようですね。
私にもどこかに同じ遺伝子があると思うと、嫌で仕方ない。
○
『美しき風よあれかし 梅雨晴れ間』
タクシーの運転手が釣銭を持ち逃げ、のようで
松本人志さんが「激怒」とか。
世の中は、金持ちが2千円くらいで騒ぐか、という反応が
多いようです。
私も瞬間そう思いました。
でも、事情が分からないので微妙な話かもしれません。
○
世話になった人のタクシ-代を予め運ちゃんに渡す、
こういうシーンはありますよね。
その時にどういう「契約」がなされていたか。
運転手が、目的地までこれでよろしく、と言われたと
思える話なら釣銭は発生しません。
また、意味不明瞭な部分があったとして、そこで
タクシー側が「3で」と思いこむのも人情です。
はたして「釣りが出たらこの人に渡してや」という
了解がとれていたかどうか。
○
私なら、最初に「(高いけれども)3でよろしう頼みます」と
言いますね。
現実にそんなシーンには巡り合う男じゃないけれど。
そうでもしないとトラブリます。
○
「とりあえずこれだけ渡しとくわ」なら釣銭を貰って
松本さんに返す「必要」も出てきます。
運転手からすると、乗せた人が本当に釣りを渡してくれるか不明、
客から預かり証でも取らないといけなくなります。
まして、3千円貰ったつもりなら、釣りは出しにくい。
乗せた客がネコババするかもしれませんから。
何が正しいか、その場の空気でいかようにも変わりそうです。
○
釣りはこの人に返して、と明確な意思表示がしてあったのに
タクシーの運ちゃんが知らん振りしたのなら
松本さんが怒るのもムリはありません。
けれども、私が送ってもらった客なら、松本さんには言いません。
なんやアイツ、となりますから。
黙って自腹で「釣銭」を渡します。
たぶん、気楽に「釣り、言うたのに」と口にされたのでしょう。
それがミスではなかったか。
また松本さんもTVで言うほどのことではありません。
直接体験ではないのですし。
◎
もしかして炎上商法のひとつ・・?
松本人志さんが「激怒」とか。
世の中は、金持ちが2千円くらいで騒ぐか、という反応が
多いようです。
私も瞬間そう思いました。
でも、事情が分からないので微妙な話かもしれません。
○
世話になった人のタクシ-代を予め運ちゃんに渡す、
こういうシーンはありますよね。
その時にどういう「契約」がなされていたか。
運転手が、目的地までこれでよろしく、と言われたと
思える話なら釣銭は発生しません。
また、意味不明瞭な部分があったとして、そこで
タクシー側が「3で」と思いこむのも人情です。
はたして「釣りが出たらこの人に渡してや」という
了解がとれていたかどうか。
○
私なら、最初に「(高いけれども)3でよろしう頼みます」と
言いますね。
現実にそんなシーンには巡り合う男じゃないけれど。
そうでもしないとトラブリます。
○
「とりあえずこれだけ渡しとくわ」なら釣銭を貰って
松本さんに返す「必要」も出てきます。
運転手からすると、乗せた人が本当に釣りを渡してくれるか不明、
客から預かり証でも取らないといけなくなります。
まして、3千円貰ったつもりなら、釣りは出しにくい。
乗せた客がネコババするかもしれませんから。
何が正しいか、その場の空気でいかようにも変わりそうです。
○
釣りはこの人に返して、と明確な意思表示がしてあったのに
タクシーの運ちゃんが知らん振りしたのなら
松本さんが怒るのもムリはありません。
けれども、私が送ってもらった客なら、松本さんには言いません。
なんやアイツ、となりますから。
黙って自腹で「釣銭」を渡します。
たぶん、気楽に「釣り、言うたのに」と口にされたのでしょう。
それがミスではなかったか。
また松本さんもTVで言うほどのことではありません。
直接体験ではないのですし。
◎
もしかして炎上商法のひとつ・・?
国会審議の大切な時期に、注目が集まる政治家の「勉強会」
かねてより「爆弾」の得意な講師が話すとあれば尚更です。
ご当人は、うちうちの会での軽い話、とコメントされますが
思いっきり引きつけておいて、ですから通りません。
それにしても、このタイミングで何という暴論
中学生でも分かる話です。
では、自民党や百田氏はまるきりのアホか?
そうは思えませんよね。
ウラがありそうです。
ツブレ役かもしれません。
バッシングを受けることを見越しての言動です。
炎上商法も同種のものですね。
サッカーやラグビーなどでも遣われる戦法です。
以後、似た言論が続き、インパクトは小さくなるけれど
その分、「当たり前」になってゆきます。
誰かがどこかで汚れ役を買わなければなりません。
あの男なら・・・
ヤクザが企業を脅かすときにも似た手口が使われます。
相手がビビルのを待つのです。
○
何も今回が初めての手法ではありません。
現在の大手マスメディアはずいぶん自主規制してますね。
過去に権力から脅しを受けてきたからです。
「広告が減っても知らないよ、きみぃ」
○
政府も、困った風を見せていますが、同じ穴の何とやら
内心では反響の大きさに手ごたえを感じてるかもしれません。
安倍と百田の関係を考えるまでもなく
百田氏は誰かさんの代弁者、現政権の行く先を示しています。
◎
HK
国会で安倍首相が「現在の安保法制に国民が反対しているけれど
PKOの時だって60年安保だってその時は国民は反対した。
現在は賛成している」という趣旨の発言をしています。
民主主義を真っ向から否定していますね。
(オレが正しいんだ、あとから付いて来い)
と同時に過去の自民党政治がそのようであった、という
ネタバレでもあります。
ご親戚の岸信介首相は当時何と言ったか。
「国民の声なき声を聞く」
騒いでいる国民じゃないほうがマジョリティだと言い
表面では民主主義を尊重していたわけです。
岸氏、あの世で「おい、バラすなよ」と言ってるかなあ。
○
戦前、マスメディアが国家からの一方的な情報ばかりを
流すようになって、ファッショが強大化しました。
そうして戦争です。
百田先生、歴史をよくご存じのようで
○
上記の安倍発言については、また次回書きます。
大きな間違いがありますので。
かねてより「爆弾」の得意な講師が話すとあれば尚更です。
ご当人は、うちうちの会での軽い話、とコメントされますが
思いっきり引きつけておいて、ですから通りません。
それにしても、このタイミングで何という暴論
中学生でも分かる話です。
では、自民党や百田氏はまるきりのアホか?
そうは思えませんよね。
ウラがありそうです。
ツブレ役かもしれません。
バッシングを受けることを見越しての言動です。
炎上商法も同種のものですね。
サッカーやラグビーなどでも遣われる戦法です。
以後、似た言論が続き、インパクトは小さくなるけれど
その分、「当たり前」になってゆきます。
誰かがどこかで汚れ役を買わなければなりません。
あの男なら・・・
ヤクザが企業を脅かすときにも似た手口が使われます。
相手がビビルのを待つのです。
○
何も今回が初めての手法ではありません。
現在の大手マスメディアはずいぶん自主規制してますね。
過去に権力から脅しを受けてきたからです。
「広告が減っても知らないよ、きみぃ」
○
政府も、困った風を見せていますが、同じ穴の何とやら
内心では反響の大きさに手ごたえを感じてるかもしれません。
安倍と百田の関係を考えるまでもなく
百田氏は誰かさんの代弁者、現政権の行く先を示しています。
◎
HK
国会で安倍首相が「現在の安保法制に国民が反対しているけれど
PKOの時だって60年安保だってその時は国民は反対した。
現在は賛成している」という趣旨の発言をしています。
民主主義を真っ向から否定していますね。
(オレが正しいんだ、あとから付いて来い)
と同時に過去の自民党政治がそのようであった、という
ネタバレでもあります。
ご親戚の岸信介首相は当時何と言ったか。
「国民の声なき声を聞く」
騒いでいる国民じゃないほうがマジョリティだと言い
表面では民主主義を尊重していたわけです。
岸氏、あの世で「おい、バラすなよ」と言ってるかなあ。
○
戦前、マスメディアが国家からの一方的な情報ばかりを
流すようになって、ファッショが強大化しました。
そうして戦争です。
百田先生、歴史をよくご存じのようで
○
上記の安倍発言については、また次回書きます。
大きな間違いがありますので。
職業柄、日本語の文章がどうすれば上手くなるかという
本はたくさん読んだはずです。
え?
そういうお前に勉強の効果がない。。?
いや、文のコツが生徒に伝わればよいので
私の実作能力は「運動神経のなさ」です、お見逃しを。
○
多くの先生方が説かれることは、「文を削れ。」
志賀直哉以来のことのようにも思いますが
谷崎潤一郎などのような「長い文」を否定するわけ
でもありません。
もっと長い複雑なものを削って、あの文章になるのです。
○
またまた、A→A’の登場です。
この間にズレができます。
一生懸命に長く書くと、ズレが多く、大きくなります。
伝えたいAがぼやけてしまうので「削れ」となるのです。
削られるものが、やせ過ぎてるとなくなっちゃいますが
それはまた別の問題です。
○
紋切り型がブレが小さいと書きましたが、芸術家はそうは
いきません。
その人のスタイルを作らねばならず、紋切とは正反対。
苦労される筈です。
○
名文家で有名な内田百。
子供のころの有名な事件を書いた短い文章があります。
『高瀬舟』
文庫本、『戻り道』から冒頭の一文を引用します。
『郷里の街を貫流する大川がお城の石崖の下で湾曲してゐる。』
どってことない普通の文章ですね。
こういう調子で進むのですが、情景がありありと浮かび
作者がくっきりと浮かんでくるのです。
若いころに、何度も百の文章を書きうつしてみました。
淡々と書いてあり、名文のコツなど見えません。
そこまでオレは見えないのか、駄目なのか・・
一種、絶望しました。若かった。
○
万太郎の名作『春泥』
終わり近くから引用します。
『水のやうに晴れたその大空に影を曳いた夕焼雲。
-小倉はそれをみて無言だつた。』
どってことない、けれども小説の中では
じわっと沁みる名文なのです。
○
レベルが低い人間にはどうにも分からない世界のようです。
名文は狙わず、正確さのある嫌味がない文を目指すべきでしょう。
え?そう、自分のことはさておきの話です。
本はたくさん読んだはずです。
え?
そういうお前に勉強の効果がない。。?
いや、文のコツが生徒に伝わればよいので
私の実作能力は「運動神経のなさ」です、お見逃しを。
○
多くの先生方が説かれることは、「文を削れ。」
志賀直哉以来のことのようにも思いますが
谷崎潤一郎などのような「長い文」を否定するわけ
でもありません。
もっと長い複雑なものを削って、あの文章になるのです。
○
またまた、A→A’の登場です。
この間にズレができます。
一生懸命に長く書くと、ズレが多く、大きくなります。
伝えたいAがぼやけてしまうので「削れ」となるのです。
削られるものが、やせ過ぎてるとなくなっちゃいますが
それはまた別の問題です。
○
紋切り型がブレが小さいと書きましたが、芸術家はそうは
いきません。
その人のスタイルを作らねばならず、紋切とは正反対。
苦労される筈です。
○
名文家で有名な内田百。
子供のころの有名な事件を書いた短い文章があります。
『高瀬舟』
文庫本、『戻り道』から冒頭の一文を引用します。
『郷里の街を貫流する大川がお城の石崖の下で湾曲してゐる。』
どってことない普通の文章ですね。
こういう調子で進むのですが、情景がありありと浮かび
作者がくっきりと浮かんでくるのです。
若いころに、何度も百の文章を書きうつしてみました。
淡々と書いてあり、名文のコツなど見えません。
そこまでオレは見えないのか、駄目なのか・・
一種、絶望しました。若かった。
○
万太郎の名作『春泥』
終わり近くから引用します。
『水のやうに晴れたその大空に影を曳いた夕焼雲。
-小倉はそれをみて無言だつた。』
どってことない、けれども小説の中では
じわっと沁みる名文なのです。
○
レベルが低い人間にはどうにも分からない世界のようです。
名文は狙わず、正確さのある嫌味がない文を目指すべきでしょう。
え?そう、自分のことはさておきの話です。
少し前、当ブログでとある連載コラムに勝手に噛みついて
いました。
そのうち噛みつく価値もないものだと判明、
30回だかの区切りで中止しました。
しかし以後も間違いや欠陥だらけの記事は続いているようです。
偉い先生への、妙な奴からのイチャモンというものは
格好のよいもんじゃないから止めたいのですが。
○
今回は、根拠がない「感じがする」という話なので
『偉い先生』のお名前は記しません。
しかしどうにも気になるし、腹立たしい。
(そんなことで?、と言われるかもしれませんが)
○
以下、なんだそんなことか、になります。
浜田知明(ちめい)という芸術家がいます。
私の父と同じ年、1917に生まれ、戦場の体験があります。
太平洋戦争当時では、兵隊としては少しばかり年配で
ご苦労も多かったのではないでしょうか。
体力的にも精神的にも。
クダンの先生、ある日、浜田知明のことばを取りあげた
のですが、「解説」で、とある美術評論家の知明評を記し
誉めているのです(少なくともセンセは、ほめた)
なぜ、評論家を介する・・・
自分の感性で映る世界を書けばよいではないですか。
何となくですが、この辺りでセンセイ、浜田知明を
よく知らないのでは、という感じがしてくるのです。
ご存じの方には分かって頂けると思いますが
浜田知明は、多くの作品を、版画であれ彫刻であれ、
味わってこそ彼の発信したいことが分かる作家です。
もちろん、一つでも伝わりますが、ピカソの『ゲルニカ』
のような作品のありかたとは違います。
軍隊には、こんなこともあった、こんなこともあった・・
うっすらと感じられる独特のユーモアは、そうでもしないと
記憶が爆発してしまうから、というほどの
残酷な世界の連続だったのです。
香月康男の(シベリア)に通じる世界
○
マチスの作品を知らずして彼の言葉を引用する者は愚人
浜田知明だって同じでしょう。
ただの版画作家、程度にしか思っていないのではないか
そういうコメントが「先生」の筆になっていました。
私は
「口先だけで書くなよ」と思った次第。
いました。
そのうち噛みつく価値もないものだと判明、
30回だかの区切りで中止しました。
しかし以後も間違いや欠陥だらけの記事は続いているようです。
偉い先生への、妙な奴からのイチャモンというものは
格好のよいもんじゃないから止めたいのですが。
○
今回は、根拠がない「感じがする」という話なので
『偉い先生』のお名前は記しません。
しかしどうにも気になるし、腹立たしい。
(そんなことで?、と言われるかもしれませんが)
○
以下、なんだそんなことか、になります。
浜田知明(ちめい)という芸術家がいます。
私の父と同じ年、1917に生まれ、戦場の体験があります。
太平洋戦争当時では、兵隊としては少しばかり年配で
ご苦労も多かったのではないでしょうか。
体力的にも精神的にも。
クダンの先生、ある日、浜田知明のことばを取りあげた
のですが、「解説」で、とある美術評論家の知明評を記し
誉めているのです(少なくともセンセは、ほめた)
なぜ、評論家を介する・・・
自分の感性で映る世界を書けばよいではないですか。
何となくですが、この辺りでセンセイ、浜田知明を
よく知らないのでは、という感じがしてくるのです。
ご存じの方には分かって頂けると思いますが
浜田知明は、多くの作品を、版画であれ彫刻であれ、
味わってこそ彼の発信したいことが分かる作家です。
もちろん、一つでも伝わりますが、ピカソの『ゲルニカ』
のような作品のありかたとは違います。
軍隊には、こんなこともあった、こんなこともあった・・
うっすらと感じられる独特のユーモアは、そうでもしないと
記憶が爆発してしまうから、というほどの
残酷な世界の連続だったのです。
香月康男の(シベリア)に通じる世界
○
マチスの作品を知らずして彼の言葉を引用する者は愚人
浜田知明だって同じでしょう。
ただの版画作家、程度にしか思っていないのではないか
そういうコメントが「先生」の筆になっていました。
私は
「口先だけで書くなよ」と思った次第。
「伝言ゲーム」続きです。
発信から受信までの間に情報が変化をするのですが、
変化の仕方は時と場合によって違います。
伝達の手段に寄っても違いそうです。
会話などは情報の偏りの修正がききそうですね。
手紙などは行ったきりの恐れがあります。
○
かかりつけの医者との会話。
「近頃、体調はどうです」
「それほど好くもないのですが」
「ははあ、いつものですかね」
これだけで「コ」の字が3つ。
変容のおそれは3×3で9ケ所にあります。
二人のオッサンの感性や常識が近いと
「よく分かってくれる好い医者だ」となります。
ズレが大きいと変な診察で、効きもしない薬を
飲まされる破目に、
○
情報伝達のミスを少なくするのはキマリ文句での
やりとりです。
その代わりに定まったことしか通じません。
自分の細やかな世界を何とか表現したいと
エッセイや小説に挑戦する人は古今数しれません。
下手な小説もあふれるわけ。
本人は自分の「作品」が好いものと信じています。
A→A’で上手くいってないことを気付かないのです。
本人にとってAの絵が強烈なものですから余計でしょう。
クールになれるくらいなら小説なんか書きやしないしね。
発信から受信までの間に情報が変化をするのですが、
変化の仕方は時と場合によって違います。
伝達の手段に寄っても違いそうです。
会話などは情報の偏りの修正がききそうですね。
手紙などは行ったきりの恐れがあります。
○
かかりつけの医者との会話。
「近頃、体調はどうです」
「それほど好くもないのですが」
「ははあ、いつものですかね」
これだけで「コ」の字が3つ。
変容のおそれは3×3で9ケ所にあります。
二人のオッサンの感性や常識が近いと
「よく分かってくれる好い医者だ」となります。
ズレが大きいと変な診察で、効きもしない薬を
飲まされる破目に、
○
情報伝達のミスを少なくするのはキマリ文句での
やりとりです。
その代わりに定まったことしか通じません。
自分の細やかな世界を何とか表現したいと
エッセイや小説に挑戦する人は古今数しれません。
下手な小説もあふれるわけ。
本人は自分の「作品」が好いものと信じています。
A→A’で上手くいってないことを気付かないのです。
本人にとってAの絵が強烈なものですから余計でしょう。
クールになれるくらいなら小説なんか書きやしないしね。