まどさんが亡くなられた。
20世紀のほとんどと今日までの
長いながい人生。
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当ブログでは10.11.5や08.1.11に少し書いています。
好きな作家でしたね。
『サっちゃん』で有名な阪田寛夫が評伝『まどさん』を
著しておられます。
名著ですね。
人とは詩とは、を学んだ本です。
その本にまどさんの『うさぎ』という素晴らしい詩も
紹介されています。
「うさぎにうまれて
うれしいうさぎ・・」
明るくて、その前でじっとしていると、生きる哀しみが
分かる詩ですね。
或は『生まれて来た時』
「あるいてもあるいても日向だったの」
山頭火や金子みすずと近い世界ですね。
わたしはまどさんがより好きですが。
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これから『まどさん』を読み返しましょうか。
◎
幼いころ衝撃をうけた「やぎさんゆうびん」
NHKラジオでしばしば流れていました。
(昭和27年からですから3つの私が聞いていたかも)
昭和14年の初出には
「オヤヤギ カラ キタ オテガミ ヲ」
で始まっていたそうです。
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追記です。
阪田さんは祖父が忠海の出身だそうで
瀬戸内海のDNAが受け継がれてるようです。