思うまま

考え中。

妻沼聖天様

2016年04月28日 | お出かけ

地元近くにある国宝妻沼聖天様に行ってきました。

近くまでは何度も行っているのですが国宝までになっている

聖天様には入ったことがありません。

同行した友人がえっ、行ったことが無いの。

結構見ごたえあるわよその言葉に押されました。

我が家から車で30分ほどでしょうか。

日曜のせいもあり人の出もありました。

たまたま手づくり市が開かれていて道路がそのお店で溢れています。

聖天様の境内でも緑陰の中骨董市が開かれていて昭和レトロを楽しみました。

立派な山門をくぐると色彩艶やかな建物が現れます。

 

入館料700円払い、ボランティアガイドさんが本殿の彫刻装飾を

詳しく説明してくれます。

日光東照宮に引けを取らない漆塗りですが塗って行く傍から退色していきます。

南、西、北面と退色に違いがあります。陽にさらされている場所の違いです。(ガイドによる)

金ぴかより逆に趣があって良いと思いますが。

壁面一杯に吉祥天、弁財天がすごろくに興じている様子や

唐子達が相撲や川遊びに楽しく遊ぶ様の彫刻、自然の景色が丁寧に

彫られていてよくぞ今日まで保存されていたと感心させられました。

(もちろん何度かの塗りの補修は施されたのでしょうが、立派な

ものです。)

 

年月掛かって保存されたものはやはり重厚さあふれていました。 

 


横須賀美術館と観音崎灯台

2016年04月05日 | お出かけ

行楽シーズンなのに私が出掛けようとする時には

またもやお天気に恵まれません。

それでも前々から行きたいと思っていた横須賀美術館に

行ってきました。

友人と昨年行ったところですが今回は一人旅です。

夫が50年もの続けていたサイクリング仲間の方の

遺作展が横須賀美術館であるとのご案内を貰っていたのです。

夫の写真も同行です。

横浜で京浜急行に乗り換え、堀ノ内経由で馬堀海岸まで。

その先はバスで海岸景色を眺めながら美術館前に到着。

予めpcで調べて行きましたのでスムースに来れました。

海から吹きあげる風が冷たいこと。春景色とはとても言えません。

美術館の真ん前が観音崎京急ホテル。

入口には見事なしゅろ(椰子?)の樹が迎えてくれます。

真っ白な建物が南国風で晴れたら映えるでしょうね。

早めに到着したので美術館に入る前に観音崎海岸を散策してみることにしました。

遊歩道になっていて荒々しい海の景色を眺めながらの散策です。

 

遠くに灯台が見えてきました。

 

この急階段と曇りがちの天候なので登るのは止めました。

身体がすっかり冷え切ってしまったので戻ります。

若かりし頃()夫と良く出掛けた海水浴場だったのですが当時の面影は

何処を探しても無く歳月の流れを感じました。

 

こちらが横須賀美術館です。

海を見下ろすように建っています。

山中総さん

1944~2001

横須賀在住であった日本画家です。

かつて夫が所属していたサイクリングクラブ仲間に2人の画伯がいるんだ、といっていた

そのお一人です。

お会いしたことはないのですが、動と静を持ち合わせている方ですよね。

展示室に並んでいる作品の大きさに圧倒されました。

私の頭にある日本画のイメージが払しょくされました。

抽象画を思わせるようですが作品を離れて見るとまるで後ろから

光が射しているようで透明感溢れる中に人物が浮き上がって見えます。

パンフレットにそれの訳が書かれていました。

日本画特有の画材である岩絵具を用いて絵を描きました。

岩絵具は天然または人工の鉱石を粉末状に砕いた顔料に

膠(にかわ)を混ぜて紙や絹、板に接着させているため、絵の具の表面に

キラキラとした宝石のような輝きが見られる。

粗い粒子の絵の具を好んでいたようで粗い粒子を用いると

下の色が透け重なりがよく見える。

”光の中佇む” 今回テーマになっているその世界に

引きこまれていました。

 

美術館の中にあるレストランでランチを取りました。

天気が良ければテラスで海を見ながら出来るのですが

曇りがちの天気ではね・・・・・・

食事越しに見える景色です。

 

途中に見た桜はどこも満開にはイマイチでしたが、花見よりももっと満足のいくお出かけにになりました。 


上野の桜と美術館

2016年04月01日 | お出かけ

友人と3人で前から約束していた上野の桜を見に行ってきました。

上野公園の桜といえば大混雑の桜見物で知られていますが

上野の美術館巡りに詳しい友人が穴場があるのよ、

それに誘われました。

平日ではありましたが春休みでもあり相変わらずの

混雑ぶり、改札を出るのも大変です。

集合場所を今回は変えました。

家族連れは動物園を目指しているのでしょうね。

我々は混雑を避け、こちらに集合。ウソみたいに空いています。

ミュージアムガーデンに向かいます。

桜は満開とはいえず6分から7分咲きといったところです。

なかには満開に近いのもあります。

曇りがちの天候なので桜の花色も柔らかく感じられます。

これはソメイヨシノかな?

こんな庵にひっそりの桜。

外人の女の子がカメラを向けています。桜の木の大きさがわかります。

日本の侘びを撮っているのでしょうか?ここには提灯もぼんぼりもありません。

公園をぐるりと回るとこんな景色が現れます。茶室でお茶会が開かれていました。

満開を待つ桜見物も乙なものです。

 

次は国立博物館の中の東洋館(アジアギャラリー)に向かいます。

友人お薦めの美術館です。

朝鮮半島からエジプト迄アジア文化を網羅するとうたっています。

平成25年に新装成った5階建の中に中国、朝鮮半島、東南アジア

インド、エジプト等の美術、工芸、考古遺物が展示されています。

見応えのある展示品です。私は特に中国の陶磁器に惹かれました。

現代にも通じる色彩の鮮やかさ、もっと時間を掛けて見たい。

こちらは朝鮮半島の作品です。

エジプトのコーナーには青年のミイラが展示されています。さすがに写真は撮れません。

トルコ、アフガニスタン等の部族が染め織り製作したハンドメイドの衣類や敷物、

家畜の毛を紡いで作られたと説明がありました。

こちらは中国の掛け軸。

まだまだ載せられないくらいの多くの作品があります。

ジックリ見たいそんな美術館です。

最後に建物のテラスから見た景色です。

恩賜公園や動物園の喧騒がうそのようです。

 

静かに咲く桜を愛で歴史の深さを感じてきたお出かけでした。

上野のまた違う面を見てきました。