思うまま

考え中。

雑木林の中のお蕎麦屋さん

2012年10月31日 | お出かけ

キルト教室に通っていた頃の先生とお仲間5人で久しぶりにランチを楽しんできました。

キルトを止めてしまってからもう何年になるでしょうか、生活に使って色褪せてきている作品を見てよくもまあコツコツと縫っていたものだと

思い浮かべるくらいで遠い昔のことです。

時々声を掛け合って旧交を温めています。先生も銀髪のヘアースタイルと”ミツコ”の香りは変わりなく、白内障の手術の経過がいまいちな

のと少しお年を召した感じがしましたが、それでも当時のキルト教室の思い出に話が弾み楽しいひと時を過ごしてきました。

友人が予約をしておいてくれたのは、私も前に2度ほど行って気に入っている雑木林に囲まれているお蕎麦屋さん「ら」です。

道すがらもう少しで黄葉するメタセコイアの樹林を抜けて着いたのは本当に隠れ家のような建物です。

はじめてという、先生と友人は感激していました。お客は私達ともう一組やはり女性のグループでした。

どうぞごゆっくりと、お店の方に言っていただいて選んだのは次のメニューです。

器もこのお店専属の陶芸家の作品です。目立たず、気取らず、温かみのあるものでした。

話題もついつい、身体の事や老後の事(もう入っているのですが)仕方ありませんね、そう言いながらお互い元気で

いましょうねと励ましあっているのですから、余り間隔を空けないで会いましょうということで結論が出てお開きです。

 

キルトに夢中になっていた頃、生地を其々持ちよって、作品の構成を練ったり、大作を抱えてしまって投げ出したりしたくなった時

先生に励まされながら仕上げたことなど次々と思い出が出てきます。

何気ない会話ですが友人とのこういう時間って良いなー、大切にしていきたいものです。

 


バス旅行(湯沢方面)

2012年10月25日 | 旅行

快晴のもと、サークルの親睦旅行で新潟県湯沢方面へ出かけてきました。

今年は持ち回りの当番で私達グループが幹事です。

予算、コース、日帰りで楽しめる事等、一つの事を纏める大変さを久しぶりに味わいました。

出かける事を企画するのは好きなのですが何しろ20名近くの団体ともなると、やはり神経を使います。

旅行社の方と何度か相談しながらコースが決まりました。

シーズン的にも紅葉が楽しめるのではとの期待を込めながら次のコースです。

出発地→関越自動車道、赤城高原SA、塩沢石打ちIC経由→清津峡→魚沼スカイライン→塩沢宿・牧之通→

魚沼市内昼食(釜炊き飯屋米太郎)→雲洞庵→沼田IC→沼田リンゴ狩り、漬物加作→関越自動車道→到着

女性ばかり総勢19名、27人乗りの大型バスで楽しく出発です。

日頃教室での真剣な(?)雰囲気とは違って皆打ち解けて、和やかに会話が弾みます。

会員の方達の差し入れが沢山あり、スタート早々に漬物、果物、お菓子が次々と廻ります。

車窓の余り紅葉をしていない景色にチョット心配しながらも早くも清津峡に到着です。

山は紅葉には程遠くあれまー、仕方ありません。季節を想像しながら見学コースに入って行きます。

トンネルを通っていくので段差もなくて往復行程1500mを難なく膝の心配の私でも楽しむ事が出来ました。

4ヶ所の見晴らし所から雄大で荘厳な渓谷美が堪能できました。

紅葉時季に来たというOさんが見事だったわよといいます。そうでしょうね、紅葉に陽があたって渓谷も映えるでしょうね。

ユックリ1時間ほどの散策をして次の場所にむかいます。

ところが、予定していた魚沼スカイラインは大型バスのため通過駄目との標識、そこまでは幹事は把握できませんでした。

これは旅行社のミスですよねー。残念ながらと皆さんにご理解頂いたのですがこれが紅葉真っ盛りだったら許せないところでした。

次は私が楽しみにしていた塩沢宿の牧之通です。

町並みと紬を扱っているお店を見たかったのです。(買うなんてとてもとても目の保養です。)

街の全景が上手く撮れなくて残念。ケーブルが地下に埋め込んであるので町並みがすっきりしています。

建物はリニューアルしてあって作られたという感がしないでも有りませんがこれから落ち着いた佇まいになるんでしょうね。

お店の奥で縫い物をしているご年配の女性を2人見かけました。店に並べられている作品を作っているのでしょうか、

もっと見ていたいけれど、先を急ぎます。

小さな看板に塩沢紬記念館と出ています。時間を気にしながら見て廻りましたがもっと時間が欲しいなー。急いでバスに戻ります。

このあと、皆の要望で道の駅に廻ってもらい特産のお土産買い物ツアーになりました。

私も魚沼産の新米と地酒を購入、へぎ蕎麦も買えば良かったかな?

お腹lもスッカリ空いてきました。

ここは幹事のSさんお薦めのお店。かまどで炊いた新米は美味しくておかずと共に完食。皆さん満足の様子、Sさん良かったね。

2つめのメインの雲洞庵です。

ここはNHKの大河ドラマ天地人で取り上げられた直江兼続が上司上杉景勝と幼少のころ教育を受けた庵です。

当地では名所とのことで見学者も多くガイド付きの団体でごった返していました。

私達は時間の掛かる事もあり後程インターネットでご覧くださいといってはや回りをします。

家に帰ってパンフレットをジックリ読んで見たらとても歴史と由緒ある庵寺であることがわかりました。

やはり時間掛けるところはもう少しゆとりを持たせなければと反省。

 

時間を気にしながら最後のリンゴ狩りに向かいます。

沼田インターを降りてからの道沿いに赤く色付いたリンゴ園が続きます。

その中の一軒松永農園です。日が落ちる前に到着して一安心。

500円で食べ放題と2個のリンゴがお土産用につきます。

食べ放題といってもそう沢山はいただけません。種類は赤城、陽光、新世界の3種類あります。

いろいろ剥きながら買うのを品定め、パスしようと思ったけれどリンゴ狩りのお土産買っていくからねの孫との

約束を思い出して一番気に入った新世界を買いました。

すぐ近くの漬物屋作に行って最後のお土産買いは終了。もう買わないといいながら皆さん照れながら袋を持っています。

 

これで予定通りバス旅行は終わりです。教室では中々会話が出来ない仲間との楽しい時間も持てました。

安全運転をしていただいた運転手さんにお礼の言葉をいって無事公民館に到着しました。

お仲間の幹事の皆さん楽しく終われてよかったね。

 

後記

旅行記などというものは楽しかった余韻があるうちに書かねば駄目ですね。

沢山の写真を気にしながらも明日にしようと思って寝たのは良かったのですが翌朝熱を出してしまいました。

朝晩の気温の変化に注意が行かなかったのですね。ホッとした気の緩みもありました。

まだ予定に追われる日が続きます。近くのかかりつけの医院に行きました。

喉が腫れていますね。ゆっくりと安静にしてくださいね。齢ですからとは言われませんでしたが無理が利かなくなりました。

3種類もの薬を頂いて会計は480円です。と言われてエッと思いました。(一割負担)です。

なるほど高齢受給者対象でした。何だか有難いやら、気恥ずかしいやら変な心境です。

 

 

 

 


秋刀魚焼きパーティー

2012年10月21日 | 家族

前から予定していたサツマイモ掘りに息子家族がやって来ました。

お天気も良い事だからと秋の味覚の秋刀魚焼きパーティーもする事にしました。

メニューは、秋刀魚、豚汁、新米とくればシンプルだけれども秋最高のご馳走です。

いつものように孫達は長靴をはいて張り切っています。

頑張ってくれるのはいつもパパなのだけれどもこの頃はお姉ちゃんのAちゃんんが頼もしい存在になっています。

サツマイモの枝が這ってきてさぞかしの収穫を想像していましたが春のじゃがいもよりはまあまあといったところでしょうか。

なにしろ、秋刀魚を焼くのは炭火を充分おこしてそれをおとさないと焦げてしまい炭焼きになってしまいます。

お腹が空いたので秋刀魚を待ちきれずに豚汁と新米ご飯を食べる事にしました。

ばあば美味しいよ、この頃はTくんも皆と同じ量を食べます。

パパの頑張りで美味しそうに焼けてきました。

秋真っ盛り、楽しいファミリーとのひと時でした。

 

 

 


我が家の秋

2012年10月17日 | 歳時記

秋も深まってきました。

ガラス戸越しに見る伸び放題の庭の芝生。気になって、気になって仕方ありませんでした。

芝刈りをしたのは何時だったか忘れるくらい、膝痛をいい訳にほったらかし。

やっぱり、やるっきゃない。しっかりサポーターをして電動芝刈り機をスイッチオン。

何ともなかった時は30分もあれば出来たのに休み休みなので、タップリ倍は掛かりました。

オー、爽快。出来たじゃん。

花壇の草取りは次にまわすとして、庭をぐるり。

柿が色ずいてきています。去年は刈り込み過ぎて一つもなりませんでした。

こぶりだけれど収穫できそうです。

この間までの暑さが信じられないくらい、秋の気配を感じます。

線引きをするように日本の四季の移ろい、嬉しいですね。

ポインセチアもこのように少しずつですが色ずいてきています。

短日処理に入って今日で(10月17日)丁度1ヶ月目です。朝晩の気温の変化が進むと一気に色付きも進んできます。

 

 


横浜ラーメン博物館

2012年10月16日 | お出かけ

前のブログに昭和30年代のオールウェイズ夕陽丘3丁目の頃の事を取り上げましたので

先月になりますが息子家族と横浜に出かけた際に立ち寄った横浜ラーメン博物館

載せてみました。ここは、その時代を再現しています。

私は懐かしさ、息子家族達には物珍しさを感じたようです。

新横浜の繁華街のビルの一画にあります。間口が狭くて?というような所を入って行きます。1階、地下1階、地下2階になっています。

結構な賑わいで人並みをかきわけていくと、地下を見下ろすこんな風景があります。

一気に昭和30年代にタイムスリップです。

ぐるりと各地の有名ラーメン屋さんが並んでいます。

どの店も行列をなすくらいで、私達は一番空いているお店を選びました。

孫やママはこんなお店を喜んでいました。駄菓子屋さんです。

私はこんな風景でしょうか?その当時の生活の匂いもしてくるようです。

この場所をどのように捉えているのでしょうか、3歳半になる孫のTくんは得意げにオートバイに乗っていました。

充分楽しんで一回りして今度は入り口近くにある「ラーメン殿堂」にいきます。

この中にはラーメントリビュート(ラーメンと時代の変遷)、ミュージアムショップ、マイラーメンキッチン(世界で一つだけのラーメンを作る)

のコーナーがあります。疲れた私は外のベンチで一休み。

結構、面白いよと満足そうに出てきました。

私はラーメンよりも再現されたこの風景に感心しきりです。

1994年(平成6年)にオープンしたと出ていました。まもなく20周年になるのですね。

今の世の中、目新しく作ってもすぐ無くなっていくアミューズメントパークの中でここまで続いているというのは

いかに、昭和30年代が懐かしく、人の心に残っていて当時を大切に思う人達と、逆にそれを新鮮に

捉える若い人達とで支えているのではないかなんて久々に私も楽しんできました。

 

 


同期会(日光鬼怒川の旅)

2012年10月13日 | 旅行

10月10日から一泊二日の日光鬼怒川の旅を楽しんできました。

今回の旅は昭和36年、世の中が活気に溢れていた時代、オールウェイズの夕陽ヶ丘3丁目そのものの頃に

希望に溢れ入社した仲間達との同期会旅行です。

今年は皆古希(70歳)を迎えました。入社してすぐに発足した同期会ですが女子はそれぞれ、寿退社したり、男子は転勤やらで離れて

先細りになっていた会を有志の何人かが再度立ち上げてくれて今に至っています。

4ブロックに分けて持ち回りで幹事を受け持ちます。

今回は私も仲間になっているブロックの番です。何度か重ねてすっかり息のあったメンバーで楽しく計画を練り上げました。

アニバーサリー年といっても高齢といわれている年代です。参加メンバーも本人の体調不良や親の介護、配偶者の介護などで

少なくなってきています。寂しい事ですがそれでも22人の参加でスタートです。

集合場所は深谷駅、幹事の地元という事でホテル送迎のバスにホテル直行組を除いた15名が懐かしい再会の握手を交わし

賑やかに乗り込みました。申し訳ないほどゆったりとした大型バスです。

マイクなし、テレビなし、カラオケなし、クーラーボックスなしといった按配ですがそこは、幹事の腕の見せ所

色々、趣向を凝らして楽しい雰囲気の車中になりました。

幹事は地元ですから簡単にこれますが、遠くから参加してくれた仲間達,懐かしさに会えるその気持ちは嬉しいですね。

 

宿泊地は鬼怒川温泉、ホテルつがの木です。

総会と呼ぶ宴会、幹事の開会の挨拶に始まり、各人自己紹介を兼ねてトークタイムです。

入社した頃の面影が中々想い浮かばなかったけれど話をしているうちに希望にあふれていた頃の若き顔が

浮かんできます。皆頑張ってきていたんだなーとそれぞれの人生を聞きながらジーンときてしまいました。

健康に気を付けて是非次回につなげて行きましょうね、私も頑張らなくてはと元気の素を貰った想いです。

 

懐かしさを語るバス旅行と名を打ってのコースで主だったところを載せてみました。

ホテルに着いて宴会に入る前に散策した鬼怒川の景観です。吊り橋を使って川を渡ります。

紅葉にはまだまだですが、素晴らしい紅葉の景色が想像出来ます。

 

一番はじめにまわった花いちもんめです。

ここは関東以北で最大規模をほこるといわれているベゴニア園です。敷地面積4000坪もあるその広さに圧倒されました

人が細工をしたように見える花びらに思わずパチパチです

 

 

ここは、徳川三代将軍 家光公墓所の大猷院(たいゆういん)です。

日光といえば徳川家康を祀ってある東照宮が有名ですが、今回は敢えてこちらを選びました。

家光公の「祖父、家康公を祀る廟所を決して凌いではならぬ」という遺命によって、彫刻や彩色は東照宮より控えめに

作られたため、大変重厚で落ち着いた趣があります。(資料による)

その通りに金と黒を基調にしていて逆にそれが周りの自然と溶け合っていて思わず溜息の出る感動でした。

解説をしてくれた若い僧の落ち着いた語り口がわかり易くて歴史の勉強をさせてもらいました。

世界遺産に登録されている事に納得でした。

 

熟年に相応しくあれもこれもと盛り込まずの観光も皆の好評を得たたようです。

予定より早めの15時に出発地の深谷駅に到着しました。

ここから、皆は其々家に帰ります。楽しかったよ、幹事ご苦労様、是非また会おうね。

嬉しい感謝の言葉を貰えて幹事冥利につきます。

同期会、同い年、楽しい青春時代をともに過ごした共通点を持つ仲間、何か温かいものに満たされて私も家路につきました。

 

 

 

 

 


京都旅行その2

2012年10月05日 | 旅行

3日目

京都もあっという間の3日目になりました。

帰る日なので特に予定も決めずに京都の街を散策して見る事にしました。

 

この2品はホテルでとった朝食です。ビジネスホテルですから簡単なものです。

それでも昼夜とご馳走を頂いてましたので身体のためには丁度良いメニューでした。

特に珈琲は美味しくて買い求めたくらいですから。

予め行って見たいお店を決めていましたのでそこに行く事にしました。

旅行も一日ぐらいはこういう日を持つと気持ちが楽です。妹も同意見。

京都の町並みを見ながら散策です。建物も結構新しい建て方で、たまにこの様な家を見かけるとホッとします。

鳩居堂本店、ここでは和紙で出来ている便箋、封筒、ポチ袋、あと御香と色々種類が多くてずっと居たいくらい

こういうお店が好きです。

もう一つはてんてん、何だか判ります?京都では手ぬぐいの事をてんてんと呼ぶのだそうです。

お店の名は変わっていましたが本染めの手ぬぐいが沢山あります。デザインも可愛い柄や現代的な柄まで

ここでも迷いながら買ったのがこれ、レトロな柄が可愛くてこれに決めました。

帰って早速飾りました。

        

興味のあるお店を見ながら気に入りをそれぞれ買い求めました。古いものやら新しいものやらが融合してとても楽しい

時間でした。

もう一軒、妹を是非連れて行きたかったお店がこれです。

イノダコーヒー本店

前に友人に連れてきてもらってそのレトロさに是非もう一度来て見たいと思っていたのです。

珈琲好きの妹も気に入ってくれてテラスでとる昼食に暫し疲れを忘れるひとときでした。

 

残りの時間は駅に近く世界遺産にもなっている東本願寺に寄って見る事にしました。

東本願寺、西本願寺、二条城と代表される建物はただいま改装中との事でしたが建物の大きさだけでも見る事にしました。

東本願寺は、真宗大谷派の本山です。撮影は禁止ですが御影堂には宗祖親鸞上人の御真影が、阿弥陀堂にはご本尊の

阿弥陀如来が安置されています。

広い本堂にすわって掌を合せていると宗派に関係なく気持ちが穏やかになるのがわかります。

やはりここに来る人達の無になる境地がこもっているのだと思います。

 

これで妹との京都2人旅が終わりました。

久しぶりの姉妹旅でした。内容も叔母のお見舞い、従兄弟達との子供の頃の忘れていた懐かしい話、京都巡り

慌しかったけれど充実した3日間でした。

今度はもう一人の妹も加えての3人旅しようねと約束をしました。

お姉さん膝良くなるといいね。そうそう心配かけて色々気遣ってくれたね、ありがとう。 

 

 

 

 


京都旅行

2012年10月04日 | 旅行

妹と関西方面の旅行に行って来ました。

 

一番の目的は昨年粉砕骨折の手術をした叔母の見舞いです。

80歳を越しての大変な手術だったのですが前向きな生き方で乗り越えてくれました。

亡き母の弟のつれあいですが、子供の時から可愛がって貰っていた大好きな叔母です。

大阪に住んでいる従兄弟夫婦も一緒で久しぶりの再会に話が弾みました。

お互いに昔の思い出話を持ち寄り懐かしさに時間の経つのも忘れるほどでした。

 

JR東海の新幹線とホテルがセットの2泊3日の格安ツァーを使いました。

人気のツァーで中々希望の時間が予約出来ずに京都到着が午後という慌しい一日目でしたが

元気になった叔母に会える目的が果たせた満足の一日目でした。

叔母の住んでいる大阪から京都に戻ったのは21時を過ぎていましたが何年か前にリニューアルした京都駅は

外国人も多くさすが観光地を思わせる駅です。夜空に浮かぶ京都タワーが幻想的です。

ホテルも駅の真ん前でアクセスもよく2日間を有効に使えそうです。

 

2日目

涼しさを期待していたのに夏を思わせる程暑い京都です。

今日の予定は寺社見物ではなく前から楽しみにしていた季節限定の京の社家と町家をたずねてという

ツァーです。前も利用したのですが、時間を有効に使えて、ツァーは便利です。コースも沢山有ります。

バスもほぼ満席で柔らかな京都弁のバスガイドさんの案内で出発です。夕べ見た京都タワーも違う顔で

見送ってくれます。

コースは次のとおりです。

伏見稲荷大社 荷田春満旧宅・お茶屋 → 長江家住宅 → 泉仙(昼食) → 鶴屋吉信(菓子と冷抹茶) → 

上賀茂神社と社家・梅辻家住宅 → 京都駅  行程6時間半

日頃見る機会の少ない夏時季限定と謳っています。

先ずは伏見稲荷大社。ここは外国人が好む処だそうです。社殿の朱赤が良いのかなー。

神社はまず狛犬ですがここは狐がでんと構えています。狛犬はあ、うんがシンボルですが、この狐は口に加えるものが

鍵、稲穂、玉、巻物、子狐、とあるそうです。

強い陽射しの中、涼やかな着物姿の女性を多く見かけます。周りの景色ととても似合っていました。

私は汗ビッショリです。

伏見稲荷といえば、千本鳥居が有名ですがツァーの悲しさ時間制限でカットです。仕方ありませんね。

荷田春満旧宅、この読み方はかだのあずままろきゅうたくと何とも舌を噛みそうな読み方です。

伏見稲荷大社を守る社家に生まれた江戸期の歌人、国学者です。

書院造の建物は園遊式庭園とともに落ち着いた佇まいでした。ここでもボランティアの方の柔らかな京都弁の説明が

あります。

ここは、長江家住宅です。

典型的な職住一体の呉服商家の佇まいを残す町家。江戸期から明治・大正にかけて建てられた建物で

京都市指定有形文化財です。家の中は期待通り、歴史を残す立派なしつらえでした。

10月になると家の中のしつらえも夏から秋へと変わります。写真厳禁でお見せ出来ないのが残念です。

 

お腹も十分に空いて昼食は大徳寺の山内にある泉仙で鉄鉢料理を頂きました。

精進料理で物足りないかなと思っていたのですがなんのなんの十分満たされました。

このお鉢は托鉢僧のお鉢からヒントをえての器です。最後には総て重ねて一つの器になります。

次は鶴屋吉信でお茶を頂きます。お腹一杯でも別腹がありますから。

この鶴屋吉信は享和3年(1803年)創業の京菓子の老舗です。私もデパートなどで買い求めますがここは本店で

店構えも立派です。出された、冷お抹茶が暑さにばてた喉を潤してくれました。ついている和菓子は

京の夏の旅ツァーのために特別に創作したとお見せの人が説明してくれました。

さあ最後の上賀茂神社に向かいます。バスの移動ですが結構歩く事が多く膝が痛みはじめました。頑張れ。

この上賀茂神社は正式名称を 賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)と呼ばれるそうです。これまた舌を噛みそうです。

世界遺産に登録されています。

側を流れる明神川沿いに神官の屋敷が立ち並ぶ社家町は伝統的建造物群保存地区に指定されていて風情ある町並み

を残しています。

陽を遮るものもなくひたすら歩くのみの道は相当堪えて写真も余り撮れませんでした。

上賀茂神社はさすがに立派でここが最後のコースとしっかり見てきました。

予定通りのコースをこなして16時30分京都駅に到着しました。

 

駅の前のホテルは本当に便利です。なぜかといいますとこれから夜のコースがあるのです。

ホテルのロビーにもう一人の従兄弟が待っていてくれました。前日都合で会えなかったので高槻から来てくれたのです。

早々に荷物を置いて夜の京の町に繰り出します。私元気だなー。

敢えてタクシーに乗らず地下鉄を利用します。街が碁盤の目のようになっているのを実感すると言う訳です。

アクセスもよくやはり観光の街です。京都にあかるい従兄弟の案内で周りをキョロキョロです。

ここは京都の台所おばんざいの材料を売っている錦市場です。

時間も夕方を過ぎているのでお店もそろそろ仕舞い始める頃なので駆け足で巡ります。

京都ならではの食品が並んでいて楽しい。

お目当ての予約してあるお店は、錦市場を通り抜けた所にありました。

京都だから和食と思っていたのですが洒落た居酒屋風洋食です。

従兄弟もお酒がいけるほう私も。

久しぶりの再会に乾杯。

冷えたビールが美味しい。何でも注文してや、おことばに甘えて次々に平らげていきます。

本当にたまにしか会えないのに全然距離間の無いのはそこは血の繋がりのある従兄弟だからでしょうか。

彼は従兄弟の中の一番の年長なので、母の若かりし頃の事や、家族のルーツなど詳しい事。

楽しい会話とアルコールの酔い気分に2日目の京都の夜が更けていきました。

つづく

  

 

 

 

 

 


彼岸花

2012年10月02日 | 

日本列島を縦断していった台風、我が家の庭にも爪あとを残して行きました。

台風一過のあとは、爽やかな天気になるはずなのに何となくスッキリとしない天候です。

それでも、吹く風はスッカリ秋の気配を感じさせてくれます。秋の花壇を考えなければ・・・・・・。

 

友人から栗が採れたとの電話、何とも嬉しい秋の到来ものです。早速お邪魔する事にしました。

何処よりも早く、しかも立派な栗です。ここ何年かは栗三昧をさせてもらっています。

 

ランチを済ませたあと近くの彼岸花の群生している所に連れていってもらいました。

去年は台風の被害で残念ながら見られなかったところです。

稲もすっかり色ずき、天高く秋の空になった土手沿いに咲いていました。延々と何キロになるでしょうか見事なものです。

雑木林の中に点在している彼岸花もこれまた素晴らしい。如何ですか?

何年か前に日高の巾着田の彼岸花を見ましたが、それは観光地用に育て上げられたもの、こちらは自然に

増えていっているものです。何年か後には匹敵するようになるのでしょうね。

 

今日は早々と秋を堪能してきました。過ごし易い季節嬉しいですね。