冬の殿様街道散策2013
北海道も最近 古道散策が静かなブームの感じを受けます
私の住む道南にも 楽しめるコースがたくさんありそう
写真の本は北海道函館開発建設部が
平成5年に監修した「道南の道ロマン」です
これに記されているひとつ松前街道を
山仲間の案内で歩かせていただきました
2013・12・19の記録を紹介します
福島町千軒地区から眺めた標高1071.6m大千軒岳
松前藩主が北斗市や箱館近辺の鷹場に通った道は
この麓にも殿様街道として残っています
散策は 大千軒岳登山道入口の国道から約1.5km地点
一周 4650m
AM 10:00 出発
江戸時代の街道で松前から箱館まで27里
福島~知内が一番険しい難所だったという
AM 10:33
街道は松前藩以前から和人が利用していたらしい
熊に襲われることもあって航路に頼る人も多かったのでしょう
この日は 鹿の足跡を多く目にしました
尾根に上がると 千軒の峰々が眺められます
枯れ葉の落ちた木々は
素晴らしい光景をプレゼントしてくれます
伊能忠敬や土方歳三も通った道には
幕軍勇士の激戦地砲台跡もあります
AM 10:48
砲台跡
晴れてるとやさしい顔を見せる大千軒岳
千軒平の咲き誇る山野草お花畑は 登山者の魅力スポット
AM 11:00
旧国鉄・松前線跡への分岐
AM 10:10
私の冬山歩きは 長靴にかんじき 昔風です
指導者さんたちに長靴姿は ゼロ
雪まくりや小さな雪崩に注意しながら前進
AM 11:15
指導者の案内がなければ 初級者の私は迷ってしまいます
山仲間に連れてってもらうのが 一番の安心です
旧松前線跡
茶屋1110m・茶屋沢170mのトンネル跡がありますが
写真のように頑丈に閉じられてます
松前線は 昭和17年開通 昭和63年廃止
茶屋沢鉄橋が二つ残り 街道歩きに利用されています
急峻な下りはロープ頼ります
AM 11:45
近くには砂金山があり
ゴールドラッシュに沸いた時代もあったそう
AM 11:53
枯れ葉の積もった崖
こういう枯れ葉雪崩が あちこちで見られた
峰への登り返しは きつい
九十九折りの道
PM 0:24
ブナの巨木に到着
樹齢200年 高さ24m
PM 0:30
PM 0:42
天候に恵まれた
積雪も少ない
恵まれた散策は 気分良く歩けます
茶屋峠
PM 1:04
小さな 川の流れのように を眺めながらゴールへ前進
出発点到着 所要時間3時間20分
昔道には 苦節の歴史があり生活の知恵も隠されている
何回も繰り返し道を踏まないと 教えてもらえないよう
PM 1:20