雄鉾岳・前編2011・10・26
北海道八雲町 標高999.3m 雄鉾岳(おぼこだけ)
10月26日に登った記録をシリーズで紹介します
八雲町中心街から15km山間に入ると「おぼこ荘」がある
そこから砂利の林道を約4kmの所に登山道入口があります
自宅を車で出発したのが午前5時 到着は午前7時過ぎ
リーダーの注意事項は 聞き逃せない
この山は中級向きで 比較的難しい山だそう
「慎重に歩く」「時間をかけて登る」「安全第一の登山」・・・
大勢を引率する気苦労は大変
案内するリーダーや指導者は
責任を背負っての登山になります
準備運動を終え 出発
AM 7:30
きのこ 食べても大丈夫?談義に花を咲かせ 前進
縦に切れた断崖の紅葉は 壁画のよう
落ち葉の道は フカフカ
道が狭いので 足元注意で前進
鉛川 谷底は深く 落ちたら大変です
前半は沢歩きです
初級者には苦手な道
疲れないよう ゆっくり歩を進めます
リーダーは 参加者の一番劣る体力者に合わせたスピードで全員を引っ張ります
AM 7:47
指導者は ひとりひとりをエスコート
山仲間との登山は 安心安全です
こういう岩場は滑ります
滑らない靴底のありがたさが分かります
沢歩き 私は経験が少ない
転倒に注意しての歩きは 疲れます
雄鉾岳②
北海道八雲町 標高999.3m 雄鉾岳(おぼこだけ)
10月26日に登った記録をシリーズで紹介しています
登山のベテランからは
「沢歩きは面白い」と聞かされますが・・・
山仲間に同行する時は 道迷いの心配はしなくて良いので安心です
でも個人で行動するとなれば 不安がつきまとい 離れない
そういう時 赤テープや赤の塗料によるマークは助かります
川を渡渉する時の赤テープは 値千金の誘導をしてくれます
私は経験ありませんが 渡渉場所探しに難儀する山もあるという
沢のきれいな流れには
小魚やザリガニなどが生息している
AM 8:15
沢沿いの登りは 結構なアップダウンの連続です
大きな岩石を動かす流れや岩盤を削り取る強さの水
ここは自然の美しさと怖さが同居しているように感じます
奥入瀬渓流の雰囲気に似ている場所もあります
広葉樹の森がプレゼントする自然水は ミネラルが豊富のよう
沢歩きは登り降りの高低が大きく 足の疲れは倍増
谷間は日当たりの悪い場所が結構多い
そういう場所は 岩に張り付いた苔の緑を楽しめます
運好く タイミングピッタシ
紅葉 盛りの時節
AM 8:30
雄鉾岳③
北海道八雲町 標高999.3m 雄鉾岳(おぼこだけ)
10月26日に登った記録をシリーズで紹介しています
リーダーが言う 「慎重に進む」
この意味が分かります
AM 8:35
浅そうに見えるが 思った以上に深いので油断大敵
たかが石くらいと思いますが つかまるところがなく
危険 キケン 危険 手ごわい
渡り切ったあとの 「ホッ」とする達成感
これが疲れを消してくれる
全員が流れを渡り切るのに10分以上要しました
「安全第一の団体行動の場合は 時間が思いのほかかかりますよ」
リーダーの教えの通りでした
靴の中に水が入ったら やっかい
登山は 装備をきちんとすることが基本 これを教えられます
流れ落ちる水は メロディーを奏でます
でも初級者の私は 前進することに集中し 聴く余裕な~~し
太陽の光が谷底にも届き始めた
水の流れは運送屋さんみたい
樹木や大きな石を 難なく運んで来ています
この日の未明に雨が降ったのでしょう
水嵩が多く 渡渉場所選びに引率者は気苦労したようです
ひとり一人 指導者が目配りして安全に渡渉させてくれます
山仲間と行く登山は 安心登山です
まだ まだ 道半ば
AM 9:00
雄鉾岳④
北海道八雲町 標高999.3m 雄鉾岳(おぼこだけ)
10月26日に登った記録をシリーズで紹介しています
渡渉は 何かと気を使います
利用する置石の 滑ること滑ること
ストックを水の中に入れると 深かったり浅かったり
リーダーの注意「ゆっくり慎重に・・・」 頭では分かるが
動作が伴わないこともあります
AM 9:00
巻いては下りる この繰り返しが続きます
ベテランだと簡単な沢登りなのでしょうが
初級者は体力消耗プラス気疲れします
余裕のない動きは 普段の体力増強不足を要求されているよう
滑り落ちそうな場所は
指導者が安全通過を手助けしてくれます
渡渉を繰り返した数は
疲れとともに忘れてしまいました
沢歩きは疲れるが
変化のある光景が次々と現れるので楽しい
ずいぶん遠くへ来た感じがする
しかしこの登山道は約4kmと距離は短く
時間はかかってはいるが歩いた距離は短い
見えた 山頂が
こうなるとテッペンは近い 元気も出てくる
AM 9:30
雄鉾岳⑤
北海道八雲町 標高999.3m 雄鉾岳(おぼこだけ)
10月26日に登った記録をシリーズで紹介しています
登山は麓にたどり着くまてが 時間を要します
AM 9:40
高さ100m 幅200mの岩壁
双耳峰で左が山頂 右が西峰
なぜか 西峰のほうが山頂より高い
黄葉が太陽に照らされて華やかですが
観る余裕なく 黙々と進む
険しく見えるが
反対側は優しい山肌と斜面
山頂が到着を待っているよう
早く来い と呼んでいるよう
優しそうな雰囲気の山頂です
何回も渡渉を繰り返すと 慣れてくる
油断の大敵は「慣れ」 これを肝に銘じて渡る
次々と現れるキノコは
疲れを癒してくれる妙薬
笹の背丈の高いこと高いこと
登山道維持管理の大変さが伝わってきます
感謝しながら前進
岩に種が落ちて生きる姿
ひとつひとつの顔は 芸術的です
AM 10:10