お寺のオバサンのひとりごと

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訃報

2012年11月13日 | 仏教
 親しいご門徒さんが続けてご往生なさり、若き日を思い出して、感謝申し上げているところですが・・・


 つい先日、高校の後輩の訃報に驚きました。
 
 もう33年くらい前になりますが、直方の実家にオーストラリアからの短期留学生・カレンが(他にも3名、各家庭に)ホームステイして、私の母校に通学していました。
 
 当時、高校生だったS君(生徒会長)は、親身になって、留学生のお世話をしてくれ、よく、実家にも放課後、立ち寄ってくれました。

 その、ある時、高校の正門前で、たまたまS君のお母様にお会いした時、

「(息子さんの)大学受験前の大切な時期に、留学生のお世話まで煩わせて、すみません」と、挨拶する私に
「い~え どうせ、勉強なんてしやしません。こちらこそお世話になっています。ありがとうございます
と、気さくに明るく仰ってくださったお母様。
 その飾り気のない、思いやりのある雰囲気に、さすが、このお母様あってのS君だ・・・と、思ったことを(何でもすぐ忘れる私なのに)覚えています。

 そのS君と親しかったK君のネットで訃報を知りました。


 そして、昨日は、その当時(特に、私が大学卒業後、帰省し、佐賀に嫁に来るまでの4年間)、父の知り合いで、自称「(私の)後援会長」と名のって、かわいがってくださったS氏が70代でご往生なさったことを知りました。

 そして、昨日、高校同窓会のお世話をしてくださっていた、同級生のU氏が、交通事故で急逝されたことを知り、本当に驚きました。
 同窓会にご無沙汰ばかりの私ですが、たま~に、参加した新年会の折など、さりげなく仲間に気遣いし、お世話しておられる姿に、頭が下がる思いでした。

 蓮如上人の「白骨のご文章」があらためて、身にしみます。

「我や先、人や先、きょうとも知らず、明日とも知らず。おくれさきだつ人は、もとのしづくすえの露よりもしげしと言えり。されば、朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり。」

 お世話になった方々、ありがとうございました。私も遅かれ早かれ、お浄土に参らせていただきます。南無阿弥陀仏
コメント (2)
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