演劇会議170号に戯曲「飛べないくまんばち」を掲載していただきました。
ありがとうございます。
もしご興味のある方は、演劇会議の編集部までメールをどうぞ。
engekikaigi@engeki-j.sakura.ne.jp
定価800円+切手代82円でご購入いただけます。たぶん。
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劇団大阪さんの公演「空蝉が鳴いている」をオンラインで観ました。
(こちらも演劇会議に戯曲が掲載。169号です。公演は終わりましたが、オンラインはまだ視聴できるのでは。たぶん。2000円。劇団大阪さんのホームページを検索してみてください)
作者の山脇立嗣さんは、わたしの所属する西日本劇作の会の会員で実力派の劇作家さんです。
京都五山の送り火の日に、おばあさんにおかしな電話がかかってきて……
作者の真摯な作風と、劇団大阪さんの真面目な取り組みがよく合ったお芝居でした。
芝居の後半を改めて戯曲で読み直してみたりしました。
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東京芸術座さんの山口公演「12人の怒れる男たち」を観劇。
東京芸術座さんには、この夏、「飛べないくまんばち」をやっていただきました。
劇団の代表作のひとつ。粒ぞろいの俳優たちによるアンサンブルがとてもよかった。
ほかのプロデュース公演も何度か見ましたが、やはり苦楽を共にされてきた劇団ならではの阿吽の呼吸と言いますか、12人が作る「間」がピタリと決まって、劇の緊張感を程よく高めていました。また、「間」が能弁に芝居の中身を語っている、豊かな舞台でした。
若い頃は容疑者の少年に肩入れをして、年を取ってくると、父親の視点で芝居を観ているように変化していました。
差別、偏見、民主主義とは何か、人の在り方とは、など、いろいろな切り口があり、受け取るほうの器によっていろんなものを受け取れる戯曲で、名作たるゆえんだと感じました。
それを見事に体現された1時間45分で、圧巻でした。
そのような劇団に「飛べないくまんばち」を上演してもらえたことを、改めてうれしく思うのでした。(「くまんばち」に出演されていた俳優さんが5人も「12人~」に出られてました。みなさんガラリと演技を変えられててビックリ!)
妻も大満足で家路へ。
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「12人~」の会場で15年ぶりぐらいに演劇仲間と再会。
うれしかったなあ。これも観劇の良さかな。
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新作を推敲中。
ぼちぼち、こつこつ、ごりごり、やります。