先日、桑原文子さんの「オーガスト・ウィルソン アメリカの黒人シェイクスピア」を読みました。450ページぐらいありました。素晴らしい力作。
デンゼル・ワシントン主演の映画「フェンス」の原作戯曲を書いた、アフリカ系アメリカ人劇作家の研究書・評伝書です。
ピッツバーグサイクルと呼ばれる、20世紀を十年区切りぐらいで十本の優れた芝居を書いたオーガスト・ウィルソンの話です。(黒人の苦難と誇りを描いています)
戯曲があまり翻訳されてないのですが、(わたしは「フェンス」と「ジョー・ターナーが来て行ってしまった」の二本を読みました)この評伝で、詳しく分析されており、ぜひ戯曲を読んでみたくなりました。
なにかこう打ち込んで、世に残るものが書きたいものです。
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ぽつぽつと依頼をいただいたり(有り難い)、また考えに入れていたことをあきらめたり、人生いろいろ。
新作戯曲をカタツムリの歩みで書いています。昔ほど馬力が出ないのですが、ぼちぼちとやっております。