昨日、ふと思い立って阪急・夙川~芦屋川~岡本界隈の住宅地を探訪しました。元々神戸方面の山の手は急坂が多くて歩くのが大変だなと思っていました。ところが、実際に歩いて見ると、東西方向にも結構起伏があり、暑さもあって夕方にはどっと疲れが。。。
10時過ぎから、まずは、阪急・夙川駅の北東エリアをサーッと歩きました。夙川・芦屋といったあたりは高級住宅街として有名で、石垣や生垣にも素晴らしいものがあります。古くからある近代建築としての住宅がお目当てなのですが、新しい住宅でも周囲の景観とよくなじんだセンス良く&品も良いお宅が幾つかありました。もちろん、その逆も色々あり。
旧山本清邸です。和洋折衷で独特の雰囲気を醸し出していますが、各ディーテールの完成度は高いと思います。門扉は迫力あり。扉の小さな開口から中をちょっと覗かせてもらったのですが、中も良さそうですね。
S邸。窓には小さいながらもステンドグラスがはまっています。煙突も面白いですし、塀の赤みを帯びた石が良い味わいです。これもオリジナルなんでしょうか?
夙川にかかる「こほろぎ橋」です(以前、ぷにょさんも書いておられたはずです)。構造美が素晴らしい。
線路の南西方面も少し歩いたのですが、お目当ての住宅が既にマンション用地になっていたりで、収穫は少なかったです。そこで、今まで見たことがなかった夙川カトリック教会に行くことにしました。尖塔を持つゴシック様式の教会で、バラ窓をはじめとするステンドグラスも美しかったです。
教会を見た後、そろそろお腹がすいたなあ、喉が乾いたなあと思ってふとあたりを見回すと、なかなか雰囲気の良そうな珈琲店が目に入りました。珈琲「ん」です。
お店の方(着物を召された上品なご婦人でした)に少し話を伺うと、震災で店が壊れた後、何度か場所を変えて、現在の地に落ち着いてからは10年とのことでした。最初、店内に色々アンティークな小物や雑貨が置いてあるなあと思っていたら、”フクロウ”がたくさんいることに気づきました。そう思って再度店内を眺めると、あちらにもフクロウ、こちらにもフクロウとフクロウさんのオンパレードでした。元々の経緯はお聞きしなかったのですが、何でもお客さんがお土産でフクロウ・グッズをどんどん持って来られるとのことでした。壁掛け時計(柱時計)はドイツ製です。最後のスタンドなんて凄いですね。サラダ&フルーツいっぱいのホットドッグ・ランチも美味しく頂きましたし、ここはまた行かなくては!
これは地元では有名なお店なんだろなと思ってネットで検索したら、「夙川店めぐり」というページの中にありました。次はカレーかカツ・サンドを食べようっと。
芦屋は部分的に何回か歩いているのですが、巨大な石垣や塀に阻まれて建物が見えないことも多いです。そんな時は石垣や生垣自体を楽しみます。そして、芦屋はそのレベルが超高いのです。
石垣も塀も素敵ですね。さすが芦屋に同感です。
今回は目標を決めて回られてるんですか?
私は阪神間はまだあまり歩いてませんので、ただほぉぉと。
そして喫茶んもいいですね。
お客さんが一緒につくる店って。それもセンスの良いものばかり。
でもなぜそんな呼びにくい名前にしているんでしょうか。
特に目標を決めているわけではありませんが、公共的な建物はかなり見てきたので、ちょっと住宅系を集中的に見ようかと考えたものです。でも、近代建築としての住宅は情報が少ないし、どれだけあるかもよく分からないので大変ですね。
喫茶ん、ここは素晴らしいです。
お店そのものはこの地で10年なのですが、調度品や小物などは古くからあるものが殆どだそうで、それが味わいのある落ち着いた雰囲気をかもし出しているのだと思います。
リンク先の方を見ても、そこには名前の由来は書かれていませんでしたね。もうちょっと検索してみたら分かるような気がしますが。
前にそのあたりを歩いた時に、マンション建設の看板が出ていて気になっていたのですが。
やっぱり、ぷにょさんはご存じでしたね。
お目当ての住宅、確かそのあたりだったと思います。
もうちょっと西の方だったかもしれませんが、新しくできた道路沿いorその近くに建っていたはずの建物です。
健在のときの姿を見ることができましたか?
だとしたら羨ましいなあ。。。