濃飛樹脂軌道

おもちゃ修理、鉄道玩具「プラレール」、独立型ソーラー発電、電気自動車など、理系技術系の話題がメインです。

Instagramの便利な使い方。

2018-06-30 04:16:22 | 電子・IT
個人的にInstagram(インスタグラム)を使い始めて一週間。
まだ初心者ですが、美濃市「ニコニコおもちゃ病院」を皮切りに少しずつ効果が出てきました。

自身インスタグラムはカメラアプリというか画像投稿SNSとしてしか捉えていませんが、便利な機能も幾つかあるのでそれを中心に述べます。

1.投稿画像に即したコメントをつける
自身サイトやブログで画像を投稿してきた身分として、写真にコメントをつけるのは基本中の基本です。
画像に即したコメントで簡単に説明すれば、あとは見た人がそれを基準に判断します…昔の化粧品CMフレーズ「レンズは嘘をつきません」同様、正直さが伝わるインスタは共感を呼んで当然。
ヒントは中古車紹介サイトの画像とコメントの関連…画像に合っていれば納得できますが、そうでないと見る気力が失せます。
宿泊施設選びもじゃらん等が参考になります。これも大抵画像に合ったキャプション(コメント)が付いていますよ。
自身ヤフオクの出品時にも気を使った項目、売物にはそれなりのキャプションが必要!これがインスタ映えにもつながります。
後述「ハッシュタグ」との関連もありますので、セットで考えましょう。

2.twitter,Facebook...他SNSとの連動
実はこれこそが重要かつ便利な機能!!
従来twitter,Facebookへの投稿は個別でしたが、Instagramは両社への投稿にも連動可能、これひとつで画像投稿が完結するのは大変有難いです!!
インスタ投稿の地点でコメント(文面)を選ぶ必要はありますが、それさえ出来てしまえばあとは簡単。
もちろん画像ごとに公開範囲や連動投稿先も指定可能なので、投稿したくないSNSは指定を外すだけでok。公開範囲の細かな指定こそがSNSを制する鍵だ!!
なおインスタの画像は公開時間指定も出来ますので翌日には消えていることもザラ…仕様です!

3.ハッシュタグをつけると効果的
SNSたるもの、検索のために「#」で始まるハッシュタグをつけて当然!有無の差は歴然です
ハッシュタグなしで投稿した画像に後でハッシュタグをつけ直したら幾つか「イイネ」が付きました!!
もちろん投稿する地点で付けるのが筋ですが、もし付け忘れたなら編集で追加すればok。
コメント同様、画像に関連したハッシュタグをつけましょう。それだけで同種の画像を探している人が検索してきます。いわば道標!
たとえば「おもちゃ病院」活動で撮影した画像なら「#おもちゃ病院」、場所が美濃加茂市なら「#美濃加茂市」と入れれば反応率は高くなります。ひとまず活動と場所を選べばok。
ただしtwitter等に同じく、付けすぎると鬱陶しくなるので自分は5~6個が限度だと感じます。
まずは興味のある話題をハッシュタグで検索下さい。他のSNSで得た経験が生きる分野です。

4.対象とする年齢層に合ったSNS選び。(番外編!)
自身は玩具修理活動「おもちゃ病院」を担当する都合上、複数のSNSを駆使しています。
従来twitter,Facebookがメインでしたが、Instagramが加わったことでSNSの使い分けも出来るようになりました。
ただフォロワーを見ていると、Facebookは中高年が多いからおもちゃドクター向けの投稿がメインです。
逆にtwitter,Instagramは若者中心。twitterはゲーム中心で使ってきましたが、前美濃加茂市長がリツイート拡散で美濃加茂おもちゃ病院を拡散してくれたこともあり同活動でもたまに使います。
今回Instagramで美濃市「ニコニコおもちゃ病院」広報に一定の成果が得られ、若いママさんが結構見ていることも判明。利用客層に近いSNSと認定されたので今後実施予定日の拡散にも使います。
念のためハッシュタグ「#おもちゃ病院」で検索したら590件もの登録がありました…投稿者の多くは中高年のおもちゃドクターですが、たぶんインスタの集客能力に気が付いてのことでしょうね。
LINEは己の意思と違うところが多々あり使っていません。

おもちゃ病院・プラレールひろば・オフグリッドソーラー…自管轄市民活動にどれだけ役に立つか・共感が得られるか…それらは画像を載せてゆくゆく検証することになります。

ノートe-POWER!(セレナの代車)

2018-06-29 19:48:30 | 乗り物・旅行・グルメ
愛車C26セレナを一泊2日の車検に出しましたが、代車がなんと!ノートe-POWERじゃあ~りませんか(笑)
※トヨタプリウス&アクアを抜き、久々に登録車月販ナンバーワンに輝いた日産車です。


区分はトヨタ・アクアなどに同じくハイブリッド車でありながら、日産リーフ譲りの電気自動車の側面を持っています。
エンジンルームを見れば判りますが、リーフ同様のインバーターBOXが左側(画像右側)に、その反対側にエンジンが載っています。
しかし銀色に輝くインバータ箱の存在感が大きく、黒いエンジンは隅に追いやられて縮こまっている印象も。


実際乗り出してみると、なるほど特性は電気自動車そのものだと感じました。
発進時の低速トルクが太く、一定速度になると電力消費が僅か。
ただEVと違って加速が大きいor電池容量が少なくなるとエンジンが動いて振動音がします…といってもオーディオの音でかき消されるレベルなので静かではありますが。
減速時には回生ブレーキが派手に効きますので追突されたくなければゆっくりペダルを離す必要があります。
日産が「ワンペダルドライブ」と称しているアクセルですが、前車が急に減速した時などブレーキを踏まざるを得ない状況もあるので盲信するのも怖いですね…その辺はご留意を。
e-POWER車は「外部充電要らずのEV」です。

ガソリン残量が少なかったので走行予定距離から逆算して10L給油のあと国道41号一本道ドライブ。
標高は上がるものの比較的緩やかであり、電気自動車ほど航続可能距離に影響はありませんでした。
燃費が比較的良い区間での計測は燃費計表示で30km/l。同区間をC26セレナで走ると15km/lなので同じ燃料で倍走ります。


ちなみに起動してからエンジンが掛かるまでの間、モーターだけで動くと99.9km/l表示が出ます。

もっとも数km走るとエンジンが掛かって元の木阿弥ですが(爆)短距離でもEV走行できる証です。

まだバッテリーが発展途中の技術である今なら、e-POWER車もアリ!
電気自動車の走行性能は魅力的だけど航続距離に不安があるor賃貸で充電設備が設置できない…という方には向くと思います。
もっとも高性能で割安なバッテリーが出ると本格的なEVにシフトするかもしれませんが、それまで辛抱できなければe-POWERを買うのも手です。

今の自宅受電電力は6kVA契約なのでEV2台が問題になるならe-POWERも検討に値します。
ただ普段平日は1台待機ですし、充電時間をずらせば太陽光発電2019年問題も解決できるのでリーフあるいはe-NV200の出番かもしれません(爆!)

UFO!(1970年代の文化)

2018-06-25 22:04:15 | 社会・雑談
gooブログのお題「UFO」で思い出した1970年代の文化を語ります。

70年代後半はSF(空想科学)のジャンルが人気でした。80年代前半にスターウォーズが大人気になる前触れで数多くのスペースオペラ(宇宙活劇)が制作された時期でもあります。
そして当時はいろんな超常現象を説明するのに「UFO(未確認飛行物体)の仕業」で片付けた風潮もありました…空想科学全盛期だから尚更だったかも。

そこへピンクレディーの名曲「UFO」が一世を風靡し、世間の多くの人がUFOに目を奪われました。舞台衣装も宇宙を連想させる銀色。
「UFO」の作詞は阿久悠、作曲は都倉俊一。ピンクレディーの名曲の数々がこのコンビによって作られ、ぶっ飛んだ歌詞とキャッチーなメロディーとがうまく調和して違和感ないあたりにプロ根性を感じます。
あの頃は夢があった…最近UFOを信じる人が少なくなって寂しいし世知辛くも感じますね。

もうひとつUFOといえば日清のカップ焼きそばも該当。これもピンクレディーが出演したバージョンのCMがあったとか。
…だから「UFO≒ピンクレディー」の公式が今なお脳内に焼きついてます。

答え:UFO=ピンクレディー(実在のユニット名で解決!)

美濃市ニコニコおもちゃ病院201806

2018-06-23 20:25:27 | おもちゃ病院
本日は美濃市ニコニコおもちゃ病院へ参加しました。
最近業務都合や自治会などでなかなか関・美濃へ参加できていなかっただけに久々に来た感すらあります。

会場に着くなり、下記の建物画像を撮影してInstagram(インスタグラム)へ送信。
従来twitter,Facebookにしか投稿していなかった開催予告を、今回初めてInstagramへも出しただけです。

先日美濃加茂市でInstagram活用術を伝授頂きアカウントを取得。インスタグラムは若い女性に人気のSNSですがママさんが実際どれだけ使っているかは不明です。

何はともあれ9時半の開始とともに活動開始。
普段は閑古鳥が鳴く会場(美濃市中央公民館)も今回は朝から結構な来客があり、普段2~3件のところ今回は5名6件!倍増です
多分インスタグラム掲載の効果…普段と違うのはインスタ投稿だけ。

今回はラジコン関連が多くを占め、トリム調整や電池切れなど比較的簡単に直った物件が半数…こういうものはハードよりソフトが大事ですので簡単な直し方をユーザーにレクチャーすることが大切です。
しばらく遊ばず「ほったらかし」にしたおもちゃは直すのに手間がかかります…電池容量の低下・電池端子の発錆・機械関節部分の不具合がそれを物語るのでドクターはお見通しですよ。
それをユーザー各位に知って頂くべくマニュアルを作るのが効果的かもしれません。

11時半になり役員だけ残って会議。自身は顧問なので参加しました。
インスタグラムへの投稿に一定の効果があると認定されましたので美濃参加時は画像投稿で呼びかけます。

座談会「集客に苦労しないためには」

2018-06-22 20:46:08 | 社会・雑談
本日は美濃加茂市民活動サポートセンターの座談会当日。
テーマは「集客に苦労しないためには」ですので、今までのおもちゃ病院活動における自分の苦労話やそれに対する工夫施策などを事前にまとめておきました。

さて当日の現地は今まで会ったことのあるメンバーが集っていました。
これは従来のおもちゃ病院活動を振り返って総括する絶好のチャンスでもあります。
今までチラシをあまり配布せず、可児での普及に5年かかった記憶がありますが…美濃加茂で活動してからはプラレールひろばとのコラボやSNSでの広報が奏功して拡大した経緯があります。
♪答え合わせもしなくちゃ♪←恋のLesson初級編かよっ!!(爆)

まずは司会者の基礎理論から…どうやら今までの施策はほぼビンゴでした!!
チラシより対象者選び、SNSの活用、他団体とのコラボが有効…これらが正解でしたが。

つづいて座談会の参加者発表タイムへ。
他の団体はコラボした団体との相性が悪く、人気ある団体が来ていると自団体には目もくれず無視されて閑古鳥が鳴いたイベントもあったとか。

逆に自分の団体はイベント参加時「おもちゃ病院+プラレールひろば」しかも機材自給自足で両者程よく人気を博しており何ら苦労しませんでした。偶々ラッキーなだけですが!

SNS活用もツイッターとフェイスブックしかありませんが、実施一週間前から前日までに宣伝することで成果を得ました。
最大の成功例は美濃加茂市!当時の藤井市長がリツイートで拡散してくれてから成果は「倍率ドンさらに倍」でした…もちろん「はらたいらさんに全部!」ですがwwこれが「篠沢教授に全部!」だったら逆に多すぎて活動団体が潰れたかも(爆)。
※これを発表したら会場内は爆笑の渦に(爆)昭和ネタは年配者を和ませる反面、若い司会者を悩ませました(^^;

広報手段でもっとも確実だったのは、下呂市萩原町の市民団体とのコラボ。
保育園や児童館の運営も任されたNPO団体に取り込まれた萩原おもちゃ病院は隔月ながらも安定して依頼が来る実績を持っています。
人口一万人程度の地域でも定着する市民団体は地域との関わりが密接で、仲間同士も和気藹々とやっているから共感も得やすいみたいです。
そんな団体に自分がした手助けはイベントでのプラレールひろば併催とSNS広報くらいしかありませんが、いずれも数は少ないにせよ周辺地域からの来院に効果があった模様。

今回の座談会で自分は多くの成功例を導き出した成功者の様相を呈していました。
ただSNS活用にやや難点があり、まだ写真掲載SNS「インスタグラム」に手を出していないことが弱点だと感じました。
司会者によるとツイッターは10~20代の男女、フェイスブックは中年層、インスタグラムは若い女性が主なユーザーだとか。
自身は現在ツイッターはゲーム同人系などオタク系のツイートが多く、フェイスブックはプラレールひろば・おもちゃ病院などお堅い話題が中心。
ただどちらもコメントを考える必要があり活用頻度は落ちてきました…この際画像掲載だけで多くを語らず画像を共有するスタイルに共感を覚えたので近日インスタグラムのアカウントを取得します。
若い女性が多いことは、おもちゃ病院の主なユーザーである若いママさんへのアプローチにもなります。従来みすみす逃していた客層に入り込むべし。

アイミーブMで高速お出かけ(常滑編)

2018-06-20 18:56:02 | 電気自動車
昨日アイミーブMで常滑まで行きました。
名古屋高速・知多半島道路経由で途中に充電できるパーキングエリアがなく、万全を期して豊山の三菱店舗で8分ほど充電。
楠から名古屋高速に入り大高から知多半島道路へ…80km程度で流れに乗ったら結構電池を消耗、常滑到着地点で残量1/4に。

目的地はINAXライブミュージアム。タイルや便器のメーカーであるINAXの古い工場を改装して博物館にしている施設です。
昔のトンネル窯や古い建物の一部をタイルごと保存していたり、便所のイメージを覆すトイレパークがあったり…見所満載で楽しめました。
陶器のテーマパーク自体なかなかないので、新鮮な感じです。
常滑はリクシル常滑本部の所在地だけに、市内のトイレは軒並みINAXマークが入っていました。

一時間滞在したあとイオンモール常滑でチャージ。

急速充電器は50kW仕様でも夏季は30kWに抑えられ15分で75%程度。そのあと普通充電器ついでにお買い物&昼飯タイム。
セントレアに近い影響もあってそれなりに来客があります…一時間弱でほぼ満充電になり出発。
帰りは暑くなりエアコンを効かせて爆走!自宅周辺で残量わずかになり5分間急速充電しました。
充電中に新型リーフが入ってきましたが、アイミーブの充電特性が良いためあまり待たせず出発。

アイミーブMでも近距離なら高速移動も苦にはなりません。ただし充電スポットは事前に調べないといけませんので念のため。
これで常滑はギリ安全圏と判明。また息抜きに来るかもしれません。

急速充電器の大出力化と受電電圧の絡み。

2018-06-18 16:26:38 | 電気自動車
EV(電気自動車)乗りならご存知の通り、現在のCHAdeMO規格EV急速充電器は最大出力50kWです。
i-MiEVなら15分で80%充電できますが、リーフは初期型でも30分で80%、現行型は大容量化に伴い30分で60%程度。
日産三菱で開発中の新型軽EVも電池の大容量化が考えられます…i-MiEVやMINICAB-MiEVに搭載された東芝SCiBも次世代型チタンニオブ化合物になると容量が3倍になると想定されます。

すでにチャデモ協議会が想定した限界を超えそうです…それだけ電池容量が拡大され充電器の性能が時代遅れになりつつあります。
当のチャデモ協議会も対策として高出力150kWクラスの急速充電器を試作し、多くのEVで実験を行っているとのこと。

単純に充電電流を2倍にしているだけですが、比例して威力は倍なので納得です。
たぶん今後はこのタイプの充電器が高速道路や道の駅など混雑する充電スポットに現れていくでしょう。
こうなると今度は変電所の受電能力が問題に。現在200V受電している充電器の電圧を400V級へ変更するか、6kV高圧電気を充電器の近くに置くことも考えられます。
電圧を高くすれば配線が細くとも電圧降下や抵抗損失等は少なく工事費も低減できます。
自身高圧電気設備保守点検を生業とするため今から想定していますが…近い将来高圧受電設備(キュービクル)一体型充電器も出るかもしれません。
低圧で受電している充電器は規定により出力44kW以下。将来の大容量電池搭載EVに対応しづらいです。
そこでメーカーも高圧受電キュービクルと一体になった急速充電器を開発することで省スペース化を図ると考えました。
コンビニ用の高圧受電キュービクル(75kW前後)が省スペース化に成功しているから100kWまでなら難しくないと思います。
設置場所は日産・三菱ディーラー、高速道路SA/PA、道の駅、コンビニなど、現在混雑する充電スポットが候補になります。
高価な設備なので普及には4~5年かかるかもしれません…しかしそれが現れた暁には電気自動車が一気に普及する可能性も出てきます…軽自動車EVで300km以上走れたら多分爆発的に売れるでしょう!

新たな可能性のある新型充電器には期待しています。

ブログを書くとき。

2018-06-16 20:31:40 | 社会・雑談
時の記念日のgoo御題に反応です。

一日の中で素敵な時間といえば、このブログを書くとき。大概夕方~晩です。
硯に向かいてよしなしごとを書く「徒然草」そのものですなww
このブログも世間一般から己の趣味まで幅広く題材にしていますからモロ該当です。
ただそれだけ!!

夢想:キハ75形急行のりくら

2018-06-14 18:52:25 | プラレール・鉄道
急行のりくらは特急ワイドビューひだへの格上げで消えましたが、廃止直前の乗客の多さを見る限り多くの人に愛され惜しまれつつ消えた印象があります。
一方のワイドビューひだは高山本線の旅行客を一気に10%以上増加させ、JR東海社内に「ワイドビュー効果」なる言葉すら生まれたほどですが…果たしてそれでいいのか?当時から自分は疑問に感じていました。

格上げで困ったのが飛騨地区の在住者。イコール実質値上げは言うまでもなく、高山の高校生が大学受験に向かうときも出費が大きいと嘆きました。
旅行者の視点でも速達性や快適性への特化より、それらと価格とのバランスが適度だった急行がなくなったのは痛いと思います。

急行のりくらが消えた後、快速みえ用に用意されたのがキハ75系近郊型気動車。急行かすがに使われたくらいだから実質急行型ともいえるでしょう。

走行性能はワイドビューひだ用特急型キハ85系と変わらず、かなりの高速で飛ばしていきます。
そのキハ75系も武豊線の電化で余った車両の多くが美濃太田へ転属、今や普通列車運用に廻り往年の快速性能を発揮できずにいます。実にもったいない。

そこで考えたのが、キハ75系の高山本線急行列車への転用。
ワイドビューひだも高速バスとの競合で利用客は減少気味。背景に割高な運賃が上げられます。
もし特急料金が足枷なら、この際急行列車を出して料金を割安にする他ないでしょう。
幸いJR東海には急行料金で運用できる車両がJR他社に比べて多いです。
313系電車8500セントラルライナー車や、キハ75系快速みえ車が該当。後者は急行かすがに使われた前例があります。
その発想でキハ75形を高山本線の急行に仕立てれば「のりくら」を名乗ってもイケると思います。
区間は名古屋・岐阜~高山、週末に1往復(午後に岐阜を出て夕方高山、翌朝高山を出て昼ごろ岐阜)が妥当。
もう一便、岐阜9時発~12時高山・高山13時発~岐阜16時も検討可能。これだと岐阜→美濃太田の6両編成回送列車のスジを流用できます。
下呂~高山間は快速として(普通停車駅がキハ75非対応)普通列車不足を一部補う手段としても有効です。
両数は先述の回送列車流用なら3~6両、それ以外は4両あれば十分。ただし快速みえ同様1~2両は指定席にして収入確保することも考えられます。

週末限定の急行列車なら車内販売は駅弁業者に頼るのもアリでしょう。この場合、美濃太田か高山の業者が担当することになります。
キハ75形は中央ドアを締め切る機能があるので、そこを車販基地にすればok。
あとは急行対応しやすいように中央ドア締め切り機能と連動させた折りたたみシートを付け加えれば座席不足も解消できます。

途中停車駅は鵜沼・美濃太田・白川口・飛騨金山・下呂・飛騨萩原・飛騨小坂・久々野。
往年の急行のりくら停車駅そのまんまですが今や無人駅や簡易委託が多いから車掌さんは大変かもしれません。そこが問題。
しかし飛騨金山・飛騨萩原・飛騨小坂ともワイドビューひだ登場で割を食った駅であり、下呂市にとって急行復活は大きな福音となりえます!!

料金も特急に比べ3割は安いし、周遊券も使えるとあっては魅力的。シートは特急ほどではなくとも快適です。
問題は車両の捻出。10両キープするとなるとキハ25形0番台を10両新製して置き換えないといけません…おそらくそれがネックですが、逆に高山本線普通列車の遠距離ロングシート問題を解決できるので、実はやるべきかもしれません。

とんでもない夢物語を語ったかもしれません…しかし高山本線の将来を憂うならこれくらいの構想は立てたいです。
岐阜~高山の需要は決して少なくありません。高速道路に逃げられるよりは自前で努力すべきだと思います。
ただ新幹線重視のJR東海がどこまで真剣に高山本線のことを考えるか…本気ならば名古屋まで直通させて新幹線へリレーさせるはずです。

1990年・急行のりくら3号の思い出。

2018-06-12 07:06:00 | プラレール・鉄道
自身がまだ学生だったころ、高山本線には急行のりくら号が走っていました。
国鉄型急行気動車キハ58系を使用し、運用区間は名古屋~高山・富山。

3往復6便のうち2,5号が高山まで、その他は富山まで走っていました。
ただ晩年はモータリゼーションが進行し、末期の急行のりくらは平日4両、土日祝・多客期6~8両…そこはキハ82系の特急ひだ号と違って増解結が容易なキハ58系の機動性が発揮されています。
往年の8~10両と比べれば短くとも決して惨めではなく、フレキシブルな運用体制に支えられていました。
昭和中期製造ということもあり装備面では見劣りがしましたが、当時はそれが当たり前と思われ気にする人も少なかったです。
車内のシートは普通車なら4人1区画のボックスシート。リクライニングシートのグリーン車は流石に高嶺の花でした(爆)。
※美濃太田機関区の一般公開時に控え室となったキロ28に腰掛けたことはありますが稼動しているグリーン車に乗ったことがないです。

時は1990年3月。急行のくりらが特急ワイドビューひだ号へ移行する直前に乗りに行きました。
特急列車全盛に傾きかけた頃でしたが、まだ東海北陸自動車道は郡上八幡まで達しておらず、当時飛騨方面への旅行は高山本線がメイン。
名古屋駅のホームで観察…先発の特急ひだ号は5両でしたが後発の急行のくりら3号はそれを上回る6両編成!ある意味急行のほうが上手でした。
利用客からすれば早くて楽でも料金ぼったくりの特急よりシートが貧弱でも安く早く移動できる急行のほうがリーズナブル。
コストパフォーマンス高かったです…だから当時「別に特急にしなくとも急行のままでええやん」と思った次第。

編成は岐阜側から順番にキハ28+キハ58+キハ65+キロ28+キハ28+キハ58。
※キハ58系オールスターキャスト、キハ65は編成パワー増強用です。
自身は最後部のキハ58に乗り早速一区画をキープ…しかし人気列車か!?始発地点で区画は随分埋まっていました。
旅慣れていない女子大生3人組が席を取りそびれて慌てていました…自区画に収まるので声をかけて相席に。
※昭和の旅人は相席にして客同士の交流を楽しむ風習があり、自分も倣いましたが…ここでつまずいて旅の思い出が苦行になるよりはマシ。多分彼女たちは高山への卒業記念旅行でしょう。
 幸い自身の着衣はスーツ、怪しまれはしませんでした。

列車は名古屋を出て尾張一宮・岐阜へと進む。
自身催したので便所へ向かう…当時の列車便所は和式でしたが、紙もなければ汚物は線路垂れ流し!!(爆)都市部では使いたくありません。
※男子は小用なら紙は使いませんが、女子だと紙携帯必須。

この列車には車内販売があり、駅弁業者と思しき販売員が各地の駅弁を口頭で紹介しつつ乗客のリクエストを聞きながら駅弁を仕入れて客に届けるサービスがありました。今では見られない実に人情味あふれる光景
昼一番の優等列車だけあって弁当はそこそこ売れ、同席の女子大生も弁当を買おうとしていました…それを逃さず販売員がやってきました。
※彼女たちはスカートをはいていたので駅弁を買いに走るにも一苦労したはず。ちゃんと足元を見ています(笑)
 駅弁業者のプロ根性を見せつけられたのも収穫だったかも。

岐阜で進行方向が変わり、後ろ向きに座っていた我輩は岐阜からは前向きに。
前向きが好きな人にボックスシートは不向きですが、知っている人は事前に名古屋で後ろ向きに座るから問題なし。
高山本線に入り立ち客も出ました…高山本線優等列車らしくディーゼルエンジンは出力全開!気動車急行の本懐をしっかり味わえました。
変速ショックも相当なものでしたが、当時マニュアル変速車に乗っていた自分は苦になりませんでした。
このあと各務原を抜けて鵜沼からは木曽川沿いに走る。日本ラインの風景は今も好きです。

自身は美濃太田で降りましたが、日本ライン下り目当ての降客は少なかったです。もう斜陽化してた
先ほどの女子大生たちに声をかけて降りました…彼女たちにとって自分は恩人だったかは判りませんが、きっといい思い出になったでしょう。
フィルムに余裕があれば一緒に記念撮影して文通していたかもしれませんが…当時の自分にそんな余裕はなく、惜しいことをしたと思います。

当時撮った鉄道写真、今は行方不明ですが…出てきたらスキャナーにかけてパソコンに永久保存します。
※今回の画像は2000年美濃太田運輸区一般公開時の国鉄急行型気動車キハ28。

今思えば、一時間程度とはいえ人情味あふれる旅行だったと思います。
車両が昭和中期のキハ58系(ボックスシート)だから成せる業でしたが流石に諸般の理由で廃車になり(アスベストやPCBなど有害物質アリ)こんな列車旅を再現するのは無理があります。
JR東海の現有車両でこれに近い旅情を出せるのはキハ75形近郊型車両。急行かすがにも使われた車両なので車内販売を付け加えれば往年の急行列車としてイベント走行させるのも難しくないと思います。
ワイドビューひだ号の車内販売が終了した今となっては難しいかもしれませんが、もし今車内販売をするならスマホ・タブレットなど端末を使うことになるでしょう。人情味は薄れますが商売上必要と考えます。
幸い高山本線は美濃太田の駅弁が生き残っているから、うまく使えばできるはずです。
ただ平日だと苦しいから土日祝や多客期限定で試行する他ありません。