*2018年2月6日撮影
この冬はヒレンジャクの集団が来ているようです。
冬鳥の中でも人気の高いレンジャク類ですが、毎年見られるとは限りません。
今期は、昨年12月に1回、今年になってから2回、ヒレンジャクの集団に出会うことができました。
今日のヒレンジャクの集団は、実が残っている柿の木に飛来し、飛び交いながら柿の実を食べていました。
*2018年2月6日撮影
ヒレンジャクは「緋連雀」と書きます。
尻尾の先が赤いというか「緋色」をしているのがヒレンジャクです。
尻尾の先が黄色い同じような鳥もいて、そちらはキレンジャクといいます。
「連雀」というのは「連なって行動する小鳥」という意味で、集団で行動する習性から名付けられたと言われます。
*2018年2月6日撮影
レンジャク類の好物はヤドリギの黄色い実です。
今年はヤドリギの実は不作だったようで、もうすっかり無くなってしまいました。
それでまだ残っている柿の実を目指して、飛来します。
柿の実もまもなく無くなりそうで、そうなったらまたどこか別の場所へ移動して食べられる木の実などを探すのでしょうか。
*2018年2月6日撮影
残り少ない柿の実もあっというまに食べられていって、しだいにヘタばかりになっていきます。
同じ木には数分間程度しかいないのに、数十羽の集団の数の力です。
秋にはたくさんの柿の木にたくさんの実が残されているのですが、こうして野鳥が残らず食べてしまいます。
野鳥はクチバシでつついて食べるので、熟れた柿はつつかれて落ちてしまうものも多く、木の下にはべったりと柿の果肉が落ちていることになります。
だから、実際に野鳥が食べた量と、地面に落ちている量と、どちらが多いのだろうかと、これは疑問です。