わたしの随筆  雪  地  風

心に浮かんだことを気ままに

梅雨時に

2017年06月25日 | 随筆

  このところ梅雨らしい天気になってきた。洗濯干しなど少し困るが、夏の渇水など考えると梅雨時の雨は大切な水資源となる。アジサイなどの草花が生き返ったように雨に濡れているこの頃。雨の合間に風が吹いたりすると涼しくて気持ち良い。この時期、いろいろ趣深いところがある。

 

                                            

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  森友、加計学園などに関わる重大な問題がないがしろにされ、悪法だけ強引に決めて国会が閉じられる。文科省から次々と重要な記録文書が出てくるのに、内閣はただただ批判するばかり。記憶もメモも無いのだと。ひどい話だ。誠実さや責任のかけらも持ち合わせていない者たちにこの国を任せることはできない。スーパー・コンピューターに任せた方がずっとずっと公平な行政ができるだろう。彼らには人間性も無さそうだし。

  安倍首相は、加計学園の獣医学部新設を巡り、また誤魔化し始めた。「新設を今治市だけに限定する必要は全くない。速やかに全国展開を目指したい」と。一校だから誤解されたとでも言う作戦か次は。思いつきで、展望もなく。また、「・・憲法改正も施行70年の節目である本年中にわが党が先頭に立って歴史的な一歩を踏み出す決意だ」と。みんな、自己満足のためでは。自分のニッポン。自分の日銀。自分の五輪。自分の議員。自分の国会。自分のサミット。国民がこんなに思うのだから、オバマやメルケルも本心では呆れてるんだろうなー。こういう人物にはこの国の将来は任せられないと確信する。

 

                                         

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   気持ちが悪くなってくるから、気分を変えよう。

  今年もいつもの用水路の所でホタルが舞う。二回程、夜8時頃に行って見た。現在、50~80頭ばかりが一夜に舞うようだ。平日は十人位しかいないのに、昨夜は土曜ということもあって百人ばかり見に来ていた。暗闇で「ほらほらほら」と小声が聞こえる。桜の小さな花びらが風に流されるような、チョウが仲間を探して舞うような。ゆっくりと、儚い飛び方のように見える。近くの田んぼではゲロゲロゲロと蛙の声が賑やかである。子どもの頃を思い出した。

                     何かいる                                                                                   螢

                                            

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      蛍宮から           なく声も  きこえぬ虫の  思ひだに

                           人の消つには    きゆるものかは

               ( 鳴く声も聞こえぬ螢の光でさえ、人が消そうとして消えるものではありません。

                         まして私の胸に燃える火は、どうして消すことができましょう  )                               

                                                                

       玉鬘から返し        声はせで   身をのみこがす   螢こそ

                             いふよりまさる     思ひなるらめ

                                                                 源氏物語   「蛍の巻」から

                                              

                                             

                                           DATA

                                              CANON  IXY        i 印の写真3枚

                                              FUJIFILM  X-E1    

                                                 fujinon  super ebc xc  16~50mm      f 印の写真2枚

                                                                                                        CANON EOS kiss x7

                                                canon zoom lens  18~55mm    無印の写真


民主主義を守ろう

2017年06月19日 | 随筆

 六月、一年の半分。ふと、折り返しの月と思ったり。でも、時は先へ先へと進んで行く。早いもので、もう明後日は夏至。一年で最も日が長く夜が短い。梅雨時だけど暑さは強まる。太陽、水を浴びながら生き物は更に生命を燃やし続けていくような生気に満ちた季節かな。

 街の通りや田舎道でいろんな光景がちらっと目に入ってくる。変わっていく物、それほど変わらない物。人間に関わる物はハイスピードで変わっているようだ。とりわけ科学技術など日進月歩だろう。だが、政治や文化、精神面ではどうなのかなー。日退月歩(勝手な造語)、日に月に退歩してたりして・・。

 

                               

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  政治面のことを短い語句で。・・・ 60年安保、あの6月15日に共謀罪が強行採決される。21日公布で7月11日からスピード施行となる。森友、加計学園問題での審議拒否ともいえる幕引きと安倍1強の驕り。 「マフィア化する政治」といわれる。不良の不良による不良のためのとんでもない政治がまかり通るような。そこ退け!そこ退け!おいらが通る!世の中、次々と信じられないものが多くなってきた。 国会もメディアも・・。どう、世界の目は今の日本を見ているのだろう。反核の国際会議にも参加しない日本。真実がねじ曲げられる時、世の中はどんどん腐っていく。喉元過ぎて、直ぐに忘れて行っては 希望もなかろう。政治を国民のものに正しく戻さねばならない節目だ。あっという間に、徴兵制だって法制化させるものなんだから。冗談でなく。

 

                              

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  いつだって、そりゃ忙しい。昔は良かったとか、今は苦しいとか言ったって、どこを対比しての事かによる。不便だったことも、便利になったことも。歳の割に老けてた青年と、歳の割にいつまでも幼い感じの若者。無駄なこともいっぱいしたような人間と、都合のよいことばかり求める人間。遠回りして生きていく人と、一直線に生きるが如き人・・。 ♪ 人生色々~。 でも、おかしい事については、色々考えていたいものだ。面倒なんだけど。自由な心を失わないためにも。

  

                             

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                                             CANON EOS kiss x7

                                               canon zoom lens  18~55mm      無印の9枚の写真

                                            

   * 今日、18時から政府広報みたいに堕ちている<NHK>で首相記者会見とのこと。また、いつもの真面目ぶった表情で滔々と喋るのだろう。今度はどんな姑息で誤魔化しの言葉がペラペラと続くのか。聞きたくもない最高位の方の厳かな会見。 毎度の誘導的な長い会見だろう。トホホ・・・。

 


大事な局面

2017年06月12日 | 随筆

 梅雨入りしてるけど、まだ雨の日は少ない。この時期の雨は大切だが、しとしとと降り続く雨は少し厄介。でも、気温も低くひんやりとして過ごしやすいところもある。やがて、落雷と共に梅雨が明け、暑い暑い酷暑日になったりすると、涼しかった梅雨時を恋しく思ったりも。

 そんな六月も半ば近く、日本家屋を見たり、玉川上水をゆったりと泳ぐ鯉の群れを眺めたりと。土手を歩いて行くと、栗の花の強い匂いが漂ってきた。

 

                                            
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  政治が落ち着かない。随分おかしな国になってきた。他国のことをいろいろ言ってても、日本だってと思ったりする。虚偽、いかさま、不正がまかり通っている。強行採決での秘密保護法、安保関連法・・。そして、共謀罪法案、憲法改悪案・・・。事実が捻じ曲げれ、追求が無視される森友学園や加計学園の重大な問題等々。ひどいものだ。国会での論議が権力で無視され続ける。たび重なる違憲行為。内閣法制局は機能してるのか。3権分立はあるのか。司法は何をしてるのだろう。夏休み?国民の信託というより、党にがんじがらめになり、議員の責務を放棄したまま。真実が国民に知らされない。追求すれば嘘をつかれ、歯向かえば圧力をかけようと策する。メディア含め、各下部組織への奸計、策動。そして、悪法を強行採決し、会期終了へと画策するのである。そのまま時と多忙さが忘却させてくれるのだと。国民を馬鹿にした本当に酷いものである。

     

                                                    

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  こつこつと積み上げ、築き上げてきた大切なものが、音をたてて崩れていく。何んだか三流国家でもないような。「 ○○○○ ナンバーワン ! 」 というような事を宣言すること自体おかしい。日本に対する国際評価も最近悪い方向に変化してきている。核廃絶や報道、思想・表現の自由等々に於いて特に。当然だろう。圧力や忖度、隠蔽・・、いろいろと取り沙汰されているのだから・・。

 本当に五輪だって大丈夫なのだろうかと思う。あのエンブレムや国立競技場問題。また、ヨットや水泳等の競技場問題。五輪高額費用分担問題・・。そして、信頼できない独走政権。それで平和の祭典、国民が心から喜べる五輪ができるのだろうか。<おもてなし>が<表無し>となって裏ありにコントロールされたら、国民は勿論、参加国に対しても申し訳ないだろう。

 当たり前のこととして、真実が通る、信頼できる政治に一刻も早く戻さなければならない。どう見たって、現政権のやっていることは政治の本道を踏み外し、独走、暴走しているのである。支持率とか言ったって、信じることなんか既にできなくなってしまったのである。悲しいことである。 

 

                                                     

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   ☆ 欧米のかつての大統領や首相が辞任し、新しい政治家が次々と登場している。日本はそうではない。安倍首相に代わる政治家がいないと言う。本当だろうか。与党内でも批判意見が言えないような体制になっているのだろう。自由な意見さえ言えないなら、国民の声が行政に届くはずがない。綺麗な言葉で投票者を誤魔化したようなものだ。風通しの悪いところは淀んでいく。そして、独裁的になる。そんな暗い国家に仲間入りするより、強引でない政権を、みんなで知恵や意見を出し合い、支えていける国家の方がずっと良い。そんな戦後政治を議論し合い、歩んできたのに。知性のない、ネット馬鹿になってきたのだろうか。政治の衰退に合わせ、時代錯誤の戦前返りをしながら、培ってきた大切なものを次々と失っている。シャッター通りではないが、知性にもシャッターが下り始めたか。ヤンキー化?次第に民主主義も消え失せていくのだろうか。そうさせてはならない正念場だと思うのだが・・。

 

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                                       SONY  cyber-shot               s 印の写真

                                       FUJIFILM  X-E1

                                         Leitz  elmar-c  90mm  f4   el 印の写真

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                                       CANON  IXY             i 印の写真

 


流れを変えねば

2017年06月05日 | 随筆

 代掻きや田植えが進む水無月、6月初旬となった。暑い日が続き、草木もぐんぐんと伸びていく。夕刻になると涼しい風が吹いて気持ち良い。梅雨入りまでもう少しのようだ。

 

                                                      

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  テレビでは今日、国会中継。加計学園問題の文書再調査は拒否される。また、共謀罪法案の質疑ではきちんとした答弁になっていない。当たり前の国会とは言えない。健全な国会なんて夢の夢。国トップの不正追求が無視され、誤魔化されていく。人は慣れると間違ったことに対しても平気になっていく。何故、悪いのとなって堕ちていく。ヒトラー体制、あるいは、あの時代の日本政府にしろ決して間違っているとは意図的であれ思わなかった。ただ変な自信と安心感を抱いて突き進むだけ。奈落の底へと。

  “ 思えば遠くへ来たもんだ ” と気付いた時には、どれ程の大切なものを既に失ってきてしまってるのだろう。国民の真実の声が届かない国は、やがて国民主権から国家主権と変わり、間違いなく暴走するのだ。昨今の世界情勢が示している通りである。

 

                                                     

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  よく写真を撮るが、日本は美しいと思う。好きである。でも、海外の国々も、テレビなど見ていて自然や家並みなどもいいなーと感心する。不便だって、人々が生き生きしてたりと。けばけばしい看板も少なかったり。どの国も、それぞれ良い所がいっぱいあるはず。取り入れたいもの、そして日本が学び、ずっとこれからも失ってはいけないもの。ちょっと以前より、昨今の日本は本当に他国から信頼されているのだろうか。自画自賛でなく、真実、どう思われているのだろうかと考える。国連特別報告者やスノーデン氏の警告を知ると、大きな曲がり角にわが国は入りつつあるのだと思うのである。人々が間違いを間違いと言えなくなった時、国家は国民から信頼を失い、逆にいっそう強権を発し、従属させていくこととなる。そうならないことを切に願うのであるが・・。

 

                                                

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      * 腹心の友、加計学園理事長が、首相夫妻ミャンマー公式訪問に同行し、政府専用機にも同乗したことがあったらしい。ビックリが続くな。これも氷山の一角だろう。