新しい万能細胞、<STAP細胞>の研究で小保方晴子さんが画期的な成果を上げたという。最初、誰も信じてくれない中で、こつこつと実験やデータとりに励み、数々の壁を乗り越えて大発見につなげた若手、女性研究家。他の研究機関や大学等で同じように研究に取り組んでいる女性たちに、今回の成功が大きな力を与えたそうだ。
2013年度、理系の大学や研究機関に進む女性は、二十年前の2.2倍になった。だが一方で、女性の割合は、海外と比べると低さが目立つという。女性の割合が、欧米諸国では30~40%位だが、日本は10数%なのだ。女子が理系へ進むことや、大学院まで長く行くことへの偏見、あるいは婚期が遅れるなどというケースもかつて見られたという。そういう面からも、今回の成果は理系女子や女性研究家に力を強く与えた。更に理系に興味を持つ女性が増えてくれたらという若手女性研究者も多いそうだ。
出産、育児、進学、就職、介護・・あるいは男女平等参画等々で、よく日本と欧米の国々とが比較される。それを見たりすると、殆んど日本は下位の所に位置していることが多いのが現状だ。やはり、そう言った男女平等の点は随分遅れいるのではと考えさせられることが多い。自分も、今迄の生き方、対応を含め、反省しつつ、少しでも男女差別のないように、残りの人生を過ごしたいと思ってはいるのだが。
余談だが、今、日本が中韓や欧米諸国から、人権上、非難に近い抗議の声が様々上がっているのも、ただ外交政策での問題だけに限らないように思える。安倍首相の近隣諸国への無表情で一辺倒な対応や、一方では、中東、アジア、アフリカ諸国訪問での居丈高な態度を垣間見るに、どこか差別的なものがそこに見え隠れするのだ。それは、国内にあっては、経済的弱者蔑視、あるいは少数者無視につながっているのだろう。女性の雇用推進とか言ってはいるが、低賃金での過労働に結局追いやられるのではとも危惧する次第だ。常に、調子よく、ペラペラと偽りの言葉で、<しっかりと>誤魔化されてしまいそうで・・。
とにかく、柔らかい発想に満ちた、若手女性研究者の、常識を突破したような発見に、久し振りに明るい希望が見えたようだった。がんばれ!明日へと躍進していく若い世代!封建的で、抑圧的で、強権的な縛りから解き放たれ、信念と希望をもって、明るく自由な未来へと進もう!!