わたしの随筆  雪  地  風

心に浮かんだことを気ままに

さゆり・横浜コンサート

2016年01月28日 | 随筆

 先週など、寒波でとても寒かったが、このところ昼間など春うららといった感じがする。この時期、よく東北などへ旅行してたが、今年は天候などを考慮して止めにした。もっと暖かくなってからでいい。そういうこともあって、昨日は横浜へ「石川さゆりコンサート」を見に行った。会場である県民ホールの目の前は山下公園。氷川丸が碇泊し、波止場をカモメが気持ち良さそうに舞っている。

 のんびりとした公園に人々が増えてきた。二時からの開演を待つ観客である。♪ 上野発の 夜行列車 おりた時から~ ♪ 「 津軽海峡・冬景色」、「波止場しぐれ」・・と歌が続く。祖父が浪曲(浪花節)をうなって(唄って)いるのを小さい頃よく聞いていたそうだ。その浪曲を披露。そして、五年生の頃、熊本から横浜へと引っ越す。映画音楽やグループ・サウンドに憧れた少女の頃。ジュリー!タイガース、スパイダース・・。君だけに・・、花の首飾り・・。舞台は当時の雰囲気となりボーカルとエレキ演奏へ入る。 その歌の数々が「私を創った歌」だという。新曲、「女人荒野」で一部が終了した。休憩後、二部の「私が届ける歌」へ移る。泉鏡花の小説からとった「滝の白糸」や富山・八尾の「風の盆恋歌」、「天城越え」・・ヒット曲へと続く。1階から三階、二千五百人が入った席から「日本一!」、「格好いい!」という男や女の声が聞こえる。歌も上手で、着物も歌、舞台とよく合っていた。

 二度目だが、こんな歌謡ショーが好きだ。ロビーのグッズ売り場も大混雑。とても賑やかで楽しい。手ぬぐい、湯飲み茶碗、ファイル、DVD、さゆりまんじゅう・・・。庶民的。いろんな物が売っていて面白い。つい、いくつか土産に買った。

 三時間ばかりして会場を出た。中華街を抜け、元町に出る。それから坂道を登る。黒澤明の「天国と地獄」の映画を思い出した。外人墓地へ。そこから<港の見える丘公園>へ廻る。マリンタワーやランドマークタワー、ベイ・ブリッジなども見え、夕闇に街の灯がともり始めていた。 ♪ 波止場しぐれが 降る夜は 海の向こうに 故郷が見える ~ ~ ♪ 駅の方へと下った。

 

               山下公園、外人墓地、港の見える丘公園

                               

                                                                  

                             ①                            ②

                                                                   

                  ③                      ④                        ⑤

                                             DATA

                                         撮影日  2016、1、27

                                         camera   CANON IXY  写真  ①

                                                 FUJIFILM X-E1

                                         lens      fujinon super ebc xc 16~50mm  写真 ②~⑤


寒波

2016年01月25日 | 随筆

 ここ数日、全国的に寒波に見舞われ、大雪になったり強風が吹いたりと大荒れの天気である。昨日、奄美大島では115年ぶりの降雪で、沖縄本島でも観測史上初の雪(みぞれ)が15分程降ったそうだ。今日はまた、どこも冬一番の冷え込みとなった。朝夕、思わずぶるぶると身震いするような寒さである。

 この時期は、寒さこたえる寒の内ではあるが、 それでも日中の日射しには暖かい春を思い浮かべる。ポケット公園の遊具に日が当たり、川面はキラキラと輝いている。日を追って太陽の光は強さを増している。また、日も長くなってきている。

 夕方、散歩すると東の空に満月に近い月が出ていた。月が青白っぽく、クラゲのように見える。丘陵のある西の空には飛行機雲が×を描いている。

  日が沈む頃には、春隣の兆しもまた影を潜め、寒暖を繰り返しながら暖かい季節へと進んで行く。もう少しの辛抱だ、寒さにめけずやっていこう。

 

   

        季節の光

                              

              ① 1/ 22               ② 1/22                ③ 1/22

                              

              ④ 1/ 23                ⑤ 1/25               ⑥ 1/25 写

 

                                            DATA

                                              camera   CANON  IXY

                                               lens    canon zoom lens 8x  写真 ①~④

                                              camera   FUJIFILM  X-E1

                                               lens    canon lens FL 50mm  f1.4  写真 ⑤ ⑥

                                                

                                                   


雪景色

2016年01月21日 | 随筆

 今日、21日は大寒。一年で一番寒さが厳しい日。でも、日は次第に長くなり節分、立春へと向かっていく。寒いけど、明るい日射しが春を感じさせる。

 先日の雪で、日陰の道を歩くとバリッバリッと音をたてる。遠くに見える富士の頂きは今しも風が吹きすさんでいるんだろう。河原の辺りは空気が澄んで冷たく冴えている。そして、ぽかぽかとした日溜りの白梅と雪はとても似合っている。

 田んぼも運動公園もまだ雪が残っていて、陽に輝いている。青い空には白い雲がぽっかりと浮いている。春遠からじ。

 

 

      雪景色

                                   

             ① 雪の土手               ② 霞む富士                ③ 多摩川

                         

          ④ 雪の田んぼ           ⑤ 少年野球場          ⑥ 小さな公園          ⑦ 春へ

 

                                             DATA

                                            canon  IXY    写真  ① ② ④ ⑤ ⑥

                                                      FUJIFILM X-E1   写真  ③ ⑦

                                                        fujinon super ebc xc 16~50mm

                                                      撮影日  2016、1、19

                                                                  ( 写真 ③、⑦は 1、20 写 )             

                                                  


雪が降る

2016年01月18日 | 随筆

 今日は早朝から雪が降る。雪の重さで南天の枝も折れている。丘陵の方を見ると霞んで雪国のようだ。暖冬と言っても21日は大寒。やはり今頃が一番冷え込む時期である。

 ちょっと前まで黄葉していた山吹は葉を落とし、枯れ枝に雪解け水が滴る。寒いけど、冬は冬で味わい深いところがいろいろある。日中、半月が見えたり、河原の枯れススキが冷風に揺れていたりと。

 先日、スキーバスの悲惨な事故があった。当日、テレビを見てて、あーあの自動車販売会社下のバス事業部の会社なのかと想像する。その前を通るとメディア関係の車がいっぱい。防ぎきれたはずの15人の尊い命が奪われた大事故である。随分昔のことだが、その販売会社のあまり良くない噂を聞いたことがあったので、勝手に思いを巡らした訳。とにかく、格安とかチョーお得とかビックリ値という類には用心、用心。物品なら未だしも、命にかかわる事では取り返しがつかない。経営不振だからって、それをやっちゃー、おしめーよー。それじゃ、ブラック企業と同じだろうと言いたいようなずさんな業者もいろいろあるのだろう。一億総活躍の掛け声、問題だらけの不法な輩にまで活躍されてもなー。ビーフカツ横流し、ぼったくり業者、身勝手な憲法解釈政治集団と、色々あるからなー。こんな時代、ブレーキの効かない世の中だからこそ、甘い言葉にはくれぐれもご用心!

 気分を変えよう。昨日は、< 雅楽と声楽 ー贅沢なひと時ー  >と題した伝統芸能を鑑賞した。3時間ばかりゆっくりと楽しく過ごせた。司会の葛西聖司アナが、雅楽、能楽という字の通り、楽しむことの大切さを強調したが、確かに音楽、声楽、舞楽、器楽、神楽、文楽、娯楽と<楽>の字が多い。自分の好きな写真なら写楽か。道を解して自ら楽しむという道楽。もちろん、身を持ち崩しては駄目だが。

 千年以上も前から続いているという雅楽。琴、琵琶、笙、ひちりきなどの邦楽器を16名で合奏した。鮮やかな舞台で音色も穏やかで優雅である。この雅楽は宮内庁行事などでも演奏しているという。トップの方は四十四代目だそうだ。また、舞楽に合わせた「蘭稜王」の舞いは、美しく王朝絵巻を見るような不思議なものだった。そして、室町時代から六百年も続く能楽では「敦盛」と「東方朔」が上演された。武士道を思う。そして、平和だからこそ、このような伝統芸能が続いてきたし、これからも続けていけるのだという言葉が心に残る。能面を作ることを面打ちという。面に命、心を入れるのだろう。鼓を打つ。心を打つの打つと同じとか。決して叩くのではないという。そう言えば、笙や大鼓など、火鉢の傍で演奏中でも常に振ったりしてたのは、湿度で楽器の音が微妙に変わるので調音していたのだ。実に繊細な楽器なのである。吹いたり打ったりすると楽器の湿度が変わるのだという。だから、心にピッタリと合った音色は、そんな湿度調整をしながら微妙に出てくるのだろう。また、雅楽は全員あぐらをかいて歌唱、演奏し、能楽は大鼓、小鼓以外はみんな正座で笛を吹いたり唄ったりする違いも歴史的に考えると面白い点だ。装束の違いにも興味が湧いた。

 

 どうにか午後になると、日が射し始めた。雪が眩しく輝いている。雪解けの水がポタポタボタと音をたてて軒からベランダの屋根へ落ちている。ガリガリガリという雪掻きの音も聞こえる。これから少し雪掻きでもしよう。

 

    雪の日へ

                            

          ①  1/13          ②  1/15           ③ 1/16            ④  1/16

                        

           ⑤  1/17           ⑥  1/17           ⑦  1/18           ⑧  1/18 写

      

                                          DATA

                                              camera   

                                                      FUJIFILM  X-E1

                                              lens

                                                  canon lens  FD 85mm f1.8   写真 ① ③ ④

                                                  fujinon  super ebc xc 16~50mm   ⑤ ⑥

                                              camera 

                                                  canon EOS kiss x7   

                                              lens

                                                   canon zoom lens  18~55mm    ⑦

                                                   canon zoom lens  55~250mm    ② ⑧ 

     

        *  能面はずっと以前に、骨董市で求めたもの。

    


1月11日

2016年01月11日 | 随筆

 今日、11日は鏡開き。餅を食べると力持ちになるとか。今年もいつもの河原で朝、どんど焼きが行われた。祈祷した後、お飾りを燃し、その火で餅や団子を焼いて食べたりする伝承行事。左義長である。無病息災を願うという。パチパチパチと音をたてて燃え盛り、時折りドーンと青竹がはぜる。遠くの方でも同じどんど焼きの火の手があがっているのが見える。

 午後、市の生涯学習センターへ「日本の仮面展」を見に行く。舞楽面「蘭稜王」、小面、増女、般若などの能面、姫猿、毘沙門などの狂言面、赤鬼、青鬼などの創作面などが能装束などと共に沢山展示されていて勉強になった。後日、展示された面を使って、雅楽と能楽が大ホールで公演される。先月、そのチケットが購入できたので今から楽しみにしているところである。

 仮面展に行った時、ホールでの成人式が終わってしばらく経った頃のようだった。着物、袴、背広姿の新成人となった若者があちこちで賑やかな声を上げていた。顔を真っ赤にしている者も少しいる。祝い酒をどこかで召したようだ。久し振りの同窓との再会なのか、キャー キャーとか、オーという笑い声などがどっと湧いたりしている。まあ、人生、一度きりのはたち(二十)。その成人の日である。一区切りの喜ばしい日だろう。おめでとう。

 

 いつもの土手を歩く。少年野球チームの子どもたちがランニングしている。世の中、いろいろあるけど、体を鍛えることはいいこと。汗を流した後は爽やかだ。失敗したって、やり直せばいい。年を取ると慎重になりがちだが、若い時は思い切りやった方がいい。用心深くなるより、失敗を恐れず踏み出すこと。失敗は成功のもととも言う。やり直せる。そして、寒さ、暑さ、厳しさにも負けるな。こんな時代だからこそ、へこたれるな。粘れ。いろいろあった、そんな1月11日。

 

  日は沈み、また昇る。 炎は燃え上がり、若者は走る。   

                          

           ①                    ②                  ③                 ④

                                            

                           ⑤                         ⑥

                                        DATA

                                             撮影日   2016.1.11  (写真①は1/9写) 

                                             写真  ①、④、⑥       

                                                camera   

                                                    FUJIFILM   X-E1

                                                lens   

                                                     Fujinon super ebc xc 16~50mm

                                               写真  ②、③、⑤ 

                                                                                                          camera

                                                    CANON  EOS kiss X7

                                                lens

                                                    canon zoom lens   55~250mm


寒の入り

2016年01月06日 | 随筆

 早いもので年が明けてもう六日が経つ。明日、七日は七草粥でも食べよう。健康を願い、昔ながらに歌を口ずさみながら調理しようかな。今日六日は小寒で、いよいよ寒の入りである。立春までの一か月は寒さも極まる。今年は暖冬のようだが、寒の内のこの時期はやはり寒くなるだろう。

 国会もどうにか始まったようだ。一億総活躍というが、人それぞれだ。考えも行いもろいろあるからこそみんな元気に生きていけるんだ。いらぬ世話。とやかく上から目線で勝手に押しつけないでくれ。また、首相年頭記者会見で、一にも、二にも、三にも「挑戦」と連呼したそうだが、ただ白けるばかり。

 田中角栄とか歴代の首相の頃は、いろんな事で闘っても、もっとすっきりとしたものだった。そりゃ悔しいとは思ったが、それなりにいさぎよく負けを受けとめるしかなかったこともあった。それが、今は違う。決してかみ合うことがない。最初からずれていて、厚かましいというか、もう話にならないのだ。糠に釘!残念なことだが、多くの知恵が集まることなく空しく消え行くだけ。新年から気分が悪くなるので止めよう。哀しいことだが仕方ない。それが現実だ。安保も原発も辺野古も財政再建も貧困も福祉も深く問いかけていく姿勢もなくて!当たりのいい綺麗事ばかり。

 

  郷土博物館の方へ行ってみる。正月だから武者絵の凧とか、勧進帳や忠臣蔵の羽子板(昭和27年製)などが展示されていた。茅葺きの家を眺めた後、河原の道を歩く。こんな小道もどこか懐かしい。世の中は良い方向へ向かっているのだろうか・・。失いつつある大切なものとは・・。いろんなことに思いを巡らし歩いた寒の入り。

 

  新年に

                      

 

                    

 

                                      DATA

                                          撮影日  2016、1、6  (椿の写真二枚は1/5写)

                                                   CAMERA

                                                          FUJIFILM  X-E1

                                                   LENS   elmar-c 90mm  f 4

 


元日の富士

2016年01月01日 | 随筆

  

        謹賀新年     2016年 元旦    

 

          元日は晴天。真っ白な富士が福生から見えた。

 

 

                                  

                                                               2016.1.1     canon  ixy 

 


迎春

2016年01月01日 | 随筆

    新年       

       明けましておめでとうございます 

                                平成28年 元旦 

   子どもたちの 夢よ 高く高く 上がれ ! 笑顔の多い一年になればいい。 

   

              

                                                                         

                                                                                                                                                    2015.12.31 写   canon EOS kiss X3