週末に、初めてディズニーランドに行った。1983年にオープンして、今年で30周年になるという。オープン後、一、二、年位経ってたのかは忘れたが、その時、訪ねたら、大混雑の上、駐車場もいっぱいなので、入るのを止めて、そのまま、その先の九十九里浜に家族で向かったという記憶がある。「潰れるのかどうかは分からないが、そのうち、みんな飽きてきて、空き始めるだろうから、その頃になったら行けるだろう・・」というようなことを漠然と考えていたのを覚えている。それから後も、どうも自分の好みからして、わざわざ無理に、行く気もしなくて、三十年近くが経ったという訳。
で、この度、孫たちが行くらしいというので、天気の様子で、ちょっと顔を出そうかなと思った次第。雨も降ってないので、一人、電車に乗り、舞浜駅へ向かった。途中、1時間近く電車が不通になり、「やっぱり」と思ったが、孫のせいか、諦めず行くことにした。フー。駅が近くなるにつれ、車内は中国や韓国、あるいは他の国々の人々も多くなり、随分、国際色豊かになった。5500円のチケットを買って入場し、メールしたりして、孫たちの居場所を捜す。しばらくして、プーさんのコーナー辺りで会えた。ぶらぶらしながら、のんびり捜していたので、ここの、おおよその感じはつかめた。自分位の年令の者は少なく、二十歳前後の若者が一番多い。ベビーカーで来ている若い母親も多く、木陰には、沢山のベビーカーが所狭しと並んでいた。今は乳母車とは言わないようだし、赤ちゃんを抱くのも、背中でなく、前に窮屈そうに抱いてる母親が多い・・。そんなことも思いながら。
今迄にも何回か来てて、並び方にも馴れているようなので、待ち時間も短く、いろんな所を廻ることができた。船に乗ったり、ピノキオの暗いトンネルを抜けたり、アトラクションを楽しんだり、いろんな演奏を聞いたり、賑やかなパレードを見たり、ピザやコーラ、コーヒーを飲食したり、土産を買ったりと・・。ちょっとは疲れたかな。
3Dアニメは面白かった。ドナルドや人魚姫が、付けたメガネの先から突然、飛びだ出してきて、水を二度程、顔にかけられた。上映が終わった後、前の座席の背もたれの部分を見ると、吹き出し口に水滴が付いていたから、あの時、かけた水の正体が分かった。あと、突風とか香りもどこから吹きつけていたのだろうといろいろ推測するのだが・・。いろいろと仕掛けのありそうなディズニーランドだから。
三十年もの長い間、多くの客を集めてきた背景には、東京ディズニーリゾートという会社の並々ならぬ企業努力があるのだろう。その辺については全く無知だが、まあ、一度だけは行ってみようかなという思いが叶った?という訳である。ディズニー・シーはここよりは、ちょっと大人向きらしい。ビールなどの酒類もあって、ゆったりと過ごせるようだ。またそこへ、一度は行ってみようかなと思っている。年に何百回とディズニーランドを訪れる者もいるという。たいした持久力のある人だなー。癖になるのかな?確かに、子どもたちには、明るい夢をちょっと与えそうな所ではある。自分が、真っ暗な映画館で、ダンボやドナルドダックを目を輝かして見ていた、子どもの頃を思い出してもいた。どちらも、平和な時である・・。
* スマートフォンを使い、どこのアトラクションが、どれだけの待ち時間かの情報を得たり、さまざまにアクセスできるのも今の時代を表しているようだ。
ー 化石のような人から