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豊洲新市場予定地における環境確保条例第117条に基づく調査の公開見学会に参加


5月23日(土)、東京都主催の「豊洲新市場予定地における環境確保条例第117条に基づく調査」の実施状況の公開見学会に参加しました。事前に往復ハガキによる参加者の抽選が行われ、4回に分けて行われた説明会には、1回につき約30名が参加して、豊洲建設予定地での作業の様子を見学しました。

東京都が用意したバスで移動しながら、3ヶ所の作業現場を見学しました。1ヶ所目は地下7~8m地点で約1mの土壌を採取しているということでしたが、掘削された土壌は、画像のとおり!見るからに現時点で既に液状化している様子です。しかも作業されている民間会社の方は素手の方もいらっしゃり、かつ全員「ノーマスク」。健康被害が出るのではないかと、心配になりました。

2ヶ所目も3ヶ所目も土壌は水分をかなり含んでおり、どう見ても液状化を疑わざるを得ない状況です。見学会は1時間でしたが、30分たった頃から目と鼻の奥のほうがムズムズしてきて、空気が非常に悪いことに気づきました。周囲を遮るものがない埋立地ですから、砂埃が舞っているのは当然ですが、それだけではないことを私の目と鼻が証明しました。極端な例をあげると、ベンゼンやヒ素・シアンなどがどんどん揮発している状態なのかもしれません。土壌調査とともに、大気汚染の調査も行う必要があると確信しました。

採掘された土を見て、豊洲の予定地の土壌は、既に液状化していると思われることが判明しましたし、先行して21日(木)に行われる予定だった「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等についての説明会」は、民主党の川内博史衆議院議員が傍聴しようとしたことをきっかけに、東京都が直前に開催を延期したりと、ここへきて東京都の強引なやり方に、明らかに綻びが見え始めています。

現在の築地市場のままでの再整備こそが、市場で働く卸業者の皆さん、築地を愛する買い物客の皆さん、そして世界中から集まる観光客の皆さんなどすべての人々が納得する計画です。東京都は築地の土地を売却し、そこには「2016年東京オリンピック」のメディアセンターを建設すると言っていましたが、築地市場移転問題とオリンピックとが一体であることがあからさま過ぎて、メディアセンターについては昨年撤回しました。しかし、新たに建設されている環状2号線は築地市場跡地を横断させる「オリンピック道路」になる予定で、結局は、築地移転とオリンピックとはつながっています。地に足のつかない空想もここまでくれば妄想とも言え、時代錯誤、利権政治の権化のような石原都知事の横暴です。

7月には東京都議会議員の選挙が実施されます。都議会民主党は、築地市場の豊洲への移転には反対し、現在地での再整備を検討するとマニフェストに明記しています。更に、国政では、民主党が政権を担ったら、「卸売市場法」を改正して、工場跡地など土壌汚染対策法で指定された汚染地域への卸売市場の建設を認めないはずです(豊洲の予定地は該当します)。国民の健康を考えれば、民主党の政策は当然の主張です。

とにかく、30分もいたら目や鼻がムズムズしてくるような所に、生鮮食品を扱う市場を建設するなど言語道断!民主党の力で絶対に豊洲移転を阻止します。
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