高校駅伝とディープインパクト 12月25日

年の瀬恒例の高校駅伝、女子は地元岡山県井原市の興譲館高校が見事に優勝を果たし、男子は実家のある広島県世羅町・伝統の世羅高校が準優勝と健闘した。一心に走る勇姿に、選手たちが乗り越えた厳しい鍛錬の余韻がにじむ。若者の真剣勝負の姿に、感動!

そして今日は、待ちに待った有馬記念。馬を見てもさっぱりわからないが、武騎手の表情を見る限り、ディープインパクトの連覇は、最初から無理そうだった。

大人気のディープ、今日は勝てなかったことに意義がある!3歳馬のディープが、百戦錬磨の古馬を制覇し、デビュー1年あまりで易々と無敗の4冠を達成してしまったら、競馬とはいえ社会に与える影響も大きかったに違いない。ディープは今日、「人生そんなに甘くないゾ」と、見るもの皆に教えてくれたのだ。世の中、思い通りにいかないこともある。その度にキレていたのでは始まらない。我慢のときもあるのが人生・・・調教した池江氏の声が聴こえてきそうだ。

今年はついに、「ニート」という単語が市民権を得た。ちょっと前には信じられなかったが、今や堂々と彼らは権利を主張する。自民党のミスリードが大きな要因!?思い通りにいかないからといって社会人としての責任を放棄する「ニート」は、地道な努力と我慢を覚えなければいけない。来年度予算では、ニート支援に1,182億円も投入し、「若者自立塾」なるものを増設するそうだが、それこそ大金をドブに捨てるようなものではないか。対症療法で解決されるようなものではない。根本的な価値観の問題だ。強い精神と人間力を育むことが出来なくなった教育現場の建て直しこそ、今の日本に課せられた最重要課題なのだ。

今日、ディープに注目したニートも多いはず。ディープの敗戦を生きる糧として、雨にも負けず・風にも負けず・雪にも夏の暑さにも負けず・慾なく・決して怒らずいつも静かに笑いながら、地道に努力を重ねて欲しい。不肖私も、右へ倣えで頑張りたい。
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