♪ ボレロ 演奏時間15分 その余韻の贅沢!

2012-01-28 15:36:07 | Weblog
  25日、日本フイルのコンサートマスター木野雅之氏に連絡をした時、東京は雪で真っ白
 だと言っていた。 この数日の冷え込みで路面も凍結していて転んで怪我をする人が続出して
 いるという。 今夜、日本フイルは小林研一郎指揮・東京文化会館でのコンサートだが人の
 足に影響が出そうで心配だと言っていた。 大牟田でさえ昨日にもまして今日は寒さが違う。
 東京では尚一層のことだろう。 先日の九州会議で各地の事務局の現状を知ったが福岡、長崎、
 鹿児島他、大都市圏の嘆きが聞こえて来る様である。 
 知名度の高い人気指揮者によるオーケストラが日本フイルを前後して公演するため影響がかなり
 深刻のようである。 
 こんなとき恩恵も少ないが影響もあまり深刻ではない地方都市はなんとしても踏ん張って九州
 全体を支えなればならないと覚悟はするのだがこれがなかなか理想通りにはいかないのが辛い。

 ところで今年のプログラムは序曲とアンコールがない。このことは前もって言ったほうが
 いいのか言わないほうがいいのか。 当日お客お様を驚かせるためには言わないでおこうとも
 思ったのだが大牟田では過去に前例がないため不審に思われるのではと懸念する。
 先日書いたのだが、ミニコンサートの折の楽団員の言葉が思い出される。
 このプログラムは東京では2回分だと。単に演奏時間の問題だけではなく演奏内容もかなり
 高度なのだ。 そのため大牟田では序曲なしでいきなり一部のドヴォルザークに集中する。 
 あまりにも印象の強い最後の曲ボレロは時間的には15分なのだがその余韻を充分に味わって
 いただくためにアンコールをしない。
 主催者の趣旨をご理解いただき濃密なひと時を堪能して欲しいと思う。

♪日本フイルの九州会議に出席して・・・  奏で合う想い!

2012-01-23 18:20:42 | Weblog
日本フイルの九州会議及び記者会見ではオーケストラの厳しい状況と未来への明るい双方の話題が
  あった。 オーケストラへの経費削減は民主政権になってから一層厳しさが増したようである。 
  日本の古典芸能である歌舞伎はもちろんオーケストラ、演劇、など箱ものが特に厳しいという
  声をよく聞く。
  あふれるほどのこの日本の「文化」のありようを、受け手の側も共に真剣に考えなければ
  ならない時がきたようである。 記者会見には海外にお住まいのピアニストとヴァイオリニ
  ストは欠席されたが指揮者と宮崎の高校生が出席。
  宮崎以外の九州各地の事務局関係者はこの高校生と初対面。プロモーションビデオで初めて
  その才能にお目にかかったがその素晴らしさに制服を着た目の前のおっとりとした高校3年生
  がその当人であるとは思えなかった。 歌は中学2年から始めたというがしっかり出来上
  がった声である。 指揮者もすっかり感心した様子で宮崎公演を楽しみにしている、とエール
  を送っていた。 才能ある若い人にチャンスを提供する日本フイルも素晴らしいと思う。
  この明るい話題にもうひとつ明るい話題があった。 昨年のブザンソン国際指揮者コンクー
  ルで優勝した山田和樹氏が9月から日本フイルの正指揮者に就任する。
  山田氏は数年前、大牟田でフインランデイアを合唱したとき小林研一郎のサブを勤めて
  いただいた方である。 そのときすでに山田氏の甘いマスクに女性たちの熱い視線が強く
  注がれていたものだ。
  現在では世界で活躍する若手指揮者のホープでもあり、中央では話題となっている。
  指揮者の大友直人氏は穏やかな人柄である。 新聞記者や事務局関係者には誠実に対応して
  いた。 いろいろなオーケストラで活躍しているが日本フイルとのかかわりが一番長いと
  いう。 若き日に日本フイルの生みの親、渡辺暁雄氏に師事したことも大変勉強になった、
  と話す。 世界でも有数のクラシックフアンを持つ日本だが近年、上滑りの様子が目立つとも。
  数多いオーケストラの中でもしっかりと地域のフアンに支えられて公演が続いているこの
  九州公演は特筆すべき素晴らしいことだと挨拶されていた。
  2月が一段と楽しみである。 

「ボレロ」という最高の贅沢!

2012-01-19 18:10:07 | Weblog
   20日は今年の第37回九州公演最後の会議がある。 場所はアクロス。記者会見も兼
   ねている。 指揮者の大友直人氏、ピアニストの小川典子氏、ヴァイオリンの岡崎啓輔
   氏、宮崎公演のみ出演の高校生、ソプラノの竹内まりあさんも出席する予定である。 
   全国紙、地方紙など多くの新聞社の取材を受ける
   竹内さんは昨年春の選抜高校野球大会で開会式の君が代を歌った人だ。
   宮崎公演ではモーツアルトのモテットを歌う。   
   新年のスタートから県庁所在地では内外の大型オーケストラがしのぎを削る。 そのため
   各地の日本フイル事務局は苦戦を強いられているようである。 今回の会議では話題に
   なることだろう。 地方都市大牟田ではこういった苦労はないが話題作りは必須である。
   今年はかの有名な「ボレロ」。 毎年アンケートのトップを飾る人気だがこれが演奏家
  側から言わせれば悲鳴をあげたくなる曲なのである。 1晩きりのコンサートならいいが九州
  公演という旅暮らしをこなしながらのお仕事なのである。 極度の緊張を強いるプログラムは
  疲労が数倍違うという。 昨年秋のミニコンサートをした折、楽団員から大牟田のプログラムに
  ついて冗談まじりにドヴォルザークの8番、ベートーヴェンの「皇帝」、ボレロは、東京では
  2回分だと言われてしまった。 旅暮らしが終わりに近づく頃には交流会よりも医者を用意
  してくれというかもしれない、と聞いてこれは本音だと知った。 とはいえオーケストラ側も
  フアンの気持ちを汲んで毎回2~3箇所は「ボレロ」を演奏してくれる。もっとも、体力の
  あるスタート時点のみ。 今年は初日の北九州に次いで2日目の日程。 
  2度とないかもしれないプログラムと日曜日の午後という「最高の贅沢」をお楽しみください。

♪ 頑張ってます 日本フィルコンサート準備・ガーデンホテルのロビーコンサート予定

2012-01-18 12:10:14 | Weblog
  すとれんじらぶ上映会に日本フイルのチラシ入れを行った。
  明日は文化会館主催の「小椋佳」コンサートにもチラシ入れを行う予定である。
  今年もチケットの動きが弱い。いろいろな催しものがあるがやはりどこの主催者からも
  似たような声が聞こえてくる。昨今の社会状況を反映しているのかもしれない。
  ガーデンホテルのロビーコンサートではピアノが使用できないと言われていたがそうなると
  出演者が限られて来る。楽器店に相談して電子ピアノのレンタルなども考えて欲しいと
  伝えたところ2階に設置しているピアノをフロアまで下ろしてきてくれることになった。
  有難いことだ。 その都度調律もしてくれるという。
  バラェテイにとんだ出演者が一挙に増えそうである。

  2月前半 4日(土)の出演者は女流ギタリスト壇 遼(はるか)さん。
  後半 23日(金)の出演者は中国の民族楽器「フルス合奏団」の皆さん。 
  チャイナ服を着てステージに立ってくれる。
  3月前半 10日(土)は大牟田音楽家協会員のお二人の出演。 北崎ひろみ(フルート)
  さん、中尾紗知(ピアノ)さん。
  後半23日(金)は女性コーラス「カミーリア」の出演。 指揮は高口ひろえさん。
  ホテルのお客様、音楽のお好きなご近所の方々もどうぞ楽しんでください。 無料です。 

♪ この冬一番の冷え込み

2012-01-12 21:26:37 | Weblog
  冷え込みが強い。極端な寒がりのためしっかり防寒をしている。 ミニスカートをはいた
  お嬢さんと道ですれ違った。足元だけ見るとまるで夏のスタイル。いかにも寒そうで身を
  屈めて歩いている姿勢とかなりアンバランス。人に何を見てもらいたいのだろう。
  平日の午後、しかも寒い日の昨日の十日市も通りが少なかった。
  店内のテイタイムコンサートも最低の日になった。

  音楽家協会から2月はトライアングルの出演、という予告と3月11日、あの大災害の日を
  追悼して大牟田音楽家協会主催のリレーコンサートをここコーヒーサロンはらにて行う旨の
  お知らせがあった。多方面の方々に出演していただきたいと呼びかけていくそうだ。
  いい企画である。そして忘れてはならない大事なことである。

♪大牟田ガーデンホテルのロビーコンサート ハーモニカ・デュオでスタート!!

2012-01-07 18:16:33 | Weblog
   大牟田ガーデンホテルのロビーコンサートはハーモニカ・デュオでスタートした。
   新年の1回目ということもあり宣伝は出来ていないが2回目からは工夫を
   しなければならない。
   ホテルはホームページや案内チラシなど準備していたがハーモニカ奏者のお二人が生徒
   たちに呼びかけてくれたらしくそこそこ人が集まっていた。
   1月後半の出演者大牟田ギターアンサンブルのメンバーや2月の出演予定者の「フルス」
   の演奏者、ギターソロの壇さんも様子を見に来たという事だった。
   清水さんも中島さんもさすがにうまい。 大牟田では現在トップクラスの人たちでは
   ないだろうか。 横にいたギター奏者は4オクターブも表現できるというハーモニカ
   に驚いた様子だ。 瞬間的なアレンジ芸にもしきりに感心していた。
   ホテルは天井が高く音の響きもなかなかいい。 出演者たちも満足してくれたようだ。

♪おおむたガーデンホテル 1月6日のコンサートどうぞお出かけください!

2012-01-05 20:43:04 | Weblog
   新年が明け今日からは仕事始めのところもあることだろう。 今日は一段と冷え込みが
   強いようである。 福岡の平均気温は5度と予報。ときたま雪もちらついているようだ。
   日本フイルスタッフのKさんは暮れからアメリカのオレゴン州に行っている。
   あちらには娘さん夫婦とそのご両親と孫たちが待ってくれていてクリスマスと正月を
   一緒に過ごすのだそうだ。
   楽しそうな雰囲気の写真とメールが届いた。 オレゴン州立大学のあるこの都市は
   他には産業も無く静かな落ち着いたところだとか。
   気温もほとんど日本と変わらないようで 寒いそうである。 
   ここコーヒー店は3日間のみ昼から夕刻までの営業にする予定でいた。
   1日目は年賀状書きに時間を費やし、2日目は思いがけず長崎屋の夕食会にお呼ばれ
   した。3日目は例年訪問をしてくださる帰省客と話が弾み賑わって平常通りの営業に
   なってしまった。 時間の経過が早かったような気がする。
   ガーデンホテルで作った1月6日のコンサートの案内チラシが出来てきた。
   しっくりした色刷りのシンプルなものでなかなか感じがいい。
   このコンサートは5時30分から始まる。 どうぞお出かけください。

♪本年もよろしくお願いいたします。

2012-01-05 20:41:14 | Weblog
    早々に新年の初メールを頂いたのは今年もやはりバソンの小山清さんからだった。
    ゆったりとした物言い、控えめだがユーモアあふれるセンテンスの数々。
    穏やかで飄々とした風貌が思い浮かぶ。
    日本フイルを定年退職後、オーケストラ用のフアゴットとは違うバソンという楽器で
    趣味を堪能している小山さんはあちこちでコンサートを続けているらしい。 
    ドラマ「ノダメカンタービレ」では指導にもあたりこの楽器の名前と魅力を広く知ら
    しめた人である。 この楽器の取り扱い、吹き方などの苦労話も聞いた。
    本人はなんともいえないこの楽器の柔らかな音色のとりこになっているらしいの
    だが何のことはない持ち主の小山さんにどこか似ている。 穏やかだが頑固、
    頑固だが優しい。 趣味は無意識に自分に似たものを好むものらしい。